概要
元々はニチイ(後のマイカル)の北海道法人である「ニチイ北海道」として設立されたのが始まりで、1978年に江別市に1号店を開店。更に北海道のスーパーであった「ホクホー」を併合している。
2001年にマイカル本体は経営破綻したが、北海道のサティ店舗は比較的業績が良く、マイカル破綻の余波を防ぐべく、2002年1月に「マイカル北海道」から社名変更し、マイカルグループから離脱・独立して誕生したのが「ポスフール(Posful)」である。同年5月には閉店が確定していた大谷地サティを除く全店舗の屋号も更新(大谷地サティは同年10月に閉鎖され、北海道からサティが消滅)。
ポスフールの名称は一般公募で決まり、「Possibility Forever Universal Love」の略。このセンスはマイカルやサティと似通っている。
当初は独自路線を歩もうとしたが、持ち株の一部をマイカルの支援に関わったイオンが保有していたために、結局マイカル本体と同様にイオングループ入り。
2007年8月にイオン本体から道内のジャスコとイオンスーパーセンターの運営を引き継ぎ「イオン北海道」に社名変更するが、「ポスフール」の店舗ブランドは存続していた。だが、2011年にイオングループの総合スーパーのブランド統一の方針が決まり、同年3月にジャスコやサティと共に屋号を「イオン」に改称。誕生から9年で完全消滅した。
ポスフールとして新規開業したのは3店舗のみ(そのうち閉鎖された西岡店もジャスコとして再開業した事で同じくイオンになる)なので、その他の店舗は少なくとも2度、釧路店のようにホクホーから併合された店舗はなんと4度(ホクホー→ニチイ→サティ→ポスフール→イオン)も屋号が変わった事になる。
この経緯から、イオン北海道は総合スーパー「イオン」の運営法人で唯一のマイカル由来となっている。