愛馬で賞金6億円超を稼いだ馬主が、800万円をふるさと納税に投入した!
概要
ジャスタウェイとオツウの賞金約7億円の節税のため、31市町村へのふるさと納税(計800万円)に挑んだ顛末を綴った体験記。
藤村氏はジャスタウェイのドバイ遠征時は親族16名の応援ツアーを手配・引率したこともある大和屋氏の親戚。ファッション誌でのライターの経験を活かして共著となった。
あらすじ
「お願いだからふるさと納税をやって!」。愛馬ジャスタウェイの活躍で億万長者となった大和屋を説き伏せ、見事総計800万円のふるさと納税を完遂した恵子。続々と送られてくるお礼の品々に歓喜したのもつかの間、あまりの量に家の中はとんでもないことに……。納税特典の「一日町長体験」はじめ、体当たりで挑んだ爆笑奮闘記。
ふるさと納税の返礼品の例
高級グルメ
カニ・イクラ・ウニ・フグ刺・殻付き生牡蠣・肉・野菜・果物・松茸etc...
なお、受取先は藤村家が指定されていたことに加えて、配達日時が指定できず、突然送られてくるため、大和屋氏に声がかかることなく藤村家でほとんどが消費された。藤村家では大和屋の表札を出していたという。
人間国宝の壺
不眠不休のハイテンションで藤村氏が申し込んだ。後述の藤村氏のバーに飾られている。申し込んだ翌年は壺のレパートリーが増えた。
オーダーメイド仏像
元々、大和屋氏はネタのために50万円でオーダーメイドの木彫りの仏像を申し込もうと考えていたが、直前で藤村氏が我に帰りバッグに変更。
なお、仏像は翌年、大和屋氏が改めて申し込み、仏師が「こっちも忙しい」「ほとんどギャラもらってない」等と愚痴る中、無事に制作された。
一日町長体験
100万円以上のふるさと納税で選べる群馬県中之条町での一日町長体験。全国で試みはあるものの、実際に体験したのは大和屋氏が第1号であるという。
B.BAR恵子
藤村氏が焼酎365本、食器、鍋、包丁などをふるさと納税の返礼品で揃え、赤坂に開店したバー。
名付け親は大和屋氏で、名前の由来はぼったくりバー。ふるさと納税にかこつけて、美味しい食べ物を堪能した藤村氏を皮肉った命名であるそう。大和屋氏曰く「ぼったくりバーと言いますが、僕がぼったくられただけなので、お客さんは大丈夫です。俺からぼったくったバー恵子です。」。なお、藤村氏は名前の由来のついては「美人のBと答えている」とのこと。
こうした開店の経緯から店内にはジャスタウェイのポスターやオツウのゼッケン等が飾られている(そして大和屋氏が置き場に困った仏像、甲冑、八代亜紀画伯の絵といった返礼品も)。
シルクホースクラブのラウンジも近いため、競馬好きなお客も多く、大和屋氏と馬主仲間たちによるPOG大会の会場としても度々利用されている。
書評
「いやあ、この本読んでから毎日パソコンの前でふるさと納税してますよ。今までも紋別などにふるさと納税してたけど、これは全国各地の納税ができて本当に楽しい!」。
大和屋氏の師匠の脚本家 浦沢義雄氏
「アニメや特撮の脚本家が競走馬の馬主になるには並大抵の努力と才能があったと著者は云うが、どう考えても強運なだけです。」
放送作家・馬主 村上卓史氏
「How to本と思いきやサスペンス。(大和屋氏と藤村氏が)横並びでキャンペーンしているのが不思議なくらい……。」