概要
プレイステーションの3D対戦格闘ゲーム。同ジャンルの他社作品(バーチャファイターなど)と比較し、ライトユーザーを意識したシステム(ボタン一つで必殺技を出せる等)の搭載により人気を博した。
シリーズの続編として『闘神伝2(および調整された廉価版の闘神伝2PLUS)』『闘神伝3』『闘神伝 昴』が発売され、その間には『にとうしんでん』や、パズルゲームの『パズルアリーナ闘神伝』、ボードゲームの『闘神伝カードクエスト』等の変化球的な作品も発売されている。
他機種での展開もあり、セガサターンにて闘神伝S、闘神伝URA(この2作はネクステックが開発)、なんとゲームボーイでも熱闘闘神伝が発売された。
また、闘神伝2はカプコンよりアーケードゲーム(使用基板はカプコン製のPS互換基板であるZN-1)としてもリリースされた。
本シリーズはライトユーザーの掘り起こしとして作用したものの、逆にライトユーザーが掘り起こされ尽くしてしまい「格ゲーとしての雑さ」が浮き彫りになる形となり、21世紀を待たずして続編が出なくなってしまったと思われる。
キャラクターを使った別ゲームとしてパズルアリーナ闘神伝(パズルゲーム)、闘神伝カードクエスト(ボードゲーム)がプレイステーション用に発売された。
闘神伝シリーズ
主な登場キャラクター
初代から登場したキャラクター
カイン・アモウ(声:スティーブ・BANG・パング) ※「S」以降は置鮎龍太郎
ラングー・アイアン(声:岸野幸正) ※「3」では変更されたようだが詳細は不明
ホー・ファイ(声:大倉正章)
モンド(声:岸野幸正)
デューク・バルテルミ・ランバート(声:塩沢兼人)
ショウ(声:不明) ※「S」「2」「URA」「カードクエスト」は置鮎龍太郎、他は小野坂昌也
闘神伝2から登場したキャラクター
ヴァーミリオン(声:難波圭一) ※「にとうしんでん」は井上和彦
闘神伝3から登場したキャラクター
※声優に関してはスタッフロールで役名もなく羅列されている都合、誤記載が含まれている可能性があります。また、制作スタッフの変名と思われる人物もいます。
ヒーローサイド
シズク(声:住友七絵)
ナギサ(声:矢田耕司)
バイホウ(声:????)※ホーの代役を兼ねる新キャラクター
ヴィランサイド
テン・カウント
アタワ(声:山本圭子)
アダム(声:大場真人、バトルナレーションも兼務)
トウジン(声:平野正人)※一部の資料では青野武と記載されている
バルガ(声:江川央生)
タウ(声:佐藤正治)
レイチェル(声:山崎和佳奈)
シュルツ(声:磯部弘)
ジャッジメント(声:????)
ミス・ティル(声:三田ゆう子)
アベル/ヴェイル(声:神奈延年)
闘神伝 昴から登場したキャラクター
スバル・シンジョウ(声:緑川光)
ルーク(声:岸野善之)
ナル・アモウ(声:中島千里)
ランスロット(声:久川綾)
フェン(声:阪口大助)
プエラ(声:山田ふしぎ)
ゲンマ(声:柴田秀勝)
バン・ブー(声:岸野幸正)
みやび(声:辻桃子)
ゼロ(声:諸角憲一)
イオス(声:鈴木麻里子)
他機種から登場したキャラクター
闘神伝S
クピードー(声:寺瀬今日子)
闘神伝URA
リッパー(声:緑川光)
ロンロン(声:遠藤みやこ、バトルナレーションも兼務)
闘神兵(声:石川英郎)
ボルフ=ヴェルド・ロットパイラー(声:江川央生) ※カードクエストでは郷里大輔
番外作品から登場したキャラクター
にとうしんでん
リュウジ(声:子安武人)
シュウ(声:中原茂)
バイフー(声:立木文彦)
パズルアリーナ
セバスチャン(声:郷里大輔)
闘神伝カードクエスト
セレーネ(声:ならはしみき)
余談
このゲームの別の楽しみ方として「如何に面白いリングアウトができるか」もあるらしい。
2018年にはプレイステーションクラシックに収録される20作品の一つとして、まさかの収録がされた。
関連タグ
アースワームジム:縁もゆかりもない洋ゲーだが、タカラが当時ローカライズを担当していた関係で初代闘神伝のMS-DOS版のみ隠しキャラとして登場している。