CV:高野麻里佳
概要
邪精霊の1人で、ふんわりしたボリュームのある銀髪にリボンを付けているゴスロリ姿の女性形態。「悪意(マリス)のエモニ」を名乗る。
初登場時は幼女形態。口調は無邪気そうだが底意地の悪い性格で、相手を心身ともいたぶることを好む。
喋る熊のぬいぐるみである「ミック」を持っており、邪霊衣を着用すると何故かミックも色が変わり顔が邪悪になる。
城戸邸にやってきて、自らが種を植え込んで邪霊士にした斗樹に沙織を襲わせようと企むが美衣に見つかって彼女と戦い倒される。
十二宮の戦い直後に、ゴスロリ姿はそのままに成長した姿となり力を増して復活。
縫いぐるみも「ミック」の他に「マーズ」というもう1体を持っている。
美衣に復讐を果たすべく、彼女をメルヘンチックな空間に引き込んで再戦を挑み、ルナティック・バタフライで美衣に「あの女神はあなたを必要としていない」と囁き精神攻撃をも行い、美衣を絶望の中で死なせようとする。そして美衣を殺して邪霊士に仕立てようとするも、現れたカティアに阻まれる。再度立ち上がった美衣と対戦するが、迷いを振り切った彼女の技をくらい、白いスミレの花となって消滅する。
その後美衣との再戦へ彼女をけしかけたのはアテであったこと、彼女が消滅後アテ復活の養分とされたことがデュスノミアの台詞で明らかにされている。
消滅する間際の描写で、過去に家族関係で恵まれなかったと思しき描写がある。
技
- ナイトメアスキーム
無数の蝶を放ち、それがロベリアの花と化して敵の体を苗床にして生命を奪う。
- ルナティック・バタフライ
「人の心の涙に群がる」性質の蝶を使役し、肉体にも激痛を与える。
- ルナティック・バインド
ルナティック・バタフライで相手を取り囲み、絶望の中で死に至らしめる。
- イノセントグラムネス
備考
他の邪精霊はギリシャ神話のエリスの子供達からそのまま名前が取られているがエモニには元ネタとなったエリスの子供の名前が無い。
デュスノミアが「あの子まだ赤ちゃんみたいなものだったんだから」と言っていたことから邪精霊としての活動歴は他の者より短期間であったことが窺える。
また消滅時の描写からして元は人間だったようで、他の邪精霊とは誕生の経緯が異なっていた可能性もある。(黒サガは人格の一部をエリスに再生させられているため必ずしも元の人格通りだったとは言いきれないが)
彼女が連れている2体の熊の縫いぐるみの名前「ミック」「マーズ」はアメリカのメタルバンドMötleyCrüeのギタリスト、ミック・マーズが元ネタと思われる。