曖昧さ回避
株式会社ニチイ
株式会社マイカル(現イオンリテール)の前身である株式会社ニチイ。もしくは株式会社ニチイが展開していたスーパーマーケットチェーン。
「ニチイ」は「日本衣料」の略であり、衣料品メインの店舗が多かった。
1963年、大阪市の「セルフハトヤ」、「赤のれん」、「エルピス」、京都市の「ヤマト小林商店」が合併し、株式会社ニチイが設立された。
1982年、都心立地の不振店舗の再生のため若者向けのファッションビルとしてビブレが開設された。
1984年、総合スーパーと百貨店の中間業態を目指し、サティが開設された。
1995年、コンビニと食品スーパーの中間業態を目指し、ポロロッカが開設された。
ニチイ名義の店舗は2002年8月31日に閉店した釜石店を最後に消滅している。
マイカルが経営破綻すると、イオングループの傘下になり、2011年3月1日にイオンリテールに吸収され、サティのほぼ全店舗もイオンとなり終焉を迎えた(既に閉店が確定していた広島サティだけはサティのままイオンリテールに継承され、同年7月18日まで営業を続けた)。
ビブレの方は現在も残っているが減少傾向にある。ポロロッカはマルエツ(こちらもイオングループ入り)に売却されて順次マルエツプチとなり、関西の店舗は株式会社音通に営業譲渡されてFMARTとなった。
北海道のサティは比較的業績が良かったため、2002年にマイカル本体から独立してポスフールに姿を変えたが、結局こちらもイオン傘下になり、ジャスコやサティ共々イオンに転換して消滅した(殆どの店舗はサティ時代からそのまま継続している)。
ニチイ時代のロゴは2種類あり、どちらも赤ベースで鳩をモチーフにしていた。当初は鳩が横切るデザインだったが、1979年にメイン画像のようなデザインに変更した。
関連タグ
坂本九:イメージキャラクターを務めた。
ニチイ学館
「ニチイ」は「日本医療事務」に由来し、介護業界最大手。
1968年に創業し、2002年に東証一部上場を果たした。
医療機関の診療報酬請求等を行う医事業務受託事業、医療機関経営のコンサルティング、在宅系介護、居住系介護、家事代行サービス、各種実務講座・資格取得講座などを手掛けている。