「……マルスのお兄ちゃん…………!」
「あっ、お兄ちゃん!! 来てくれたの! チキに会いに来てくれたんだ!!」
プロフィール
概要
『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、それらの未来を舞台とする『覚醒』に登場する。
暗黒竜と光の剣
竜人族(マムクート)の中で最も強力な神竜族ナーガの王女。地竜族のメディウスにナーガ族を滅ぼされ、唯一の生き残りとなる。一人称は「わたし」。
おじいちゃまと慕う祖父バヌトゥとはぐれガーネフに捕まり操られるが、バヌトゥの説得で術が解けマルスらの仲間となった。
紋章の謎、新・暗黒竜と光の剣、新・紋章の謎
暗黒竜より一部設定が大きく変更されている。
亡き神竜王ナーガの娘で、種の衰退や地竜族との戦争により滅びた神竜族の3人の生き残りのうち、唯一竜に変身できる(ただしリメイク版にはナギが登場する)。
見た目も精神的にも幼いが、年齢で言えば1000年以上も生きている。
「封印の盾」が失われた結果、他の竜族と同様に退化する運命にあり、暴走を危惧していたナーガの意思により、生まれたころから氷竜神殿にて永い眠りにつかされていた。
時折、人類を殺戮する悪夢にうなされてもいた彼女を数百年に渡って見守るうちに情が移り、不憫に思った世話役の火竜バヌトゥによって連れ出される。バヌトゥとはぐれる前は10年ほど人里で暮らし、幸せな思い出を作っていた。
第2部ではナーガの遺志を継ぐ同族のガトーのもとで再び眠っている。盾に必要なオーブの欠片を集めきれなかった場合、二度と目覚めさせないという決断が下されるだけでなく、退化した数千もの地竜が蘇ると予測されているバッドエンドが確定する。
ユニットとしては、通常は人間の姿をしているが「竜石」と呼ばれる特殊な石を用いることで竜の姿になることができる。
竜になるととてつもない強さを誇る一方、「竜石」を失った人間状態では完全に無防備。
特に敵陣の真っ只中で人間の姿で居続けるのはかなり危険な行為となる。
シリーズやリメイク版などによって変身の仕様は変わっているものの、どの作品でも規格外の成長率とユニット性能を持つ一方で、戦闘時に融通が利かない部分があるユニットとなっている。
初代暗黒竜と光の剣以外では戦闘できる回数に制限があるが、新・暗黒竜と光の剣では星のオーブの武器の効果である武器の損耗防止が竜石にも有効である、紋章の謎、新・紋章の謎では秘密の店で他の種類の竜石を買えるなど制限をかなり緩和できる手段がある。
余談になるがSFC版「紋章の謎」では特殊な回避モーションがあるのだが、コレを見る条件が竜石を使っていない状態で敵に攻撃され、かつ追撃される場合、2回続けて攻撃を回避する事で2回目の回避モーションが変わるという凄まじい条件を満たす必要があるため、存在を知らなかったユーザーも多いのではなかろうか?
なお専用の回避モーションがあるのはチキ以外にジュリアンも反撃を挟まず敵に追撃される場合に2回続けて回避することで専用回避モーションが発動する。こちらは1部のとある章のイベント戦闘で容易に見ることが可能。
覚醒
ヴァルム大陸中部のミラの大樹で暮らす巫女で、先述の「星のオーブ」に該当する蒼炎を持っていた。
クロムたちの祖先である、かの英雄王マルスと共に戦った『暗黒竜』『紋章』のチキが成長した姿。DLCマップで『暗黒竜』『紋章』のチキと対戦させるとはっきりと「過去の自分」と呼ぶ。
当人いわく「もう3000歳だもの。仕方ないわ」(LVUP時のステータス上昇がヘタれた時)ということで、『覚醒』は『暗黒竜』や『紋章』より約2000年後の世界であることが分かる。
普段は力を封じている影響でもあるのか眠っている時間が長いらしい。支援会話では寝ているのを起こされそうになって「あと五年」と呟く長寿ジョークを披露している。
成長したことで大人びて物静かな言動が多いが、時折幼い一面を覗かせることも。
彼女にとっての「お兄ちゃん」は英雄王が伝説になったこの時代になっても、マルスただ一人だけのようだ。なお男性として好意を持っていたのかは不明となっている。
神竜信仰の巫女でもあるが、極端に神聖視されることは嫌っている。激しい感情を見せることは少ないが、大昔に会ったことがあるような気がする行商人がチキの巫女としての神聖さを利用して講演会やグッズ販売などでボロ儲けしたことに対してはさすがに腹に据えかねたか「食うぞ(意訳)」と脅す姿を見せ、儲けた金を全額返金させている。
幾度もの戦争を「マムクート」として生き抜いた戦闘経験は伊達ではなく、実際ほかの「マムクート」と比べると鱗の密度や量が多いらしい。ンンはそのことを毛深いと形容してしまい、あわてて訂正している。
ちなみに男マイユニットと結婚することもでき、その場合は娘が登場する。
設定を真面目に考えると神竜ナーガと邪竜ギムレーの両方の血を受け継ぐことになるため、将来は歴代最強クラスの「マムクート」になると思われる。恐ろしい…!
