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大張正己

おおばりまさみ

大張正己とは、日本のアニメ監督、アニメーター、メカニックデザイナー。
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人物編集

日本のアニメーター、アニメーション演出家、アニメーション監督。アニメーション作画スタジオ「スタジオG-1NEO」代表。

実弟は新日本プロレス前社長(2020年10月23日-2023年12月23日)の大張髙己。

同団体でIWGP世界ヘビー級王座が新設された際には、正己氏がベルトデザインを担当した。


1966年1月24日生まれ、広島県出身。

学生時代からアニメを自主制作し、高校を卒業後、葦プロダクションに入社。『特装機兵ドルバック』の動画や『トランスフォーマー』の原画を経て、『超獣機神ダンクーガ』のメカニックデザイン(当時19歳)で頭角を現す。


その後、機甲戦記ドラグナーにてその演出スタイルを遺憾なく発揮したOPで脚光を浴び、その作画スタイルは山根理宏雨宮哲など、多くのアニメーターに多大な影響を及ぼしている。


中でも『スーパーロボット大戦OG』のダイゼンガーなどは、大張のメカニックを意識してデザインさせられた程であり、後に『ジ・インスペクター』において大張自らがダイゼンガーを動かすことになった際、本人をして非常に動かしやすかったと言わしめている。


銀河旋風ブライガーのメカアクションを手がけた金田伊功に憧れており、新人時代はオープニングアニメーターになることを夢見ていた。

後にこの夢を叶え、多数のアニメでオープニングを制作するようになっている。


作風編集

独特な影指定やマッシブな絵柄、パースを効かせた大胆な構図などが特徴で、特にロボットアニメでの仕事ぶりが有名。通称バリってる

演出面では中割り(原画と原画の間に挿入される画。アニメ業界でいうところの“動画”)を殆ど使わない、剣戟で斬撃シーンを描かない、下方から見上げるような構図の合体シーン、設定にない武器を追加するなど、ダイナミックな演出が目立つ。本人もこんなボケを見せたり。


この他、メカニックデザインの際には前述のマッシブな体型を有するメカを多く描き、同時に「ロボットは顔」として顔の造形を最重要視する。

一方で、メカニックの作画については設定画からかけ離れたアレンジも多く見受けられ、特に後述の『機甲戦記ドラグナー』のOPにおいて大胆にアレンジされたドラグナーは「バリグナー」とファンの間では呼ばれている(初期の作画は有機的なラインが多く、特にアレンジが顕著だった。現在は直線でロボを描く作画方法を確立させ、その傾向はなりを潜めている)。


自身は大のプロレス好き。

武藤敬司ら新日本プロレスのレスラーに入れ込んでいるらしく、往年のレスラーや現役のスターまで、作画演出に様々なレスラーのムーブを取り入れることがある。

特にオカダ・カズチカのレインメーカーポーズは、「(ガンダムに取らせても)ガンダムでありスーパーロボットにしてしまう、全てを受け入れる画期的なポーズ」と絶賛しており、彼の登場以来様々な場面で参考にしているとのこと。


交友関係編集

元妻は同じくアニメーターであった石田敦子(現在は漫画家として活動)。

石田がキャラクターデザインを務めた作品のOPアニメーションを大張が手掛けるなど、夫婦共作も多かった。

また、石田敦子の漫画『アニメがお仕事!』の主人公である双子アニメーターのうち、主人公は石田、双子の弟は大張がモデルではないかと言われている。

2016年11月に、モデラー・戸ヶ崎葎と再婚。

Twitterでも色々と呟いており、リツイートも多くを掲載している。


代表的な参加作品編集



余談編集

上記の『勇気爆発バーンブレイバーン』では主人公機が主人公、イサミ・アオへたまに独特な呼び方をすることになぞらえてファンからは愛称として「マサミィーーーッ!」と呼ばれる他、かなりのイケボである故に同番組のWebレイディオでは「普通に主人公として声優出来そう」と称賛されている。



関連イラスト編集

グレートマイトガイン・パーフェクトモード!!


関連タグ編集

アニメ アニメーション

アニメーター メカニックデザイン アニメーション演出家 アニメーション監督

石田敦子 池澤春菜 バリグナー バリってる


うるし原智志:高校の同級生でクラスが一緒で席が隣だったことを杉田智和氏のラジオ「アニゲラ!ディドゥーーン!!」やYouTubeチャンネルでの杉田氏とのトークで発言した

ベータマックスJ9で作画の良い回のアニメを複数見させられる『英才教育』を受けたとも。

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