獅子座ショックまでの経緯
獅子座といえば原作のアイオリアを筆頭に派生作品においても終始強くてかっこいい男前キャラとして扱われており、星座カースト制度においても獅子座者は悠々としていられた。
当然聖闘士星矢Ωにて「黄金聖闘士は2人」の設定が明かされても、獅子座ファンは過去の例から大丈夫とたかをくくって安穏としていた。
だが山羊座ショックも覚めやらぬ中、10話の予告で「決死の奪還!もう一人の黄金聖闘士!」の文字が躍り、追い打ちをかけるように週が明けると各雑誌のネタバレでそれが獅子座と判明した。
山羊座の二の舞を覚悟する者や、フェニックス一輝をはじめとした旧作キャラの昇格の可能性にかける者など様々な反応があり、1話でマルスが城戸沙織に発した「お前を守る黄金聖闘士はもういない」というセリフから、「今度の黄金も裏切り者のオリジナルキャラクターでは?」という悲観論もちらほらとあった。
そしてオンエア当日である2012年6月3日……
やっぱり裏切り者、しかもまたオッサン(ミケーネ)でした!
その後
獅子座の今までの高位置の扱い故に、そのショックは甚大なものになった。
しかし完全に裏切り確定+アリア利用に加え人柱にノリノリ+マルス信者、あとあと判明する本性と、何一つ擁護できないレベルだったイオニアに比べ、ミケーネは
- 裏切り者ではなく15年前の大戦時から(最初から)マルスの側近
- メインメンバーとの戦闘で手加減?してる描写。
- 人柱になった生徒たちを気にし、謝罪している。
- エデンに対して師匠として熱い指導。
- 青銅聖闘士二人の実力と気概を認め獅子宮を通す。
と人格面で擁護されている描写が多く、単なる悪ではないのでは?という予想はされていた。
十二宮編中盤ではマルスへの忠誠を連呼し「やっぱり獅子座は脳筋だったのか」との嘆きも起こっていたが、36話でマルスの正体が垣間見え忠義の理由も判明。そしてやっぱりレギュラーキャラ達を認めて通してくれるという良い人コースとなり、ラスボス疑惑もますます濃くなるメディアを倒さんと立ち向かいカッコいい人コースかと思いきや……
なんと星座カースト元下から二番目の魚座に「千日戦争も起こらない」と格下扱いでプゲラされた挙句、瞬殺されるという実にあっけない最期を迎えてしまったのである。
歴代でもっともあっさりの退場となってしまった獅子座となった。
余談
一方、山羊座ショックの時に奇妙なシンクロぶりを見せた『仮面ライダーフォーゼ』だったが、こちらの獅子座はというと十二星座中の中でもラスボスを除けばぶっちぎりの最強格として、破格の扱いを受けている(ただしこれはメインライターの誕生星座だから優遇された説が有名)。