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概要編集

1972年7月27日生まれ。

名前は「ぎょう」と読まれることも。

父の大和屋竺は同じく脚本家。


シュールな作風で知られた父・大和屋竺の弟子に当たる浦沢義雄から学び、アニメ特撮の脚本を手がける。

シリアスは王道の熱いもの(『武装錬金』『HEROMAN』など)を描き、コメディは師匠譲りのナンセンスギャグ(最たるものが『人造昆虫カブトボーグVxV』)を得意とする。そしてその双方を両立させたのが『銀魂』である。銀魂やカブトボーグでの犯行が目立っているが、「おジャ魔女どれみシリーズ」では感動回、「小説侍戦隊シンケンジャー」ではメインライターの小林靖子に負けず劣らずのガチシリアスな展開を手掛けている。また、「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」では、デジモンとの別れという重いテーマを描いている。


シリーズ構成よりもサブライターとしての参加が多く、普段は無難にこなしているがたまに尻尾を出すことがある

以下、主な犯行


挿入歌やキャラクターソングなどの作詞も手がけるが、電波かつ酷い下ネタ多発なことで有名。

ソウルイーター レイトショー』(2008-2009年)では誤字脱字が多いことをスタッフに暴露された。


弟弟子の下山健人をはじめ、隅沢克之千葉克彦とはよく共に仕事をする。

これに師匠の浦沢を加えて『人造昆虫カブトボーグVxV』で好き放題やり、ファン(ボーガー)からは敬意をこめて「戦犯」と呼ばれた。その後、この「戦犯」たちは『BLUE DRAGON』(2007-2009年)や『ToLOVEる』(第1期/2008年)『イクシオンサーガDT』(2012-2013年)にかかわっている。

また先述の下山と、横手美智子を加えた三人は『銀魂』で長く脚本シフトを組んでいたほか、特撮の『スーパー戦隊シリーズ』で協働することもある。

アニメ監督の高松信司とは『銀魂』の以前にも『銀盤カレイドスコープ』(2005年)で組んでいる。


競馬大好き編集

無類の競馬好きで、「馬主になるために仕事を頑張った」と自称する程でジャスタウェイオツウパンデモニウムという馬を持っている。

ジャスタウェイは2012年2月25日の第21回アーリントンカップ(G3)を制覇し、またオツウは2012年11月3日に京都新馬戦で勝利、アニメファンの間でもちょっとした話題となった。

メイン担当の作品だけでなく、サブ参加ですら隙あらばキャラや必殺技のネーミングに競走馬ネタを持ち込みたがる癖がある。逆に競走馬のネーミングに参加作品ネタを絡める傾向もあったが、しばらく鳴りを潜めている。


元々ハーツクライの一口馬主を務めていたことがあり、それが元で本格的に馬主の道を歩み始めたという。当初は持っている馬もハーツクライ産駒にこだわっていた。しかし下記するようにジャスタウェイの大活躍で産駒の価格が高騰してしまい、大和屋の財力では手が出せなくなってしまった。そのため2014年以後はジャスタウェイに付けられる適当な血統の牝馬や、まだ結果で出ていなくて安いジャスタウェイ産駒と言った具合に方針を改めている。


そしてついに2013年、ジャスタウェイが天皇賞(秋)を制し、ついにGI馬の馬主になってしまった。

このときは福永祐一騎手須貝尚介調教師とともに銀魂キャラの方のジャスタウェイ人形を持って写真に写っている。

さらに2014年3月にはジャスタウェイでドバイデューティフリーをも制覇、このときも人形を持って会見に臨んでいる。もはや趣味道楽の域ではなく

同時期からアニメや特撮の執筆活動が縮小していて、競馬コラムを含めてこちらが生活のメインとなっている。


大和屋が関わった作品の競馬元ネタ編集

人力飛行機に付けられた名前「ステイゴールド」。

魔女検定4級試験(無印36話およびドッカ〜ン!第35話)そのもの

ドラマCD版の必殺技「スーパーゴールデンアドマイヤ特別スペシャル」(ビバゴールデンとアドマイヤランディ)。

競馬ネタ以外でネーミングされているキャラを探す方が難しいくらい。メインキャラでは火風紺エレクパイル・デュカキス(この2人は高松信司監督の命名)以外ほとんど。

アルマフローラマリアンデールセングレンバリアシオンインコグニート等はほぼそのまま引用。

KT→ケイティーズハート

レオン→ツルマルレオン

キャラクター名:ハービンジャーエネアド

技名:ミケーネの必殺技「キングスエンブレム

シャドータウン管理人ナイトの愛馬ジャスタウェイ。もはや何も言うまでもない。更に騎乗するナイトの声優はあの眼鏡である

テイエムプリキュアで無かっただけまだマシなのか…

155話そのもの。マダオ銀さんを従え競馬で一攫千金を狙う話なのだが、夕方としてはやたら生々しい競馬ネタが30分に渡り続く。ちなみに、この時に勝った(1位に入線したが降着した)馬は「ジャスタウェイ」で、しかも展開がアーリントンカップのそれと似ているため予言と言われることも。

