「リア充はいねが―――――っ!!! 」(3巻第0限より)
人物像
CV:斎藤千和
『のうりん』の登場人物で、県立田茂農林高校の教師。主人公・畑耕作のクラスの担任教師である。
通称「ベッキー」。担当科目は家庭科だが、醤油かけご飯に鰹節を振りかけただけのご飯を調理実習で作るほど授業として成り立っていない事もある。
40を過ぎたアラフォーながら独身で、年齢不相応なアイドルじみた可愛らしい服装が特徴でもある。
おまけに下ネタ話や痛い行動(全身にエッセンシャルオイルを塗りたくり、M字開脚で自撮りをする、着席する際に「どっこらセッ〇〇!!」と言う、死語を頻繁に口にする、女体盛りをやるなど)も平気でする残念な女性。交際相手にいたっては、先に姪が獲得してしまった。
ぶりっ子口調で話すが、時々下品な喋り方が混じる。
一見、可愛らしい外見に見えるが、リアル画になると皺が目立つ恐ろしい表情に変貌する(おそらく、化粧で無理に若作りしているか、アニメフィルターが切れた本来の顔のどれか)。ちなみに巨乳。
その残念ぶりは、耕作をはじめとした生徒たちをして「なんで我が県は税金使ってこんな変態飼ってるの?」と言わしめる程。なお、県立高校の教師はれっきとした地方公務員である。
実は、これでも父親は県議会議員で母親は教育委員会のトップ。こんな人間性でよく親から勘当されないものである……というよりは、むしろその両親の権力を笠に着て教職に居座っているとみて良い。さらに恐ろしい事には叔父が県警のエラいさんであるため、たとえ檻の中にブチ込まれる事になっても送検すらされる事なく説諭のみで前科もつかずに帰されるという、「県内無双」状態にある。
孤独感に限界まで苛まれると「独神」(ヒトリガミ)となり、50cc原付きを爆走させて校舎や実習農場を荒らしに来る。しかも、邪気に当てられた植物は枯れ落ちるなど嫌なおまけ付き。
更に結婚に関するマイナスなワード(マリッジブルー、親権裁判など)を呟きはじめると悪魔化する。
人生の荒波に揉まれたためか、水田に沈められたり、アンチエイジングのために断食し、あわや即身仏寸前になった際にはトマト一個で(変身ヒロイン的なオーラを纏って)元に戻ったりするなど生命力が尋常ではない。
ただ、普段のはっちゃけぶりを知っていれば信じられない事だが、きちんと信念を持って教師の職を全うせんと、自らを盾にして教え子たちを理不尽からかばう事もある。通称「きれいなベッキー」モード。
必殺技
ガイヤ
星型の軌跡を描いてこれを滾らせる事で背中に翼が展開するほどのパワーを発揮できる。
アラフォー幻魔拳
浴びた相手に自身の過去を見せてアラフォーの苦しみを味わわせる。
それによると幼稚園時代までは男子とも仲がよかったが、小学生時代を境に運命が狂い始め、高校時代は補導されるなどのロクな目に遭っておらず、妹の娘はもうすぐ高校生になるほどにまで時が過ぎてしまったとのことである。
うろたえるな小僧ども!!
アラフォー幻魔拳で大ダメージを負った生徒を空中に巻き上げ、綺麗に着席させた技(?)。
アラフォーディメンション
ジェネレーションギャップで大ダメージを負った彼女が男を捕まえるべく使用した技。
背中から迸るエネルギーから作り出した異空間に相手を閉じ込める…が、なぜか非常口付き。
空間内部にはベッキーが親しんだ文化の記録が映し出されている。
小ネタ
記録映像で確認できるものは次の通り。
映像の傾向から彼女の全盛期はおそらくバブル期頃(1980年代頃)。
オート三輪
1950年代頃に見られた三輪トラックのこと(『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で野原ひろしが乗っていたアレといえばわかりやすいか)。
いわゆるミゼットなどが有名なのだが、ベッキーがアラフォーなので活躍した時代とは噛み合わない(参考までに本作の連載開始時期が2011年頃である)。
ステップを踏む男性
おそらくはドリフターズが披露していた大道芸風のダンス「ヒゲダンス」からではないかと思われる。
これが人気を博したのは1979年頃である。
特徴的な形のゲーム機
エポック社が1981年に発売したゲーム機カセットビジョン。
スカートを捲り上げられる女性
丸善石油のハイオクガソリンにおけるフレーズ「Oh!モーレツ」が元ネタ。
元ネタでは小川ローザが演じていたが、このCMが放送され始めたのは1969年である。
顔のある塔
万博の開催年は1970年。
猫の免許証
なめ猫が元ネタ。
展開開始は1980年代前半期。
ネッシー型の首長竜
おそらく、バブル期に使用されていた送り迎え役の男性を指す「アッシーくん」に掛けたシャレ。
ちなみにUFOや終末論、ツチノコなどのオカルトが流行った年代も70年代と90年代である…。
イヤホンを付けた猿
1980年代後半における「ウォークマン」のCMが元ネタ。
パラパラを踊る女性
パラパラとは1980年代後半に隆盛を極めたダンスのこと。
両手を上げる宇宙人/緑色の服を着た女性
前者の元ネタはおそらく『捕まった宇宙人』の有名な写真と思われる。
後者の元ネタがわかる方は追記願います。
テーマソング
タイトルはズバリ、『ポニーテールの四十』。
第8話のEDテーマといろんな意味で危ない。作詞は中野愛子、水野大輔、作曲・編曲は水野大輔が担当。
新婦の友人代表として呼ばれ続けること幾星霜、プロ顔負けのソングパフォーマンスを披露し「AKB40」と称され時に名乗る。その意味するトコロには涙なくしては語れぬ秘話がある。
さて、気になる内容だが、婚期を逃して拗れに拗れたアラフォー女子(?)の切実な叫びで構成されており、後半にいくにつれてひど…悲惨になっていく。
なお、中の人の感想は「結婚してて良かった……」だったそうである。
中の人関連
『ぱにぽに』のレベッカ宮本先生と「職業」「通称」「中の人(声優)」が同じ。
本名では中の人の持ちキャラに「日向 夏美(ひなた なつみ)」もいる。
どう考えても狙っています。本当にありがとうございました。
余談
「あいコン」で給食の話題が出た際に「鯨の竜田揚げ」を挙げて周囲から「高級食材」と驚かれているが、21世紀以降、小・中学校によっては鯨肉が給食で復活した地方もあるくらいなのでその世代の人にとっては「高級食材」の印象は薄いかもしれない。
合コンに参加していた人々の世代がいわゆる鯨肉が「高級食材」と認識される世代だっただけの事で、現在の彼女がベッキーに合コンに参加していれば、この話題で傷付く事はなかったのかもしれない。
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