概要
4人組のツインギター、ツインヴォーカル(専業Vo+ベースボーカル)編成でキャッチフレーズは「妖怪ヘヴィメタルバンド」。1999年結成、2001年メジャーデビュー。
メジャーデビュー時は5人編成だったが2009年に当時のドラマー、斗羅が脱退してからは正式ドラマーを置いていない。
和服や平安装束のようなステージ衣装を着用し、歌詞からは日本語以外の言語を極力排除して古語・漢語を多用する(例外は『業』を『カルマ』と読んだもののみで、それも梵語である)。
一貫して日本的なテーマを採用しており、妖怪や民俗学、歴史を題材にしたものを中心に、山田風太郎の『忍法帖シリーズ』のオマージュである『○○忍法帖』シリーズ、京極夏彦や手塚治虫の作品に題材を採ったもの、瞬火、招鬼、狩姦らの出身地である愛媛県の方言を取り入れたものなどがある。
複数の楽曲で壮大なストーリーを紡ぐ組曲も度々発表しており、2004年には源義経を題材とした組曲を、『蒼き独眼』『紺碧の双刃』では太閤豊臣秀吉が生きているままでの独眼竜伊達政宗の組曲を、アルバム『金剛九尾』では九尾の狐(玉藻前)が退治されるまでの組曲を表している。
10枚目のアルバム(封印廻濫はミニアルバムであるため除外)『鬼子母神』ではアルバムの全曲で『組曲「鬼子母神」』を構成している。
これらのコンセプトは大半の作品で作詞・作曲に携わっているリーダーの瞬火によるものである。
また元DTPデザイナーでもある瞬火がデザインワークを担当し、招鬼がグッズのイラストを担当している。
ライヴはアンコールが多く、場合によっては5回、曲数も本編に匹敵するほど行うことがある。
会場の照明が点灯し、公演終了のアナウンスが流れてからアンコールを行ったこともある。
またツアー最終日の慣例としてアンコールの終盤でハードなヘドバンナンバーを休みなく連発する『極楽地獄』というものがある。
ファンのことを「式神」と呼び、「式神倶楽部」という公式ファンクラブがある。
2020年初頭に黒猫が突発性難聴およびそれに関連する発声障害を患ったため約2年半ほど事実上の活動休止状態になっていたが、黒猫の回復とコロナ禍の規制緩和が時期的に上手く重なったこともあり2022年末の音源リリースから活動を再開、2023年からライブ活動も再開している。
メンバー
結成以前から黒猫がこの名前を使用していたため、他のメンバーもそれに倣い猫にちなんだ名前を名乗っている。
サポートドラムとして石川和智、土橋誠などが長く参加している。
過去のメンバー
斗羅(とら/ドラム)北海道出身。現在は本名の河塚篤史で活動。脱退後2年ほどもサポートの扱いで参加。
なお、瞬火と招鬼が実兄弟であり、狩姦が招鬼の郷里時代からの友人である。
関連タグ
バジリスク〜甲賀忍法帖〜:アニメでは主題歌を担当。
人間椅子:和風ハードロックの魁の一組。
筋肉少女帯:同上。瞬火の目標だったり、河塚がサポート参加してたり。