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人物編集

1960年10月28日生まれ。栃木県出身。別名義に福田満夫及びふくだみつお

早稲田高校卒業。サンライズから「絵コンテを読める制作進行を探してほしい」と依頼されていたアニメーターの芦田豊雄(スタジオライブ主宰)に当時の部下(アニメーターの西島克彦だと思われる)が候補として高校の漫画研究会の後輩だった福田を提案。芦田との面談を得てサンライズを紹介され19歳で入社。「機甲戦記ドラグナー」以降は演出に転身したため、立場上は社員ではなくフリーだが、以降も主にサンライズのアニメーション作品を手がけている。

代表作は「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズなど。

神田武幸を師と仰ぎ、彼の弟子を自称している。これは前述のように神田が監督を務めた「機甲戦記ドラグナー」から演出を担当するようになったため。

又、ドラグナー担当のプロデューサーで後にサンライズ社長・会長を歴任する吉井孝幸やサンライズ所属だったアニメプロデューサー古里尚丈との繋がりが強く、福田の演出や監督としての参加作品の多くが、吉井や古里が携わった作品である。

ケレン味を重視したヒロイックかつスタイリッシュなアクション演出を得意とし、その動作はひと目見れば彼が演出を手がけた事が分かる程に明確であるが、その一方でアクションの作風が狭く仕事が遅いという意見も多い。

その作風は前述の「ドラグナー」や「勇者エクスカイザー」で大張正己とともに培った物であり、そのため、大張の掲げる「オーバリズム」との共通項が随所に見られる。

平成ウルトラマン、特に「ウルトラマンガイア」の大ファンであり、『電童』のセルファイターや『SEED』のスカイグラスパー、『SEEDDESTINY』のコアスプレンダーや各種シルエットの発進シークエンスはピースキャリーからの影響がみられる。



交友関係編集

両澤千晶とは夫婦の関係。結婚以降、主婦をしていた両澤を私的な相談役、アシスタント的な立場で使ううちに、脚本執筆を薦め「新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA」以降は自身の監督する作品のシリーズ構成に妻である彼女を常に採用し続け、死去まで重用していた。ガンダムSEED劇場版が長期間凍結したのも、彼女の病気療養が一因だったとされるも詳細は不明(ガンダムはサンライズひいてはバンダイグループという企業の事業であるため、あくまで会社側の都合、事情が全てである。事実、これまでのガンダムでも監督など重要なスタッフが交代しても長期中断することもなく製作を続けたシリーズは幾つもある)。

同じく交友を持つアニメーターに作画マンの重田智がおり、福田が監督を務めたアニメーション作品では必ずと言って良い程彼を起用している。また、声優の三石琴乃も重田と同じく福田が関わった作品に高確率でキャスティングされている。


主な制作作品編集

監督編集

新世紀GPXサイバーフォーミュラ

新海底軍艦

プライベート・アイ・ドル

GEAR戦士電童


機動戦士ガンダムSEED

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM


グレンダイザーU


演出編集

機甲戦記ドラグナー

魔神英雄伝ワタル

魔動王グランゾート

勇者エクスカイザー

伝説の勇者ダ・ガーン

激闘!クラッシュギアTURBO

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE


クリエイティブプロデューサー編集

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞


メカデザイナー編集

無敵ロボトライダーG7クイーンアテナスなど


関連タグ編集

アニメーター 監督 / アニメーション監督


批判【閲覧注意】編集

【注意】この項目には批判的な内容が多く含まれます!そのような内容が苦手な方や、福田監督のファンの方は読まないことをおすすめ致します!!
















演出家としては一流ではあるという評価も多いが、毒舌の傾向があり、Twitterやインタビューでの発言に対して第三者からの怒りを買う事態も少なくはない。

その内容は時事関連から他作品への批判や挑発など、幅広い面で見られ、これら失言はある意味で福田己津央を福田己津央たらしめる象徴として扱われるケースも多い(もっとも、特にネット上のものは不確かなソースや憶測に基づいた、尾ひれの付いたデマもかなり多いのだが)。

また、である脚本家の故・両澤千晶とのタッグは、その評価を極端な物にしており、批判的な立場の人間からは「両澤の採用が一種の情実人事ではないか?」との疑義もあり、両者の関係をかけて「負債」と揶揄されたりもする(それでも種シリーズ初期構想では、両澤千晶を外す予定だったともされるが……)。

クロスアンジュ天使と竜の輪舞に於いても、作中の登場人物の行動が自爆テロを想起させる倫理上の観点から、演出を変更せざるを得なかった実状に対して、激しい怒りを顕にしているなど感情を表に出す傾向が強く、これも彼に対する毀誉褒貶を激しくしているといえよう。

また、自分の作品に対する愛情……もとい独占欲が強く、他者からの批判に晒されたり、自分以外の監督や脚本家に触れられる(=世界観を共有した作品の創造)のも極端に嫌っている(これらの思考は作品の関係者も例外ではない)。


いずれにしても、演出家としての実力や功績を相殺するレベルの問題発言を繰り返す人物として見做されている。

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