ただ「覚醒の儀式」の際マイユニットだけ神竜の力を感じ取ることができていなかったため、互いに打ち消し合ってしまう可能性も考えられる。
ユニット性能
外伝をクリアすることで、今作でも「竜石(神竜石)」を手に活躍をしてくれる。
今作では「竜石」が普通に店で買える(宝石と同様に扱われているらしい)ためマムクートでもガンガン戦える。
「マムクート」は速さの基本上限値が低めで、外伝マップの難しさもあり加入タイミングが遅めになりがちだが、即戦力級の初期パラメータと子供時代に劣らぬ高成長率を兼ねそなえており、上級加入組では最強クラスに位置する。
また、チェンジプルフシステムの対象になったことにより「マムクート」以外にも魔道士系とドラゴンナイト系のクラスにチェンジが可能。『新・暗黒竜と光の剣』、『新・紋章の謎』で涙を呑んだお兄ちゃんたちには朗報かもしれない。
ちなみにルフレ♂と結婚した場合、娘のマークはチキから継いだ専用クラス「マムクート」で登場。強いがクラスチェンジをしても常に竜特効の対象になってしまうのでドラゴンキラーなどに注意が必要。
ヒーローズ
『暗黒竜・紋章』の子供時代のチキと『覚醒』の大人時代のチキの両方が登場。合わせて10種類のチキが実装されている。
ちなみに人気投票イベント「英雄総選挙」では子供チキと大人チキ、後述の『幻影異聞録♯FE』のミラージュチキとそれぞれ別キャラクターとしてカウントされている。
第6回英雄総選挙では大人チキが女性1位(総合2位)となった。『覚醒』の発売から10周年の節目にクロムと共に入賞を果たしている。
神竜族の王女 チキ
「チキ、もうねむらなくていいの?
みんなと一緒にいていいの?
うれしい!」
属性 | 赤 |
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兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 灼熱のブレス+→霧のブレス(専用) |
奥義 | 爆火 |
A | 金剛の一撃3 |
C | 生の息吹3 |
子供チキの通常版で初期から登場。
ステータスはバランス型。
「金剛の一撃」によって自分から攻撃する時限定で守備が高くなる。なので重装など、魔防が低い物理ユニットには特に有利。
弱点としては素のスキルが非常に貧相、あるいは使いにくく、大規模なスキル継承が必須ということだろうか。また、星5でしかガチャ排出されないので入手難易度が高いのも難点だろうか。
2018年6月のアップデートで専用武器「霧のブレス」が追加。ファルシオンと同様に竜特効と回復3でマムクート特有の錬成ブレス効果も。特殊錬成効果は周囲2マス以内に剣か竜の味方がいるとき戦闘中、攻撃守備+5。
これで特攻と回復効果に条件次第で攻守共に上がる個性を得た。
2021年1月から神装英雄に選ばれた。エンブラ帝国をモチーフにした衣装で、神装化に伴って神竜の花込みで歩兵の中では最高のステータス合計値にできるようにもなった。
サービスの長期化に伴いインフレが激しい現在では専用武器の霧のブレスの性能も物足りなくなってきており、魔器武器や最新スキルの継承などの徹底した強化は必須となる。
神竜の巫女 チキ
「私はチキよ。
竜に姿を変えられる神竜族…
人々からは、神竜の巫女と呼ばれているわ。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 雷のブレス+→霧のブレス(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 攻撃の覚醒3 |
C | 魔防の紋章3 |
大人チキの通常版でこちらも初期から登場。
ステータスは守備は高いが速さと魔防は低い。
子供版より優れている点は「雷のブレス」によって遠距離反撃が可能な点。スキル継承をすればあちらも遠距離反撃は可能だが、こちらは守備の高さから弓や暗器などに対して強く出られる。
