このバンドの名前を元ネタとする「黄金の風」に登場するスタンドはブラック・サバスの記事を参照。
概要
バンド名はイタリアのホラー映画「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔」(監督:マリオ・バーヴァ)より。
2017年に解散。
ディスコグラフィ
『黒い安息日』(1970年)
『パラノイド』(1970年)
『マスター・オブ・リアリティ』(1971年)
『ブラック・サバス4』(1972年)
『血まみれの安息日』(1973年)
『サボタージュ』(1975年)
『テクニカル・エクスタシー』(1976年)
『ネヴァー・セイ・ダイ』(1978年)
『ヘヴン&ヘル』(1980年)
『悪魔の掟』(1981年)
『悪魔の落とし子』(1983年)
『セヴンス・スター』(1986年)
『エターナル・アイドル』(1987年)
『ヘッドレス・クロス』(1989年)
『ティール』(1990年)
『ディヒューマナイザー』(1992年)
『クロス・パーパシス』(1994年)
『フォービドゥン』(1995年)
『13』(2013年)
メンバー
オリジナル・メンバー
唯一、結成時から解散まで在籍している。
アルバイトをしていた工場のプレス機で右手の中指と薬指の先を切断してしまったが(左利きのため右手で押弦)、指先にプラスチックのチップを嵌めてギタリストとして活動。押弦し易いようチューニングを下げて弦を緩く張り、指2本で押さえられるパワーコード主体にするなどの工夫の結果、低音リフが売りとなった。
初代ボーカリスト。1979年に脱退し、ソロで活動していたが、1997年のオリジナル・メンバーでの再結成に参加。
失読症のためほとんど学校へも行かず、酒を買うため盗みを繰り返していたが、刑務所から出所後の1968年、バンドメンバー募集のチラシを街に貼り、集まったトニー・アイオミ、ビル・ワード、ギーザー・バトラーと、ブラックサバスの前身となるアースを結成した。
オジー・オズボーンとは旧友で、アース以前にレア・ブリードというバンドを結成していた。
トニー・アイオミと話し合い、ギターからベースへチェンジ。
1969年にバンドを「ブラック・サバス」と命名。殆どの作詞を行なっている。
1984年に脱退してソロに転じ、1991年の再結成に参加するが1994年に再び脱退。1997年のオリジナル・メンバーでの再結成に参加した。
バディ・リッチに影響され、少年時代よりジャズ・バンドで演奏していたが、1965年頃にトミー・アイオミと知り合い、その縁でアースに合流した。
1980年、ドラッグ中毒やアルコール中毒など健康上の問題から脱退。
1983年に復帰するがツアーには同行しなかった。
1984年に再復帰するが、当時はバンド自体が低迷していたため目立った活動はなかった。
1997年のオリジナル・メンバーでの再結成に参加したが、心臓病のため翌年リタイア(2013年の「13」のレコーディングではレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのブラッド・ウィルク、ツアーではトミー・クルフェトスがドラムスを担当した)。
元メンバー
デイヴ・ウォーカー(ボーカル)
1977年加入の2代目ボーカリスト。ライブツアーのみの参加で、アルバム収録をすることなく脱退。オジー・オズボーンがバンドに復帰する。
ロニー・ジェイムス・ディオ(ボーカル)
3代目ボーカリスト。1979年より在籍し、2枚のアルバムに参加し1982年に脱退。
1991年、復帰し「ディヒューマナイザー」をレコーディングするが不評で、再び脱退。
2009年、在籍時のラインナップによる再結成プロジェクト「ヘヴン&ヘル」でアルバム「ザ・デヴィル・ユー・ノウ」を発表したが、これが遺作となった。
ヴィニー・アピス(ドラムス)
1980年加入の2代目ドラマー。ロニー・ジェイムス・ディオと共に1982年に脱退し、その後も行動を共にした。
イアン・ギラン(ボーカル)
1982年加入の4代目ボーカリスト。「悪魔の落とし子」に参加後、1984年に脱退した。
グレン・ヒューズ(ボーカル)
1985年加入の5代目ボーカリスト。トニー・アイオミのソロアルバムとなるはずだった「セヴンス・スター」に参加後、1986年に脱退した。
レイ・ギラン(ボーカル)
1986年加入の6代目ボーカリスト。「エターナル・アイドル」のデモ・セッションまで在籍。1988年に結成したバッドランドでの活動の方が知られる。
トニー・マーティン(ボーカル)
1987年加入の7代目ボーカリストで、1991年のロニー・ジェイムス・ディオの復帰により解雇。1993年に復帰し、オリジナル・メンバーによる再結成により再び解雇。オジーに次いで在籍期間が長かった。
エリック・シンガー(ドラムス)
1985年加入の3代目ドラマーで1987年に解雇。レイ・ギランのバッドランドを経て、1991年にKISSに加入した。
コージー・パウエル(ドラムス)
1988年加入の4代目ドラマー。1991年、ロニー・ジェイムス・ディオの復帰に伴い脱退。1994年に再加入するが、バンドが迷走していたため1995年に脱退した。
ニール・マーレィ(ベース)
1989年のツアーにギーザー・バトラーの代役を務めた後、加入。1992年、「ヘヴン&ヘル」時代のラインナップが復活することになり解雇。
1994年に「フォービドゥン」のレコーディングに参加している。