概要
食品を中心に取り扱い、日本国内で740店舗、海外で92店舗展開している国内最大のスーパーマーケットの店舗ブランドである。
当初は「マックスバリュー」(MAXVALU) だったが1998年11月の新店から現在の「マックスバリュ」に改称した。
営業時間が長く、年中無休で24時間営業を行っている店舗も多いため、他のスーパーマーケットだけでなくコンビニエンスストアとも競合することも有る。
派生形態として、コンパクトな小型店舗「マックスバリュエクスプレス」、品揃えを充実させた大型店舗「マックスバリュグランド」が存在する。
1994年、岩手県江刺市(現在の奥州市江刺)に、1号店「マックスバリュー江刺店」(2019年1月31日閉店)を開店。
2010年2月20日にイオンリテールからの事業譲渡(実質的な分社)により新しく6社のマックスバリュ地域法人が発足し、大半のNSCの運営母体が各法人に移行(その後の事業再編により6社のち4社が消滅)。
イオン(2008年8月以降はイオンリテール)と地方のマックスバリュ運営法人が並行して出店していたため、市町村単位で複数の運営会社による店舗が混在しているエリアも多く、近隣同士の店舗でもセールやサービスなどが異ったりとややこしい面があったが、法人の再編・運営移管などで現在はかなり改善され、神奈川県(マックスバリュ関東とマックスバリュ東海)と兵庫県(光洋とフジ)以外は運営会社の重複は無くなった。
店舗網の再編により撤退した地域も存在するが、一度も出店したことが無いのは高知県だけで、それ以外の全ての都道府県に出店経験がある。
「フレックスアコレ」、「プリマート」、「ヤオハン」、「ジョイフル東海」、「ハロー」、「アーガス」、「くらし館」、「札幌フードセンター」、「ジョイ」、「いちまる」、「KOHYO」、「ピーコックストア」(旧J.フロントリテイリング傘下)、「レッドキャベツ」などのイオングループによる合併・買収前の屋号の店舗を掲げる条件に沿う店舗は改装の際にマックスバリュに屋号変更したり、更にディスカウントストア「ザ・ビッグ」に業務転換する(中にはKOHYOやマルナカに変更したことも)場合もある。
特に宮城県・福島県・長野県は県内全てのマックスバリュをザ・ビッグに転換した結果、会社名に「マックスバリュ」(マックスバリュ南東北とマックスバリュ長野)を名乗っていながらマックスバリュを1店舗も運営してない状態になったが、後にどちらもイオンビッグに吸収された。
マックスバリュの長所としては立地の良さや駐車場の広さ、キャッシュレスの融通性が上がるが、一方で食品類(特に惣菜・ベーカリー)の品質は競合店と比べると一歩譲るという評価もある。