タグとしては「カミュ」が殆ど。
プロフィール
概要
氷の闘気を使う赤髪(アニメでは緑がかった青髪)が特徴の水瓶座の黄金聖闘士。
アニメなどでの発音は「カミュウ」と呼ばれることが多い。
因みに原作カラーでは赤いマニキュアを塗っていたり、髪型も十二宮編では前髪が短めだったりした(後に伸びている)。また眉毛が二股に分かれているが、アニメ版ではたまに忘れる作画監督もいた。
同期の多くの黄金聖闘士らと共に僅か7歳の幼年齢にして黄金聖闘士になった実力者で、氷河とアイザックの師。
また八番目の天蝎宮を守護する蠍座(スコーピオン)の黄金聖闘士ミロとは互いの命を預け合う友人同士であり、大人キャラ間の友情があまり描かれない「聖闘士星矢」世界においては、希有な関係を築き上げている。
3年前より教皇による聖域への度重なる招集により教皇に疑いを持っていた。
十二宮戦では氷河が他の黄金聖闘士に嬲り殺されることを恐れ、他人に殺される前にオーロラエクスキューションで仮死状態にし、その肉体が朽ち果てないようフリージングコフィンで氷漬けにする。
結局は宝瓶宮にて氷河と戦い、自身の命をかけて氷河を絶対零度にまで導いたが、相打ちとなり倒れる。死の瞬間まで氷河を見守る師として描かれていた。
(ただ、氷河は天蠍宮でのミロ戦で絶対零度を身につけていたので、この戦いはオーロラエクスキューションを受け継ぐためだったと思われる)
ハーデス編では他の黄金聖闘士らと共にハーデス側に寝返った振りをして十二宮に攻め入ってシャカに視覚を奪われたが、その後ハーデス城で消滅間際に氷河と再会した際に、目が見えないながらも、氷河の声で彼の位置を察して微笑みかける等氷河へのまなざしは変わらなかった。
*劇場版第三作目「真紅の少年伝説」では殉職した他の黄金聖闘士と共にアベルの小宇宙で蘇生し、氷河に“これからは自分らとコロナの聖闘士達でアテナとアベルを守る”と発言し、彼を戸惑わせる。
……がそれから間もなくアベルがアテナを殺害したことで、アテナへの忠誠心からシュラと共にアベル粛清を試みるが、コロナの聖闘士たちの連携攻撃であえなく返り討ちにされてしまった(その後氷河は“師よ…貴方もアテナの聖闘士だったのですね…”と迷いを振り切り、コロナの聖闘士の一人・髪の毛座《コーマ》のべレニケを撃破している)。
師匠としては自身が14歳の時点で2人も弟子を預かって指導していた。
アイザックとの会話から他に環境の厳しさから途中で脱落して逃げた弟子が何人もいたようので、実際トータルで持った弟子はもっといる可能性もある)
彼の技のオーロラエクスキューションはその後も氷河が継いでいる。
クールがモットーの氷河の師匠なだけあり基本冷静な性格だが、
・ポセイドン編での回想シーンでは弟子に対してとてもにこやかな笑顔
・教皇と女神の内輪もめが原因である十二宮編で唯一教皇側とも沙織側でもなく氷河のためという私情で戦っており、両方に対してのコメントもない(氷河曰く一度決めたら敵としての立場は変わらない為)。
・無人とはいえ他人の宮に氷の棺を置き涙ながらに去る。
・互いの攻撃がぶつかってできた凍気が氷河にぶつかりそうになり焦る。
とその性格は弟子同様冷静になりきれないようである(この点はアイザックに指摘されている)。
また、非常に高潔な人柄だが、一方で繊細で思い詰めやすい性格でもあり、切羽詰まると案外冷静な判断力が働かず、自分自身も愛する者も傷つける最悪の方向へ飛躍してしまう傾向がある。(カミュ自身はまだ20歳そこそこの若者なので、無理もないところはあるが)。
十二宮戦のさいには、教皇への忠誠心と弟子への愛情の板挟みになった末に、「黄金聖闘士の誰かに惨殺されるくらいなら…」と闇落ち思考に陥り、最愛の弟子・氷河を手にかけようとした(そして思いあまってやらかしたのが弟子の氷漬けの置き去りである。そのときは氷河を殺さずに済んでも、あとあとどうするつもりだったのだろうか)。
さらには氷河との相克劇に、これを見かねた蠍座のミロを巻き込んで彼の手を煩わせ(下手をすればミロのほうが氷河に討たれる羽目になっていた)、最後には絶対零度に目覚めた氷河との(どちらかが死ぬしかない)師弟対決に踏み切って、氷河に必殺技を授けるのと引き換えに命を落としている(ミロやアルデバランなどは、氷河とその仲間たちの行動に理解を示したために生き残っており、カミュも氷河と冷静に話し合うなどすれば、何も死ななくても済んだはずである)。
