「それがバイオの力よぉん」(2巻第2限より)
人物像
『のうりん』に登場する人物。田茂農林高等学校2年B組所属。
「四天農」の1人。「バイオ鈴木」の二つ名を持つ乳酸菌と食品加工のエキスパート。自称「発酵の美少女」。ゴスロリ風の改造制服の上に白衣を着ており、自身の専門分野に対しては学内において他の追随を許さぬ優秀さを誇る。が、それ故に態度がでかい。
美少女なのだが、筋金入りの腐女子(前述の「発酵の美少女」の自称はこれにもかかっている)でBL漫画を自分で描いているほど。
だが、それらが高じすぎて(後述)実際の勉強においてはバイオテクノロジーおよび食品系の専門学科を除いた一般教養科目(つまりは大学受験等に一番必要になる教科)が大全滅、という専門バカの様相を呈している残念な美少女でもある。
そのため2年2学期の期末テストでは四天農の一人にもかかわらず、畑耕作と中沢農らと共に「(成績)底辺ズ(ボトムズ)」の一人としても名を連ねてしまう。
容姿や口調から「ローゼンメイデン」の水銀燈のパロディキャラといえる。
アニメにおける声優は大坪由佳。
ちなみに作者が公式ブログで実施した「女性キャラ限定人気投票」で、なんとメインヒロイン(笑)(注:公式表現ママ)と安定のむっちりを抑えて、見事「初代のうりん女性キャラ人気第一位」に輝いている。
そのためか原作においては、四天農の中でも、かなり出番が優遇されていると言っていい。
ソドム鈴木
「わぁ~いホモ! あかりホモ大好きっ! 」(8巻第6限より)
前述の通りBL漫画を描いており、夏休みや年末には有明の聖地に赴き同人サークル「腐乱軒」を率いている。参加当初は2冊しか売れていなかったらしく、やおい穴までやらかして散々だったらしいが、努力の結果として今や押しも押されもせぬ壁サークルへと成長したらしい。
すると「友情・努力・凌辱」をスローガンに掲げている凌辱系BL雑誌『月刊少年凌辱(げっかんしょうねんレイプ)』編集部からスカウトを受けて「ソドム鈴木」のペンネームで読切掲載・連載を開始する事になってしまう。(当然、学校にも親にも内緒にして……なのだが執筆の大半は親の目も教師の目も届かない実習教室の片隅で描いていたりする)さらにその漫画は、BLなんて生やさしい物ではなく、「薔薇族」や「Badi」で発表されてもおかしくないほどの内容。
執筆中にテンションが上がる(やおいの神が降りる)と、原稿を描きながらみさくら語級の隠語を絶叫する。
人気作を抱えるものの漫画家としてはある意味最低で、締切間際にどうでもいいところが気になりだして修正を始め、結局破綻し原稿を落とす、というどうしようもない癖がある。そのため担当は時間的にギリになると東京から新幹線で飛んでくる。
読切作『隠しゲイ』発表後、シリーズ連載『男エッチ』を上梓。好評の後、自身のバイオ知識を駆使した本格連載BL医学漫画『ブラック・フ●ック』を開始するという漫画の神様卒倒モノのBL街道を驀進している。(己の成績と引き換えに)