映画公開に先駆けて所有する競走馬の名前に「エオスモン」と名付ける。

基本的に脚本を担当した回には競馬関係のネタを多く入れており、特に事件関係者(ゲストキャラ)の苗字はほぼ確実に騎手の名前から取られている為、放送前にゲストキャラの苗字を見ただけで氏の脚本だとわかる事がほとんどである


馬主活動の詳細と主な所有馬編集

勝負服の由来編集

勝負服の柄は緑、黒うろこ、袖黒縦縞。元々、大和屋氏は青い勝負服を希望し、須貝師経由でデザインを提出したものの、審査に通らなかった。次は競馬ゲームで10種類ほどサンプルを作り、再提出したところ、4つほどが通り、その中から須貝師が選び、大和屋氏が賛同したのが現在の勝負服である。あまり使われていないということで鱗柄を狙ったとのこと。


馬主になるまで編集

大和屋氏は高校時代のオグリキャップブームをきっかけに馬主になることを夢見るようになった。大学時代には有馬記念で徹夜でスタンバって、開門ダッシュし、トウカイテイオーの単勝を購入し当てたこともあった。大学卒業後に父の後を継ぎ、脚本家になったのも馬主になれる職業であったことが理由の1つである。


ハーツクライの一口馬主であったことは上述の通りだが、その理由の一つは柴田善臣騎手と彼が主戦騎手を務めたアイリッシュダンスのファンであり、ハーツクライがアイリッシュダンス産駒であったためであった。


シアトルデライターの2008編集

ハーツクライ引退で遂に決意し、馬主免許を取得した大和屋氏だったが、2007年のセレクトセールでは大金が動くという恐怖で入札できず、2008年は勇気を出して1回入札したものの競り負け、2009年にようやく(知人に「お前、いい加減落とせよ」と言われ、)ハーツクライの初年度産駒のシアトルデライターの2008を1680万円で落札できたが、デビュー前に心臓麻痺で急死してしまった。そのため、ジャスタウェイは正確には(デビューできた)1頭目の所有馬である。大和屋氏はシアトルデライターの2008を「人生最初の愛馬」と振り返っており、彼の急死が2010年のセレクトセールでの意気込みに繋がっている。


ジャスタウェイだったかもしれない馬編集

ジャスタウェイを落札した2010年セレクトセールでは、カタログで見たサビアーレの2009を元々狙っていたが、4095万円という価格では手が出せなかった。サビアーレの2009はカポーティスターと名付けられ、2009年のハーツクライ産駒ではジャスタウェイ以外で唯一のJRA重賞馬となり、何の因果か2013年の京都記念でジャスタウェイと対決し、ジャスタウェイが先着している。


オツウ編集

大和屋氏の2頭目の所有馬はオツウである。母父トウカイテイオー、母デライトポイント(トウカイポイントの全妹)という血統で、逃げ馬のマイラーである。新馬戦快勝後、ジャスタウェイと同じく勝ち切れない時期が続いたが2014年に3連勝で1600万円以下条件まで昇格(須貝厩舎や騎手の努力の賜物とは大和屋氏談)。その後またも停滞が続いたが、2015年の多摩川Sで1年弱ぶりの勝利、遂にオープン入りを果たした。

しかしその後は重賞3着など時折好走はするも2桁着順の大敗が多く、オープン特別リゲルSでの12着を最後に引退し、繁殖牝馬となった。

しかしジャスタウェイほどじゃないが1050万円で買われて1億2000万円以上稼いだんだから本当に馬主孝行な馬である。(生涯獲得賞金額は母父トウカイテイオーの中では5位)

(初仔マジカルステージがデビューから3着・2着と「銀魂」ムードなのはさておきとしても……)

その後、マジカルステージは準OPに昇格、脚の外向が酷く競走馬になることが危ぶまれていた2番仔キングロコマイカイは2勝クラスに昇格、更に3番仔オシゲはオープンに昇格し大和屋氏にとって4頭目のオープン馬となった。


なお、3頭目のパンデモニウムは喘鳴症の影響で現役時代は未勝利に終わり、繁殖入りとなった。


イイナヅケとマダムジェニファー編集

前述の通り、ハーツクライ産駒の値上がりで、大和屋氏はハーツクライ産駒を落札できなくなった。

言うまでもないが、値上がりの理由の一つはジャスタウェイの活躍である。(須貝調教師曰く大和屋バブル。もちろんジャスタウェイが世界一になったのと同じ年にダービー馬オークス馬が出たことも理由である)

これにより、大和屋氏はジャスタウェイやオツウの産駒を自家生産する方向に舵を切り、ジャスタウェイの許嫁を4頭目・5頭目の所有馬として購入した。


第一夫人はイイナヅケという名前である。父ワークフォース・母父アドマイヤベガ・母母ブロードアピール・従弟にはワグネリアンという血統。大和屋氏曰く僕にとっての夢の配合