ただし、魔防の低さから魔法に対しては弱い。また、速さが低いので守備が高いからといって物理ユニット相手でも油断は禁物。
こちらは星3~4でガチャ排出されるため、子供チキよりはいくらか入手しやすい。
こちらもアップデートで専用武器「霧のブレス」が追加。子供チキと同じ効果だが竜特効が突けるようになることは大きなメリット。ただし、遠距離反撃を持つ優秀な「雷のブレス」を捨ててまで使うかはお好みで。
2023年12月から神装英雄に選ばれた。こちらはスヴァルトアルフの衣装を身に纏った。
三千回目の夏休み チキ
「私はチキ。神竜族の末裔よ。
竜の姿に変身できるのだけれど…
今はこの水着姿が気に入っているの。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | スイカ割りの棍棒+ |
奥義 | 太陽 |
A | 近距離防御3 |
C | 斧の技量3 |
2017年6月から水着姿の超英雄で大人チキが登場。スイカが刺さった棍棒を武器にしている。
攻撃と守備が高く、「近距離防御」のスキルにより物理相手の壁役として使える。武器はHPが満タン時能力が上がるが、戦闘後ダメージを受ける。HP最大時に本領を発揮するので、回復系のスキルがあると安定する。素で持っている「太陽」だけだと回復→スリップダメージという順番になるため、「回復」のスキルや他に回復役を用意しておくとを安定して高ステータスを維持できる。
ちなみに、このバージョンは『サイファ』のプロモーションカードにもなっている(ヒーローズ出典のためシンボルなし)。
浜辺の竜姫 チキ
「はじめまして、チキだよ!
どんなことして遊ぶ?」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/飛行 |
武器 | 真夏のブレス(専用) |
奥義 | 月虹 |
A | 攻撃守備の絆3 |
B | 一撃離脱 |
C | 竜の技量3 |
2018年7月から水着姿の超英雄で子供チキも登場。これまでマムクートの超英雄はブレス以外の武器を使っていたが(ノノやニニアンは魔道書、大人チキは斧など)、今回のチキは初のブレス持ちである。通常版とは違いミルラのように人型状態でも翼を生やし、移動タイプは飛行になっている。ただし、変身後の姿はそのまま。
通常版とステータスを比べると速さが高くなったが魔防がやや低くなった。通常版同様成長に子供補正がかかっており他の飛行ユニットよりも総合ステータスがやや高い。
専用武器は竜特効に加え、守備補正と迎撃時奥義カウント加速を併せ持つ「金剛の呼吸」を内蔵した武器。Aスキルとしての「金剛の呼吸」は飛行ユニットには継承不可という仕様があるため、この能力を武器スキルに内蔵していることは飛行ユニットとして大きなアドバンテージであり、他の飛行ユニットにはできない活躍が期待できる。もちろん竜ユニットとしてもとても強力。
育成用のCスキル以外はそのままでもそれなりに強いが、ブレスの特性上「遠距離反撃」と特に相性がよく、他に「待ち伏せ」や「切り返し」など受け運用を意識してパッシブスキルを整えるとよい。飛行ユニット故に弓には弱いので、余裕があれば「アイオテの盾」のスキルか聖印を付けると受けられる相手が増える。ただし、竜特効だけはどうしても防げないのでファルシオン使いやチキが相手にいる時は他のユニットで対応しよう。
2021年12月のアップデートで錬成武器対象に。敵のHPが75%時でも効果が発動するようになり、さらに戦闘中、全ステータス+4が追加。特殊錬成効果は周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、さらに全ステータス+4かつ奥義発動時、敵の魔防の(20+自分の奥義カウントの最大値×10)%をダメージに加算する。これでステータス、火力、ダメージ増加に条件が発動しやすくなる新たな個性を得た。
