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人物

1947年1月7日、石川県生まれ。

実に半世紀のキャリアを誇り、70歳を超えた現在も現役の原画マンとして活動するベテランアニメーターである。

サンライズ東映アニメーションなどの作品を多く担当。

アニメファンには「ササモン」とも呼ばれる。


超人的な筆の早さで知られ、TVアニメの1話分の原画も1人でこなせるほど。勇者シリーズでは特によく1人原画を担当した。「原画一本で『佐々門御殿』と呼ばれるほどの豪邸(スタジオ付き)を建てた」という伝説がある。それ故慢性的な人手不足に苦しむアニメ業界で、スケジュール管理におおいに貢献してきた。


その早さは同業者達も認めており、同じく筆が早いと言われる大塚健ですら感嘆するほどであり鈴木俊二も「佐々門さんみたいな人が居てどんだけシリーズのスケジュールが救われてきたか」と発言する程である。

それほどの筆の速さを誇りながら、自宅スタジオで作業をするのは朝から夕方までと決めており、期間が4週あれば3週で完成させて投函し、残りの1週は自由に過ごすと言われている。


そのかわり画風が古く、やや目が細く、首が伸び若干下膨れになるなど、キャラデザに合わせることが苦手なようで(速度優先の仕事で起用されがちなためそうなるので、時間をかければそれなりに合わせられるという話もある)、相性のよくないキャラデザだと物凄い違和感が出ることもある。


そのため視聴者の好き嫌いはかなり分かれるアニメーターでもあり、1980年代には河合静男進藤満尾と並んで冥界三巨頭」「三邪神」などと呼ばれたこともある。

特に聖闘士星矢のTVアニメ第68~70話における、VSアフロディーテという、よりによって作中屈指の美形キャラ対決を進藤(68話)・河合(69話)・佐々門(70話)が担当し、キャラデザ崩壊の嵐で視聴者を抱腹絶倒させた件は語り草。


全シリーズで作画監督を務めた勇者シリーズにおいても、1990年代という事もあり他の回と比較した作画の差は歴然で、ソフト販売を重視した作品である最終作勇者王ガオガイガーにおいては、連名で参加したり、登板機会が減少していた。

また後年、勇者指令ダグオン望月智巳監督は自身のブログにおいて、当時シリーズの担当が内定した際にサンライズの社長である吉井孝幸氏から食事に誘われ、その席でいくつかの助言を受けたとされるが、その中の一つに「佐々門さんはローテーションの一人であり、スケジュールを支える上で欠かせない人なので、認めてほしい。というものがあったという。こういったことから彼の作画のクセについては、視聴者のみならず現場においても、共通の認識であったとみられる。

ただし手掛けた作画自体は不自然な描写もなくよく動く方であり、勇者警察ジェイデッカーの39話『マシンの魂』等人気の高いエピソードも多く、氏の柔らかいキャラデザインが温かみのあるエピソードに合っていると評すファンもいる。


1980年代前半くらいまでは自らキャラデザを手がけることもあった。最近はあまり作画監督や1人原画担当としての登板はないが、近年でもアニメ制作のお助けマンとしてあちこちの作品で原画担当としてクレジットされている。


担当作品名

キャラクターデザイン

作画監督、原画

関連タグ

アニメーター 作画監督

八島善孝 「作画力の評価は微妙だが筆が早く1人原画のお助けマン」という共通点がある。

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