概要
本名:アンソニー・フランク・アイオミ(1948年2月19日~)
デビュー前に板金工場でアルバイトをしていたが、その最終日、欠員によりプレス機を操作する係に回され、労災で右手の中指と薬指の先端を失う。
これではギターが弾けなくなる(左利きなので、右手でコードをおさえなければならない)と落ち込むが、工場の監督からジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトは火傷で左手の薬指と小指が癒着して使えなくなったが、ギタリストとして活躍したと聞かされ、洗剤のプラスチック容器を溶かして作ったチップを指にはめて演奏できるようにする。
また、ギターの絃を緩めてテンションを低くして押さえ易くした結果、キー音が下がって低音のリフ主体となり、後の音楽シーンに多大な影響を及ぼした。
1968年にオジー・オズボーンの誘いを受けアースを結成、1969年にブラック・サバスに改称する。
メンバー交代が激しいバンドだったが、アイオミは一貫してブラック・サバスにとどまった。
1997年、ブラック・サバスがオリジナルメンバーで再結成を果たすが、2017年に解散。
また、2007年から2009年には、二代目ボーカリストのロニー・ジェイムス・ディオのバンド「ヘブン・アンド・ヘル」(1980年の9thアルバムのタイトル)でも活動していた。