伝承の竜王女 チキ(伝承英雄)
「わたしはチキ。
星の光をたどっていたら
こんなところに出てきちゃった。」
属性 | 青 |
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兵種 | 竜/重装 |
武器 | 神霧のブレス(専用) |
奥義 | 月虹 |
A | 鬼神の呼吸3 |
B | 攻撃隊形3→正面隊形・自己3 |
C | みんなと一緒に(専用)→みんなと一緒に・承(専用) |
2018年9月から地の伝承英雄として登場。ローブを着ているためか重装となった。竜化後の姿は『無双』の上級職のように金色の竜になっている。
通常版とステータスを比べると魔防以外は上がった。特に速さは重装としては35とやや高めの数値。
専用武器は竜特効かつ遠距離反撃。
「鬼神の呼吸」と「攻撃隊形」で常時奥義を加速でき、重い奥義も使いやすい。
専用Cスキルは味方が隣接していれば、自分と隣接する味方の守備魔防+5の相互鼓舞効果。
竜に対して強く出られるが自身も竜特効と重装特効を受けてしまう点には注意。速さも中途半端なため、追撃されやすい。またCスキルは相互鼓舞なのでパニック効果にも気をつけよう。
2021年11月のアップデートからスキルの上方修正が実装。
Bスキルが「正面隊形・自己3」へ。受けとデバフへの対処が容易になったが、攻撃隊形による攻めや奥義カウント加速が消える事とHP条件が付いて攻撃面が落ちてしまう。
専用Cスキルが「みんなと一緒に・承」へ。隣接する必要がなくなり、周囲2マス以内に味方がいれば、自分と周囲2マス以内の味方の守備魔防+6と数値も僅かに上がった。
しかも味方が遠距離武器で攻撃された時、護り手が発動するようになる。要は護り手・遠間効果と同じだが、チキの場合は戦闘中全ステータス+4と護り手の上位互換。
これでデバフと速さのカバー、発動条件の簡略化と味方を守る新たな個性を得た。
同時に錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4かつ自分の守備魔防のバフ合計値75%分、敵の攻撃を下げる。
眠れる竜王女 チキ
「わたし…チキ…
…せいいきをおかすもの
みんな、やきつくす…」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 竜/重装 |
武器 | 断絶のブレス(専用) |
奥義 | 華炎 |
A | 攻撃速さの大覚醒3 |
B | 奥義隊形3 |
C | ひとりぼっちのゆめ(専用) |
2019年5月から登場。『暗黒竜』でガーネフに操られていた時のチキ。伝承版と同じくローブを着ていて重装。
伝承版とステータスを比べるとあまり変化はなく、武器の断絶のブレスも竜特効+遠距離反撃とステータスの性能面も伝承版の神霧のブレスと全く一緒。
しかし専用Cスキルはターン開始時、周囲1マスに竜以外の味方がいなければ全ステータス+4かつ移動+1と、あちらとは逆に竜以外の味方と隣接していないと自己バフかつ移動力+1というもので孤軍タイプ。奥義隊形持ちで奥義が加速しやすいため、やはり重めの奥義が合うといえる。ただし大覚醒と奥義隊形は条件が噛み合いにくいため、Aは孤軍や他の構えなどのスキルに変えた方が使いやすいかもしれない。
伝承版同様に重装特効と竜特効には注意。無属性のためレイヴン系の魔法にも注意したい。
2022年10月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果はHPが25%以上あると戦闘中、全ステータス+4かつ強化増幅。
もう一つは同条件で有利な状態かつ自分から攻撃すると絶対追撃、敵から攻撃されると敵は追撃不可。これで専用Cスキルも活かされるが、強化が反転されるパニック状態の弱点だけ注意。
竜族の希望 チキ(双界英雄)
「わたしはチキ! きょうはおまつりで
おねえちゃんにいっぱいあそんでもらうの!
