類似項目
概要
わたしは そうりょリフ
たたかいはできませんが
ちりょうのつえがつかえます
よろしければごいっしょさせてください
『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(FC)に登場する味方ユニット。
シーダの父が治めるタリス王国の住民であり、スキンヘッドで丸顔の、なんとも言い表しがたい渋い表情の老年男性。
暗黒竜と光の剣
「第一章 マルスのたびだち」にてマップ上の村を訪れることで仲間にすることが出来る。
FC版では最も早くに加わる回復役であり、二章が結構な難所なので彼の存在が今後の難易度を左右する…のだが…
紋章の謎
後年スーパーファミコンにて発売された『紋章の謎』に収録された『暗黒竜と光の剣』では、同様の村を訪れても彼の姿はなく、代わりに一人の村娘が現れ、マルスに「きずぐすり」を渡すのであった…そう、彼はリストラされてしまったのである。
SFC版におけるこうしたリストラ自体は別に彼に限ったことではないものの、このイベントはFC版世代のプレイヤーの中でも特にインパクトが強かったのか、以来「リフ≒きずぐすり」という構図が形成され、何かとネタにされることになる。
彼だけ特に印象に残ったのは他のキャラはひっそりと姿を消したのに対してリフだけは消耗品と置き換えられたと、言うのが記憶に残りやすかったと思われる。
前述したように2章は開幕から大勢の海賊に襲われつつも砦からは騎兵が攻めてくるという挟撃を受ける箇所であり、こちらは海に囲まれたエリアで戦わさせられるためシーダ以外は大きく移動制限まで受けるという結構な難所なのでリフの代わりの傷薬が生命線だったのも大きかったのだろう…多分。
リストラから復活まで
その数年後、ニンテンドーDS用に新たにリメイクされた『新・暗黒竜と光の剣』に置いて作品CMで加入時のシーンが流れるという形で復活を証明され、古参エムブレマーを喜ばせた。
『新・紋章の謎』でも再び仲間にする事が出来るようになった。さらに前日話で回復指南役として登場するほか、初の外伝でもメインを務めるなど指南役として大活躍する。
…しかしもっとも活躍するのはマイユニを整髪してしまう事だろう。
割と冷静で物静かなマルスが整髪されたマイユニを見て大声を上げて驚くというのは必見である。
ユニット性能
ファイアーエムブレムにおける不文律の例に漏れず老齢のため成長率は壊滅的であり、まともな運用はとても出来ない。リメイク版では相変わらず成長率が下から3番目という低さだが、「魔力」と「魔防」の成長率はトップクラスなので兵種を厳選すればややとんがった戦力として活躍できるだろう。ただし速さの成長率が0%なので、ハード以上のモードで使って行くのはかなり厳しい。「新・紋章の謎」ではさらに成長が伸びているので愛があれば何とか使っていけるようになっている。
ファイアーエムブレム0
スキル「きずぐすり」をひっさげて登場。もちろんイラストでもきずぐすりを携えている他、過去の渋い顔ではなくにこやかな笑顔となっている。肩書は“癒やしの僧”。
ただしきずぐすりは自分をコストにして発動するスキルとなっている。手に持ったやつはどうした。
プロモーションカードでは、兵種変更でもしたのか勇者となって登場。
いつもの彼とは似ても似つかぬ筋骨隆々の屈強な体に、まるで殺意の波動に目覚めたような厳格な顔立ちになり、目も赤く光っているなど、まるで金剛力士像を彷彿とさせる益荒男に変貌した。
因みに肩書は“癒やしの勇者”である。その風貌から全然“癒やし”成分など感じられない。
強いて挙げるなら、スキルが変わらず「きずぐすり」であることか。
私は勇者リフ。敵など治癒の暇も与えず葬りましょう。
後に登場したもう一つのプロモーションカードはソードマスター。
勇者リフと異なり見た目は普通のリフだが、仕込み杖できずぐすりを持った村娘を賊から守っている。杖から輝く刃を覗かせるその姿はどっかの盲目の按摩さんを彷彿とさせる。
因みに肩書は“癒やしの剣豪”、スキルは「癒しの仕込み杖」となっているが…最早“癒やし”の要素がどこにも見当たらない。
私は、僧…いえ、剣士リフ。
