聖闘士星矢における概要
聖闘士星矢に登場するフェニックス一輝の必殺技。「鳳凰の羽ばたき」ともされる。
車田漫画では珍しいことではないのだが、掌を突き出すと相手が吹っ飛んでいるという技であり、詳しい原理はわからない。
ただ作中の描写を見ると、どうやら掌底で爆風を巻き起こし相手をまとめて吹き飛ばす技であるようだ。
背景には鳳凰が舞い、多くの敵を一撃で倒す派手な大技として描かれ、見開きページで使われることも多かった。
アニメでは初期の頃は両手を横にかざし、鳥の羽ばたきのような動作で前方でクロスさせて炎を帯びた突風を巻き起こし、吹き飛んだ相手にパンチでの追撃を行う描写だったが、中盤からは肩から腕を回して両腕でパンチを繰り出して炎の竜巻を発生させ、追撃を行う描写となっていた。
小説版『ギガントマキア』でも対象が焼け焦げる描写がある。
ただ、原作では一輝自身が「炎の拳」を自称していたことはあるものの、実際に攻撃を受けた相手が火傷を負ったり燃えたりといった描写があったわけではない。
ただし、属性設定のあったΩのみならずNDでも特に説明無く(鳳翼天翔の技とは別に)炎を出している描写はある。
一輝の鳳翼天翔を見事にシャットアウトしたことがあるのは、乙女座のシャカと双子座のサガの二人のみである。
「エピソードGアサシン」では強化技と思しき「咆極煉皇」が登場。獅子座の黄金聖闘士になった為か、ライオンを意識したネーミングとなっている。
ポーズについて
大体のポーズが一致している他の青銅一軍の技とは異なり、作品ごとにモーションが細かいところで変わったりする事が多い技である。ここでは数ある鳳翼天翔のポーズについて見ていこう。
- 例その1
一般的なパターン。
両手を羽ばたかせて空中高く飛び上がり、両腕を大きく回して突き出して作り出す炎の渦に敵を巻き込み、トドメに右腕を突き出して火の鳥を放つ(作品や話によっては火の鳥を放たない事も)。
「邪神エリス」のオルフェウスでは発射後に一輝も敵に突っ込んでいるかのような描写がなされた他、「天界編 序奏〜overture〜」のテセウスとの戦いでは腕を大きく回すモーションは省略され、右腕を突き出し、そのまま火の鳥となって突っ込む技となっている。一方で「聖闘士星矢Ω」では腕を大きく回すモーションと同時に火の鳥を放つ。
「聖闘士星矢戦記」などのゲームでは腕を回すモーションが省略され、火の鳥を発射する技としても使用が可能となっている。なので「鳳翼天翔!鳳翼天翔!鳳翼天翔!」と技名を連呼する一輝兄さんが見られる。
- 例その2
「真紅の少年伝説」でのパターン。
例1と同様に腕を大きく回すアクションを取ったのち、すれ違いざまに敵を拳を浴びせる。
なので羽ばたかないし、火の鳥も発射しない。
- 例その3
「冥王ハーデス冥界編」で使用されたバージョン。
これまでのようなモーションは取らずに平手を突き出し、炎の奔流を放つ。
余談
同作者の旧作『風魔の小次郎』で「第二部・聖剣戦争篇」のボス・華悪崇(カオス)が持っていた聖剣は「鳳凰天舞」である。
東方Projectにおける概要
彼女も不死鳥をモチーフとした「死なない人」であり、パロディとして不死「火の鳥 -鳳翼天翔-」というスペルカード(必殺技)を使用する。
鳳翼天翔について、ZUNも「どういう仕組みかは不明だが強いらしい。」とコメントしている。
このスペルカード専用のタグも存在する。→不死「火の鳥-鳳翼天翔-」
攻撃の内容としては、自機狙いの火の鳥×1が2回、火の鳥×3が1回のループになっている。
なお、同作では上位種(自機狙いの火の鳥×5が2回、火の鳥×5が3回、速度上昇)のスペカ(ラストワード)として「フェニックス再誕」が登場する。
pixivなどでの二次創作では、上記のフェニックス一輝の技とのダブルパロディ作品も多い。
陰陽座における概要
2003年6月4日リリースの、メジャー3rdシングルのタイトルチューンである。
同年リリースのアルバム「鳳翼麟瞳」にも収録。
歌詞の元ネタはどちらかというと手塚治虫の「火の鳥」とのことである。
(ただし作詞作曲者の瞬火はかなりの漫画通なので上記の技名も当然知っていたと思われる)
この曲のヴォーカルは黒猫が1人で歌っている。
関連タグ
テイルズオブゼスティリア ノルミンと呼ばれるマスコットキャラの一人にフェニックスがおり強翼天翔という技を使ってくる。フェニックス一輝の中の人ネタ。