乙女座のシジマ(バルゴのシジマ)は『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』に登場するキャラクター。
聖域十二宮の処女宮を守護する乙女座の黄金聖闘士で、殆ど口を開くことがないため『静寂なる男』とも呼ばれる。
ややくせのある赤毛の長髪が特徴的で、額には輝くビンディのようなものがある。
サイコキネシスの能力を持っており、普段は口を開かずテレパシーを使って相手の脳に直接語りかけるという形で会話をしている。
これは小宇宙を蓄えるためであるとされ、口だけではなく目を閉じていることが多いのも同様の理由からだと思われる。
赤子にされてしまった城戸沙織を裏切り者の教皇やカルディナーレから守って逃げたものの、教皇の罠にかかり苦戦している。
しかし一方で自宮の処女宮に、あらゆる者の精神を破壊する「無響空間」と、「老門」「病門」「死門」「生門」からなる「仏陀の四門」の2つの結界を張っており、自身が不在でも自宮の守護ができるようにしていた。この四門は
「老門」を選ぶと一瞬にして老人になり進む気力がなくなる
「病門」を選ぶと病を負い立つこともできなくなる
「生門」を選ぶと一生,処女宮をさまよう
「死門」を選ぶと脱出はできるがいずれ死を迎える
という、どれを選んでも詰むことが確定している結構えげつない仕掛けである。
最終奥義は乙女座伝統の必殺技・天舞宝輪からの派生技である
『神音・吽形』。宇宙の最後を現出して全てを闇に飲み込む。
対抗するには宇宙の開闢を現出する『神音・阿形』をぶつけるしかない。