すっごく楽しみー!」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/飛行 |
武器 | 蒼紅のブレス(専用) |
補助 | 速さの大応援+ |
A | 攻撃速さの渾身4 |
B | 曲技飛行3 |
C | みんなと一緒に(専用) |
2020年10月から久しぶりの子供チキの超英雄。今回は同じ竜族である『烈火の剣』のニニアンとの双界英雄。
水着版とステータスを比べると攻撃と速さは上がり、守備が僅かに下がっている。チキの中では一番攻撃と速さの高いユニット。
専用武器はお馴染みの竜特効と錬成ブレス効果。バフなどの有利な状態異常を受けている時は戦闘中、攻撃速さ+6、かつ自分が受けている守備と魔防の強化の合計値の1.5倍を攻撃に加算。伝承版の専用Cスキルを持ってきたので噛み合い、強化していれば超火力を放つこともできる。
曲技飛行で機動力を上げる特徴もあるのでユニット次第では奇襲も可能。
双界スキルは自分と周囲2マス以内にいる同じ出典作品(紋章の謎・烈火の剣)の味方に攻撃速さ+4と、自分を除く最もHPが高い行動済みの味方を再行動にする。補助スキルではないので踊り子ユニットでも再行動ができる。しかし、1回限りの効果。また、再行動の効果は対象が複数いる場合発動しない点に注意。
弱点はやはり竜特効と飛行特効。HPと守備が低いため敵のスキル次第では一発で倒される可能性も。パニック系スキルを食らうと致命的になるため、相手に注意しながら行動しよう。
神竜の目覚め チキ
「…っ……あなたが私を呼んだの…?
私は………そう、私はチキ。
神竜ナーガの血と魂を宿す者。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 悠遠のブレス(専用) |
奥義 | 凶星 |
A | 攻撃魔防の秘奥4 |
B | 新たなる神竜王(専用) |
C | 守備魔防の脅嚇 |
2022年8月から登場。英雄総選挙で女性1位を獲得した大人チキの総選挙版。大人チキは水着版以来5年ぶりの登場で、別バージョンのレギュラー入りも初。衣装は暗黒竜(紋章の謎)の子供時代に着ていた服で、実は『サイファ』にあった実際のカードからの逆輸入。
通常版とステータスを比べるとHP以外大幅に上回り、特に守備と魔防がかなり高い。
専用武器はお馴染み竜特効と錬成ブレス効果。さらにキラー武器効果に加え、周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ絶対追撃。もう一つは攻撃で発動する奥義装備時のみ戦闘中、自分の最初の攻撃前に奥義カウントが-1と子供アイク以来の攻撃前の奥義カウント加速を持つ。さらに同条件かつ魔防が敵より5以上高いと戦闘中、自分の最初の攻撃前に敵の奥義カウント+1。
新たに登場した「攻撃魔防の秘奥4」は周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃魔防+7かつ奥義発動可能状態か戦闘前又は戦闘中で奥義発動済みだった時、範囲奥義を除きダメージ+5、戦闘後にHPが7回復する。奥義次第で効果が複数発動するユニークな効果。
専用BスキルはHPが25%以上なら戦闘中、敵の攻撃魔防-5かつ魔防系の回避効果、さらに40%以上なら敵は追撃不可。武器、秘奥、脅嚇のコンボで魔防の差を引き離し、敵の奥義を抑制しながら有利に戦う構成となっている。
もちろん竜特効や反撃不可効果、軽減効果を無効にするユニットが天敵。そして追撃操作頼りなため、速さ系統の回避効果も刺さりやすく、敵が見切り追撃効果を持つと火力も耐久力も落ちてしまう。
2024年9月のアップデートで錬成武器対象に。
効果自体に変化はないが特殊錬成効果は遠距離反撃と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータスが魔防の10%+5分増加かつ魔防の20%分受けるダメージが減少しつつ奥義以外のダメージ軽減を半分無効。これで遠距離武器からも反撃可能になり、更なるステータス強化とダメージカット、軽減半分無効化が可能になる新たな個性を得た。
ゆらめく神竜の血 チキ(開花英雄)
「わたし……チキ…
もうこわいゆめ、みなくてすむの……?」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 目覚めし竜のブレス(専用) |
奥義 | 氷蒼 |
A | 速さ魔防の秘奥4 |
B | 速さ魔防の防壁3 |
