概要
岡田屋(三重県四日市市)、フタギ(兵庫県姫路市)、シロ(大阪府吹田市)の3社の提携により1970年に発足。
社名の由来は"J"apan "U"nited "S"tores "CO"mpany。
発足当初は関西の企業らしく大阪市福島区に本社を置いていたが、東京都千代田区を経て、1994年に千葉市幕張新都心に完成したイオンタワー内に移転。
1989年にグループ名をイオングループとし、2001年8月に社名も現在のイオン株式会社に改めた。
発足当初は小型のスーパーマーケットが中心だったが、旧来型の総合スーパーを経て、1990年代以降は郊外に多数の専門店を擁するショッピングモール形態(イオンモールなど)での展開が中心になり、その核店舗として出店することが多かった。
2011年3月には店名もサティ(元ニチイ)などとともに現社名と同じ「イオン」に統一される。
最末期には山梨県・福井県・徳島県を除く全ての都道府県に出店していた。出店経験が無いのは山梨県のみだが、山梨県初出店まであと3週間のタイミングで「イオン」となった(イオンとしては2024年に全都道府県出店を果たした)。
海外でも2013年3月までに「イオン」への転換を完了し、ジャスコの屋号は完全消滅した。
ロゴはマゼンタに白文字で「JUSCO」と書かれたものが最も有名だが、古い店舗は赤と緑の「J」がデザインされたロゴ(メイン画像のロゴ)が掲げられていた。その前の初代ロゴは単純に「J」をデザインしたもの。
その後、映画『下妻物語』公開20周年を記念し、2024年5月25日・26日の2日間限定でイオン下妻店が開店当初の「ジャスコ下妻店」に一時的に改名。国内のブランド消滅から約13年越しにまさかの復活を果たした。
余談
イオンに統合した時点で岡田屋とフタギの店舗は全て閉店していたが、シロに関しては京都市左京区の東山二条店が残存。そのままジャスコ設立前に開業した唯一の「イオン」として2021年9月まで営業し続けた(閉店時点では当然ながら最古)。初期の店舗に漏れず、賃貸マンションの1階に入居する小型スーパーマーケットであった。
かつて存在したジャスコの中で、仙台店・秋田店・明石店・姫路店・黒崎店・大分店は後に同じイオン系のファッションビルであるフォーラスに業態転換されているが、リニューアル後も「イオングループの割に知名度が低い」「一貫して商売敵(だったが今は身内)であるビブレやOPAよりも店舗数が少ない」「ほぼ業態転換でしか出店(新規でオープンしたのは金沢フォーラスのみ)していない」「北海道や首都圏の様に一度も出店経験の無い地域の方が多い」事が仇となったのか、2024年時点では閉店かOPAへと再転換されるかで「旧ジャスコ店のフォーラス」は全て消滅してしまった(仙台フォーラスは公式には「長期休業」扱いだが、金沢フォーラスは新規開業であるため「旧ジャスコ店を起源とするフォーラス」は現時点で営業していない事になる)。
関連タグ
神宮寺レン(うたの☆プリンスさまっ♪):彼のあだ名。
林輝幸(東大王):2019年4月から東大王メンバー(2019年4~7月の間は候補生)として出演。初陣の問題の正解がダンスの一種「ツイスト」を答える問題だったが、緊張のあまり出した回答が(近くにあったスーパーから)「ジャスコ」だった。その誤答にスタジオは笑いに包まれて、MCのヒロミから「今日からお前のあだ名はジャスコ!」と速攻でつけられてしまった。しかし基本的には豊富な知識量を活用して正解を叩き出すので知識のスーパーマーケットとしてはふさわしいあだ名になったと言える。
女騎士さん、ジャスコ行こうよ:ジャスコの使用許可を求めてイオングループに問い合わせを行い、使用許可をもらったラノベ。正確には許可というよりも「もうジャスコという店名の店は存在しないので勝手に使っていい」というニュアンスだった。
岡田克也:政治家。創業者・岡田卓也は父で、老舗呉服商・岡田屋を総合スーパーマーケットに転身させた。
岩永翔子:アダルトゲーム『黄昏のシンセミア』のヒロインの1人。ジャスコのパロディであるショッピングセンター「ジャコス」に異常なまでの執着を示す様がネタにされる。