人々を護る為であれば、戦うこともいといません。
ファイアーエムブレムヒーローズ
僧侶 リフ
「私は僧侶リフ。
戦いはできませんが
治療の杖が使えます。」
属性 | 無 |
---|---|
武器種別 | 杖 |
タイプ | 歩行 |
武器 | スロウ+ |
補助 | リバース+ |
奥義 | 天照 |
パッシブB | ご奉仕の喜び |
CV:利根健太朗
左手にきずぐすりを持ち、堂々の参戦。
もちろん加入時のセリフは「私は僧侶リフ。戦いは出来ませんが治療の杖が使えます」。加入時のみならず、戦闘中でもひっきりなしに叫んでいる。おまけに他ユーザーへの挨拶もこれである、せめてどこから来たのか言ってください…。
「戦いはできません」といいながら、今回はスキルを取得すれば攻撃ができる。「アサルト」は「鋼の剣」よりも強く、「スロウ」は威力こそ低いものの速さ-6の追加効果がある。また「天照」は自分と対象以外のHPを10ポイント回復させる効果があるほか、「ご奉仕の喜び」は回復対象の回復量の一定分、自身を回復させることができるという回復のエキスパート。召喚(限定ガチャ)できなくとも、日替わりステージで入手することも可能なので、人によっては唯一の回復係となりうる。
能力としては魔防が抜きんでて高く、デッキ編成によっては魔道士を釣る役として優秀。自身武器が「スロウ」である故、魔道士相手ならガンガンせめて速さを落とし後続に倒させる戦法も強力。
ただし魔防以外の能力が壊滅的に低く、特に速さは全キャラクター中でワースト2という低さ。スロウで速さを落としても自身が追撃を受けることは日常茶飯事なので前に出し過ぎるのは厳禁である。
杖の回復量が微量すぎる本作においては、対象のHPが減っているほど回復量が上がる「リバース」を扱え、瀕死の仲間を一瞬で立て直すことができる有能な回復役であり、リバースの習得者は多い方だが入手が容易なのが強み。
ファイアーエムブレムという作品では非常に重要なステータスである「速さ」を落とせる「スロウ」をもち、更に「天照」「ご奉仕の喜び」「スロウ」ともにサポート面で非常に便利であるうえ、「スロウ」は彼専用のスキル…だったが、後に追加された「ミスト」も習得するために専用ではなくなった。
これらの事が合わさり、初期の頃はそれなりに重宝されていたがスキル継承が開放されてからは一転、もっとも出やすい★3で排出される(スキル継承実装当時)ことも災いし、美女たちに有用なスキルを継承させる為に召喚されては継承の生贄に捧げられるというケースが多発している。もっとも、「リバース」を継承させるには★4以上が必要なので、出るまで粘るか鍛えるかの選択は迫られるが…。その後、2017年8月7日に★3と★4の排出率が逆転したため、リバース継承のために★3のリフを育成する手間が若干省けた。そして2017年11月28日に杖のスキルが全体的に強化され、回復量が「攻撃」依存となってリバースを継承する意義が薄れてきた。まあ、杖ユニットを★4のまま運用していくのなら必要になるが…。
その他
3DSソフト『Code Name: S.T.E.A.M. リンカーンVSエイリアン』でマルス・ルキナ・ルフレ・アイクのamiiboを対応させて、作中のユニットとして使用する事ができるとのナレーションがあったのだが、
PV中のマルスのスペシャルアタックで、極稀にFC時代のリフが顔出しで登場という謎の待遇を受けている。
また、『ファイアーエムブレム無双』では、彼そっくりの僧侶がNPCとして登場する。
大体は敵に襲われて窮地に陥っており、救出すると傷薬が貰える。
そしてスマブラSPでも、アベルやカイン、オグマなどを差し置いてスピリッツとして登場。ランクはNOVICE、憑依ファイターは青いカービィ。
検索に関する注意
最近はファイアーエムブレム外伝のクリフのイラストが増えてきているため、「リフ ファイアーエムブレム」で検索してリフの絵を探すのが困難になってきている。このため、「リフ」完全一致検索が最も検索しやすいが、エウレカセブン関連の絵もかかるために完璧とは言いがたい。短い名前故に仕方の無いことだが…。