SGという名のギターは、ギブソンから発売されているものと、ヤマハが発売しているものがある(海外仕様は"SBG"と名づけられている)。
概要
(ギブソンSG)
当時はレスポールの後継機種として発表されたため、依然として「レスポール」を名乗っていた。
しかし1963年、レス・ポール氏との契約が切れた事により正式に「SG」として販売され、現在に至る。
(ヤマハSG)
ヤマハの看板エレキギターである。
製品としては1966年から発売されているが、1974年の「SG-175」から現在と同じような、(レスポールのアーチトップ+ギブソンSGのWカッタウェイ)なシェイプになった。
形状
(ギブソンSG)
レスポールとは対照的に鬼の角のように尖ったカッタウェイが特徴で、攻撃的なデザインとなっている。
また単板ボディの厚みが薄く、且つ軽い事、ネックのほとんどがボディより外に出ている事から、演奏がしやすくなっている。
しかしストラップをつけて弾く場合ではボディバランスの悪さからヘッド落ちが酷く、殆どのSGプレイヤーは何かしらの対策を取っている(革のストラップをつける・ボディ下部におもりを入れるなど)。
(ヤマハSG)
2010年のモデルチェンジによって、ボディ構造がより一層レスポールに近いものになっており、ピックアップをはじめとしたパーツ類もそれまでの自社オリジナル製品に代えて社外品を採用した為、現代的なサウンドになったという声もあるが、以前のサウンドを好むユーザーも少なくない。
音質
(ギブソンSG)
その独特の形状によりレスポールに比べ低音が弱いと一般的に言われるが、
その分音質がクリアで中域に独特のガッツがあり、ロックギタリストなどに愛用される。
その一方で、音が伸びなくなってしまう「デッドポイント」が指板上に存在するとも言われている。
(ヤマハSG)
前述のモデルチェンジ以前は、ネック材をボディエンドまで貫通させた「スルーネック」方式を採用したモデルやフロイド・ローズ風のトレモロを装備したモデルなど、廉価版からアーティスト・モデルを含めた限定生産品まで多くのモデルが存在した。
このため、音質も様々である。
関連イラスト
(ギブソンSG)
(ヤマハSG)
関連タグ
関連Wikipedia
もしかして
SG(スーパーガッチリ)