お前…『再点火』したな?
曖昧さ回避
- 英語で「黒い安息日」の意。
- イタリアのホラー映画。監督:マリオ・バーヴァ、主演:ボリス・カーロフ。
- イングランドのハードロック・バンド。バンド名は2.の映画に由来。→ BlackSabbath
- 『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクター、ポルポのスタンド。3.のバンドに由来。
本項では4について記載する。
概要
【破壊力 - E(押さえつける力はA)/スピード - A /射程距離 - A /持続力 - A /精密動作性 - E /成長性 - E】
第5部「黄金の風」に登場するポルポのスタンド。本体の意思に関係なく、一定の法則に基づいて行動・攻撃してくる自動操縦型スタンドである。決して「ブラック・ザバス」ではない。
白銀のボディに『ブラック』という名前の通り、黒い帽子と黒いマントを羽織った魔女のような姿をしており、破けたマントの裾にはステンドグラスのような意匠が組み込まれている。また口の中には本作のキーアイテムであるスタンドの矢が格納されていて、出現条件を満たすと近くの影から出てきて、矢を魂に突き刺してスタンド使いを生み出す。
パッショーネにスタンド使いが多数所属していたのはこれが理由であるが、スタンド使いの素養が無い者は矢で貫かれると死亡する為、非常に危険な行為である。
本体とは正反対のスリムボディとその洗練されたデザインからファンの間でも人気の高いスタンドの1つである。
能力
影の中に潜んで、影の中を移動する。それを利用して影の中に潜み、背後からスタンドの矢を突き刺すのが主な攻撃手段となっている。また、鳥など移動する生物の影に潜み、別の影に移動したり標的に接近する芸当も可能。更に掴んだ生物の魂を引きずり出しての攻撃も行える。
弱点は影の中でしか活動できないこと。影の中でのパワーは圧倒的だが「光」を浴びると苦しみ、やがて消滅する。例え獲物を追い込んでいたとしても夕日に照らされるだけですぐさま離して一目散に逃げ出す程。
また影から影へのジャンプはできない為、影を生み出す遮蔽物が取り除かれてしまうと近くの影へ逃げることができず、ただ日の光に当てられて消滅するのを待つのみとなってしまう。
しかしそれは追撃を中止するだけであり、本体のポルポに負傷などの影響は無く戦闘があった事実さえも知らない。
出現条件
本編での出現条件は「ライターを再点火する」事だったが、ブチャラティ曰くポルポの試験内容はポルポの気分でコロコロ変わるそうなので、全員が全員ライターを再点火する条件でブラック・サバスを出現させたとは限らない。
おそらくは「ブラック・サバスの主と誰か(本編の場合ジョルノ)が約束を交わし、その約束を破る行動をした時」に出現するものと思われる。
またこの出現条件は約束を交わした本人以外、その時近くで見ていた人物も対象であるらしく、本編ではライターを再点火した無関係のおじいさんや再点火を目撃した広瀬康一が襲われている。
余談
物語序盤、ゴールド・Eがこのスタンドによって矢を刺されるが、この時はレクイエム化していない。
これはファンの中でも様々な意見が考察されている。
- ポルポが持っていた矢ではレクイエム化しない(=矢じりの形の違いにより能力が違う、スタンドと一体化していたので真の能力を発揮しなかった説)
- あくまでブラック・サバスの能力はスタンド能力を開花させるというものでありレクイエム化には対応していない説(ブラックサバスの口中にある矢はただのコピー)
- ゴールド・エクスペリエンスおよびジョルノがレクイエムに相応しい成長をしていなかった(=主人公の経験値不足説)
- 明確にレクイエム化していないだけで、実はこの直後からスタンドが変容している(=「作りだした生物を攻撃した場合のダメージの反射」能力がこの戦闘後一切用いられなくなっている為、ゴールド・Eの能力が変化している説)
- 荒木先生が当時はそこまで設定を考えてなかった(=大人は間違えるだけ説)
……等の説が出ている。