2018年の繁殖入り後は、計画通りジャスタウェイを配合し、2019年に鹿毛の牝馬が誕生。ジャスタウェイの仔なので「ジャスコ」と名付けられたイオンになったショッピングモールではない。パワー型の体型でダート向きとされた(上述のテオレーマ以外にも、ジャスタウェイ産駒にはダート向きの馬が多く出ている)が結局は芝のみを走り、何度か好走はしていたものの未勝利で繁殖入りとなった。

また、2020年に出産した牡馬は、長男なのでエルデストサンと名付けられた。2022年にデビューして2着2回の後3戦目で勝ち上がり、期待馬の一頭だったが、故障により休養することなった。


2021年には次女が誕生し、大和屋氏はベリーメロンという名で登録しようとしたが却下されたため、ヒヒーンと命名した。名前の由来は「馬の鳴き声」だそうな……。(大和屋氏曰く「やけになったりとかそういうことではなく、新たな境地に辿り着いた結果」)2023年6月に阪神芝1600m戦でデビューし、見事に初勝利を飾った後、口取り式で脱糞した。その名前を連呼するレース実況故にカンテレのレース動画はGIレース並に再生されることになり、SNS等でも話題となった。大和屋氏の期待通りになったと言えるか…。(なお、ヒヒーンに騎乗した銀魂ファン酒井騎手は大和屋氏に会えなかったことを残念がっていた)


第二夫人はマダムジェニファーという名前である。2020年に出産した牝馬はプリティジェニーと名付けられ、2022年7月に父同様、福永騎手を背にデビューしている。母娘共に大和屋氏が携わったアニメが名前の由来である。


カリボール編集

2016年のセレクトセールではジャスタウェイの初年度産駒が上場されたが、大和屋氏は上場産駒第1号を落札し、カリボールと名付ける(イクシオンサーガDTに登場する聖剣が由来)。2022年4月に芦屋川ステークスを制し、6頭目(デビューできなかった馬も含めると8頭目)の所有馬ながら3頭目のオープン馬となり、更には2024年に8歳にしてOP特別を勝利し、獲得賞金が1億円を超えた。

オープン馬は競走馬全体の約3%であることを考えると、ジャスタウェイ抜きでも強運の持ち主と言える。


参加作品編集

アニメ編集

シリーズ構成編集

金色のガッシュベル!!』2003-2006年 - 橋本裕志からの引継ぎで途中から

銀盤カレイドスコープ』2005年

BUZZER BEATER』(第1期)2005年

銀魂』2006-2012年

人造昆虫カブトボーグVxV』2006-2007年

武装錬金』2006年

BLUE DRAGON』2007-2009年

ToLOVEる -とらぶる-』(第1期)2008年

ソウルイーター』2008-2009年

HEROMAN』2010年

イクシオンサーガDT』2012-2013年

暴れん坊力士!!松太郎』2014年

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』2020年公開

デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』2023年公開


特撮編集

魔法戦隊マジレンジャー』2005-2006年 - 第32,37,45話

轟轟戦隊ボウケンジャー』2006-2007年 - 第13,21,27,28,34,41話

轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』2007年

美少女戦麗舞パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!』2007年 - 第7,11話

Kawaii!JeNny』2007年 - 第11,12,18話

侍戦隊シンケンジャー』2009-2010年 - 第14,16,29,36話

天装戦隊ゴセイジャー』2010-2011年 - 第7,8,13,14話

天装戦隊ゴセイジャー エピックON_THEムービー』2010年

烈車戦隊トッキュウジャー』2014-2015年 - 第13,14,26,29,30,34話

快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』 - 第26,27,31,32,40,45

小説侍戦隊シンケンジャー』2013年発行



作詞編集

『おジャ魔女どれみ』関連編集

「世界はラブアンドピース」

「深爪ファイター ~キャンディ伊藤のテーマ」

「カツジ・マンガ・コクハク?」

「フラワーベッド」

「ブツバツナイスガイ」


『金色のガッシュベル!!』関連編集

雷句誠との共同作詞。

チチをもげ!

ベリーメロン~私の心をつかんだ良いメロン~」


『銀魂』関連編集

「カトケン・サ・ン・バ!」

「万事屋ブルース」

「お前の母ちゃん何人だ!」をはじめとした寺門通の楽曲/空知英秋との共同作詞

「ダンボールの神様」


『イクシオンサーガDT』関連編集

「DT」

「どっちつかずのダイナマイト」

「ニャーミー」

「絶対服従」

「獣の歌」

「○○たま」

「全て俺のモノ」

「Mな歌」

「いつもあなたを」

「バツイチ」


関連タグ編集

脚本家 作詞家

アニメ 特撮

浦沢義雄 高松信司


外部リンク編集

大和屋暁のコラム「通暁暢達」 | 競馬ラボ

馬主大和屋暁×皆藤愛子対談「人生を懸けた趣味」|JRA公式

大和屋暁 - Wikipedia

大和屋暁とは - ニコニコ大百科

大和屋暁とは - はてなキーワード

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