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概要編集

1961年12月3日生まれ。栃木県宇都宮市出身。

大学中退後、タツノコプロに志願したが、笹川ひろしの紹介で1983年にサンライズへ入社。高橋良輔富野由悠季の下で働いた後、『機動戦士Ζガンダム』で初演出。初監督は1990年のOVA機動戦士SDガンダム』。

サンライズの看板作品である『勇者シリーズ』『ガンダムシリーズ』の監督を続けて任され、ぎゃろっぷの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では三代目監督として八年半の放送期間のうちの六年を勤め上げた上、2本の劇場版も担当。『スクールランブル』では2期で金﨑貴臣にバトンタッチしたが、3期OVA(最終回)で監督に返り咲くなど、信頼されていることがわかる。


いわゆるマニア気質ではない。作中の実在ガジェットに対し極端なこだわりを見せることはなく、その分はったりの利いた演出の思い切りの良さにつながっている面もあるが、少なからず、ちぐはぐて食い足りない印象を与えることもある。

銀魂』では自重しない原作再現のみならず、アニメならではの演出で定番の空気を確立。二年で監修に移ったが、劇場版では監督を務めた。エリザベス役で身バレ。

宙のまにまに』『男子高校生の日常』では全話脚本まで書いた。

2012年10月からは『銀魂』の監修、『超速変形ジャイロゼッター』の総監督、『イクシオンサーガDT』の監督を同時進行している。

監督としての手腕の高さとともに、センセーショナルな逸話に事欠かない人でもある。


逸話編集

  • 初監督の『勇者特急マイトガイン』の最終展開では、メディアの露出に対して箝口令を敷き、極秘扱いにしたが、発売時期の都合で幼年誌のみ改変の上発表した。スポンサーがヒーローが大活躍するエピソードを予想したのに対し、敢えて逆の展開となるヒーローがズタボロに負け続け、最後に勝利する展開にしてスポンサーへの抵抗と当て付けを行った。そしてエンディングでは…。→詳細は『マイトガインラストショック』を参照。
  • 『スクールランブル』の原作漫画では、ページの左右にある柱部分で内容にツッコミを入れるという演出があった(担当編集者によるもので、『魁!!クロマティ高校』でも同様の演出があった)。アニメ化の際、高松はこれを提供クレジットの左右で再現。以後、別の監督作品でも同様の手法を行い、定番となった。
  • 銀盤カレイドスコープ』では制作体制のグダグダに巻き込まれ、作画崩壊が発生。高松は激怒して監督名義をタカマツシンジにした挙句、しまいにはアラン・スミシーに変更した。これらの手直しのため、DVDの発売は半年延期された。
  • 『男子高校生の日常』では、当初エンディングを歌うはずだったアーティストが失言をした関係で、放送直前に降板。新しいエンディングが1話の放送に間に合わず、劇中の文学少女(やっさん)とヒデノリ台詞をそのまま歌にするという暴挙に出る。
  • 日本のテレビアニメでもっとも長いサブタイトルは『スクールランブル』1期の最終話「突然の「さよなら」…迷い込んだラビリンス…あなたはだれ?…教えて。「すれちがい」「片想い」とどけ、ボクの気持ち。とどけ、ワタシの想い。たぶん一度しかない季節、青春の1ページ。これが最後のチャンス、確かめたい…キミの気持ち。伝わる言葉、伝わらない想い。あの日の告白、永遠の一日、だけど…いつまでも続いていく、わたしたちの「いま」。そして明日へ…「スクールランブルフォーエバー」」。二番目は『銀魂』75話の「仕事のグチは家でこぼさず外でこぼせ!って言うからちょっとこぼさせてもらうけどね「侍の国」僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話...とか言って始まったこのアニメもはや一年半、あんな事こんな事いろんな事があったよね、で、そろそろ色々振り返ってもいいかなーと思ったのに「チェッ なんだよ総集編かよ、手抜きじゃね?」とか、アニメだって作るの大変なんだから文句言うのやめなさい!」。どちらも高松監督。
  • DT捨テル
  • 機動新世紀ガンダムX』で、第20話を制作している段階で話数短縮が決定した際、元々4話完結で物語を展開していたので、元々考えていた最終回までの展開をそこに納めるようにまとめた。また、ニュータイプとはなんぞやという問題に真正面から立ち向かい、「ニュータイプなどタダの共同幻想」という誰もが少なからず感じていた或る意味納得できる結末を表現したことでも有名。
  • 新機動戦記ガンダムW』では、本来の監督であった池田成が諸事情で降板してしまい、後半は高松が代理を務めていた。高松本人の意向によりクレジットには反映されなかったが、この時の功績から、後番組の『ガンダムX』では好きなようにやらせてもらった、とのこと。
  • 事程左様に、アニメ制作現場で起こる大人の事情に振り回され続けている苦労人であり、Twitterで「#自分が知っている大人の事情を挙げる」というハッシュタグが流行った際、「死ぬほど知っているが、つぶやくと本当に死んでしまう」という重すぎる一言を投稿している。

作品編集

機動戦士SDガンダム』(OVA)1990年 - 脚本兼任

勇者特急マイトガイン』1993年

勇者警察ジェイデッカー』1994年

黄金勇者ゴルドラン』1995年

新機動戦記ガンダムW』1995年 - 池田成からの引継ぎで代理(ノンクレジット)

機動新世紀ガンダムX』1996年

こちら葛飾区亀有公園前派出所』1998年 - 三代目/劇場版2作も

『きっかけはラフくん』2002年

スクールランブル』2004年,2008年 - 1期と3期(OVA)

銀盤カレイドスコープ』2005年 - タカマツシンジ名義

銀魂』2006年 - 監督→106話から監修,劇場版の監督も

宙のまにまに』2009年 - 脚本兼任

男子高校生の日常』2012年 - 脚本兼任

超速変形ジャイロゼッター』2012年 - 総監督

イクシオンサーガDT』2012年

美男高校地球防衛部LOVE!』2015年 - 監督&音響監督

坂本ですが?』2016年 - 監督&音響監督

美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!』2015年 - 監督・音響監督

ナンバカ』2015年 - 監督・音響監督

『美男高校地球防衛部HAPPY KISS!』2018年 - 監督・シリーズ構成・音響監督

ぐらんぶる』2018年 - 監督・脚本・音響監督

RobiHachi』2019年 - 監督・音響監督

てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』2022年 - 総監督・音響監督

ちみも』2022年 - 監督・脚本,ぴのあると名義

Helck』2023年 - 音響監督

アストロノオト』2024年 - 総監督

お買いものパンダ!』2024年 - 監督


関連タグ編集

アニメーター

大和屋暁


外部リンク編集

高松信司 (takama2_shinji) - Twitter

高松信司 - Wikipedia

高松信司とは (タカマツシンジとは) - ニコニコ大百科

高松信司とは - はてなキーワード

そのへんにいたオッさんとは - はてなキーワード

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