世界最強馬との1640日
概要
新米馬主と世界最強馬のサクセスストーリー………と言うより、新米馬主の馬主体験エッセイ兼須貝調教師との飲み食べ歩きリポートである。
タイトルの由来
最初はタイトル未定のまま、大和屋氏が執筆していたところ、ジャスタウェイの日記というタイトルが知らない間についていたので慌ててタイトルを変更した。ジャスタウェイの本というタイトルも考えたが、ひねりが足りないと感じ悩んだ結果、最終的にジャスタウェイな本に落ち着いた。
内容紹介
1月4日に引退したジャスタウェイの馬主・大和屋暁が自ら綴る、新米馬主と世界最強馬のとんでもないサクセスストーリー。ハーツクライ産駒としてクラシックへの期待を背負いながらも低迷したジャスタウェイ。やがて天皇賞秋、そしてドバイデューティーフリーをレコードで圧勝、2014年度ロンジンワールドベストレースホースランキングで1位となる。三冠馬ディープインパクトやオルフェーヴルもなしとげられなかった世界一の快挙の舞台裏では何が……。アニメのシナリオで活躍中の著者らしく、ジャスタウェイ、ハーツクライとの妄想会話集や須貝調教師との飲み食べ歩きリポートも完全収録。
愛馬との妄想会話
ハーツクライ・ジャスタウェイ親子と大和屋氏の妄想会話も収録されている。
ハーツクライは蹴ろうしたり噛もうとしたりしてくる荒々しい性格、ジャスタウェイはマイペースでダウナーな思春期の少年のような性格として書かれている。
大和屋氏が後年に執筆したジャスタウェイが喋る小説では、ジャスタウェイの一人称が僕から私へ変わるなど、性格にやや変化がある。
夢を口に出し続ける
本著の中で大和屋氏は運を引き寄せ、夢を叶える秘訣は夢を口に出し続けることにあったと振り返る。
高校生の時から「馬主になるぞ!」、ジャスタウェイの惜敗が続いていた時でも「ドバイに行きたい、ドバイで勝ちたい」等と、夢を公言し続け実現したことから「やる前は不可能そうなことでも、大目標を口に出した方が良いんじゃないか」と思うようになったという。
関連タグ
ゴールドシップ(ウマ娘):『レース前のルーティンは牡蠣の産地毎の仕分け』という小ネタがあるが、本作で語られている「ゴールドシップの皐月賞前日に大和屋氏と須貝調教師で牡蠣を食べに行った話」が元ネタと推測される。