のちの「黄金魂」でも、少年時代の過失を思い煩うあまり、突如仲間たちの敵に回ったあげく親友のミロを真っ先に討ち果たそうとした。
このように、誰にも相談せず、ひとりで思い詰めた末にとんでもない方向へ暴走するクセが時々見られる(そして被害者はだいたいいつもミロである)。
ただ、愛情を抱いた相手には命すら惜しまず、すべてを与え尽くそうとする性格だからこそ、氷河にあれほど慕われたとも言え、周囲にあれこれ迷惑をかけたわりには、死後も模範的な人格者として語られている。
アニメ版
氷河とアイザックの師である水晶聖闘士の師という設定だった為(アニメで水晶聖闘士を出した後に原作でカミュが登場した為の苦肉の後付けだった)に幾分氷河との関係がまわりくどくなっていた。
わが師の師はわが師も同然!!という迷セリフもこの設定からである。
OVAのハーデス十二宮編ではその最期が若干変更されており、駆け寄った氷河に抱きしめられながら消滅している。
氷河をフリージングコフィンで氷漬けにした際にその事を心の中で水晶聖闘士に謝罪していた
黄金魂
幼少時の修業時代に過失で雪崩を起こしエイクシュニルのスルトの妹を死なせてしまっていた贖罪の意識からスルトに協力しミロと敵対する。しかしグラニルのシグムンドには信用されておらず、ミロを助けるような行動をとっていたのではと疑われている。
しかし、実際にアスガルド陣営についており、ミロとシュラを全力で迎え撃った結果、2人が倒れる要因となっている。
しかし、スルトへの助勢では彼の心が救えない事を悟り、止めるために戦い、神聖衣を顕現させてスルトを撃破。しかし、カミュもスルトとシュラの連戦で力尽き、スルトと共に炎の間の崩壊に巻き込まれた。
崩壊に巻き込まれた後、どのようになったかは不明だが、アフロディーテのロイヤルデモンローズの効果を受け、仮死状態となって生存、12話において復活を遂げている。
復活を遂げた際に目的は果たせたのかとミロに問われ和解を果たす。
肉体が消滅する瞬間には残す言葉もなく浄土へと去っていった。
エピソードG
7年前(13歳)で弟子をとる前だからか徹底してクールなキャラになっており、アイオリアをフォローしたりしている。
エピソードG アサシン
現世への復活に失敗し、半ば暴走状態で厳島神社に封印されていたが神聖衣を身に纏い復活。ロストワールド側のアイオロスの幻朧魔神拳(幻朧魔皇拳の上位技)で支配されており、水瓶座の黄金聖闘士を受け継いだ氷河と激突。
氷河、更に死の淵から蘇ったアイザックによって正気を取り戻すが・・・
ちなみに正気に戻った時、氷河から娘のナターシャを紹介され、君の『祖父』だと思ってほしいと発言。
なんとお爺ちゃんになってしまった。
LegendofSanctuary
他のキャラ同様、デザイン面がかなり異なっており、カラーリングはアニメ版に近くなっている。
水瓶を模したらしいパーツが聖衣の肩の上についているが、これは無反動砲なわけではない、多分。
Ω
本作中ではカミュ本人は既に死亡して久しい時間軸であるため登場しないが、水瓶座の聖衣は敵サイドに渡っている。しかし「聖衣が強い自我を持っている」と設定され無理矢理術をかけてなんとか敵方の選んだ担当者に着用させられており、カミュの遺志の強さを匂わせる設定になっている。
また第二期に入ってからのエピソードで、かつて水瓶座の聖衣を所有していた敵キャラが氷河の前でカミュを侮辱し、見事彼の地雷をブチ抜いて氷漬けにされるというくだりがある。(ちなみにカミュを辱めたことで氷河の怒りを買い制裁されたキャラは、こいつで二人目である)
氷河はすでに三十路に入っていると推定され、カミュの死亡時年齢より10歳以上年上になっているが、今も亡き師への尊崇と畏敬の念は強いようだ。
Knights of the Zodiac
天秤宮において、教皇の指示でギャラクシアンウォーズを止めに行ったのに離反したことについて
言及しており、教皇は寛大なお方だと氷河を諭すシーンがある。他の描写は殆ど原作と変わらないが、宝瓶宮でオーロラエクスキューションのぶつけ合いをした後、修行時代の回想シーンが新たに追加。氷河と共に氷壁を登り、オーロラを見せて氷の聖闘士のあるべき姿を語る。
技
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