C | ずっとみんなと一緒(専用) |
2022年11月から子供チキの開花英雄が登場。子供では歩行の実装は約5年ぶり。青いマントなど幼い頃のマルスを意識した装束を身に纏う。
通常版とステータスを比べると攻撃速さ魔防は上がるがHPは下がっている。
専用武器は竜特効、錬成ブレス、キラー武器効果に加えて周囲3マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ奥義カウント変動量+1に敵のバフ無効。
もう一つは同条件かつ魔防が敵より5以上高いと戦闘中、自分の最初の攻撃前に敵の奥義カウント+1で後半は総選挙版の悠遠のブレスと全く同じ。
専用Cスキルは周囲2マス以内の味方は戦闘中、全ステータス+4。そして周囲2マス以内に味方がいると、最初に受けるダメージが周囲2マス以内の味方人数分×20%(最大40%)軽減し、範囲奥義ダメージは人数分×40%(最大80%)軽減。
総選挙版と比べて「味方が周囲にいる前提」「追撃不可効果無し」「ターン開始時のバフデバフ効果を持っていない」とデメリットはあるが「回復量が多い」「敵のバフを気にしない」「軽減効果が2種類ある」「敵の移動抑制」と総選挙版にはない強みがある。
総選挙版と大方弱点は一緒だが味方がいる前提のため、運用は慎重に行おう。
追憶の花嫁 チキ(双界英雄)
「私は神竜の巫女と呼ばれる者。
この子はチキ――かつての私。
あなたは私たちに、何を望むのかしら…」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 竜/重装 |
武器 | 神竜王女二人の竜石(専用) |
奥義 | 重装の聖氷 |
A | 鬼神明鏡の構え3 |
B | 新たなる神竜王(専用) |
C | 兜の護り手・遠間3 |
2023年5月から約6年ぶりに大人チキの超英雄が登場。今回は子供チキ、つまり過去の自分自身との双界英雄。
総選挙版とステータスを比べると守備と魔防がさらに上がった。
専用武器はお馴染み竜特攻と錬成ブレス、そしてキラー武器効果。そして自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ魔防が敵より高いと絶対追撃に魔防の回避効果。
もう一つは同条件かつ敵が攻撃時発動奥義装備で戦闘中、魔防が敵より5以上高いと敵が最初の攻撃時のみ敵の奥義カウント+1して自分は奥義カウント-1。さらに同条件で戦闘後、HP7回復で総選挙版以上に奥義妨害と耐久面を超強化している。総選挙版が持っていた専用Bスキルも持ってきた。
重装ユニット汎用奥義が新たに登場。魔防の40%分奥義ダメージに加算して、自分か敵が奥義発動可能状態か戦闘前か戦闘中で奥義発動済みの2条件のいずれかを満たしてかつ敵が遠距離武器の場合、一度だけ受けるダメージを40%軽減。条件はあるものの、かなり軽減してくれる。
双界効果は自分と同じ出典作品(紋章の謎・覚醒)の味方に「敵のバフ無効」と「デバフ無効」を付与。まさに敵を有利にさせない補助兼妨害効果。
軽減はあるのでやられにくいが、竜特攻や重装特攻、レイヴン効果と弱点が多い。軽減を持っても遠距離反撃を持っていないので反撃出来ずせっかくの護り手と軽減が勿体ない。遠距離反撃か聖印の遠反・竜専用を付けるのもあり。
他のシリーズ作品
幻影異聞録♯FE
誕生日(発売日) | 2月28日 |
---|---|
年齢 | 5歳 バージョン3・0 |
血液型 | わかんない |
身長・体重 | 110㎝くらい、3GBくらい |
スリーサイズ | わかんない |
好きなもの | みんなとお話すること! |
苦手なもの | ひとりぼっちでいること |
子供の姿で登場。大ブレイク中の「ウタロイド・TIKi」という合成音声ボーカルソフトのキービジュアルキャラ。
その正体はクロムたちと同じミラージュで、元の世界での記憶を失っている。特定のマスターはおらず、志摩崎舞子やサーリャが制作したTIKi(チキは妹たちと呼ぶ)を通してパフォーマを得ることで存在を維持している。実体を持たないためフォルトナ事務所より繋がる「ブルームパレス」に留まらざるをえず、蒼井樹たちの世界のものに触れることもできない。
クロムたちのようにカルネージフォームになって戦うことはできないが、「ユニティ」という儀式を行ってカルネージ(武器)の作成や強化、ミラージュマスターのスキル習得などを行うことができる。それ以外にもイドラスフィアで得られる素材から薬の調合や道具の錬成などを行うことも。
樹たちのことは「お兄ちゃん」もしくは「お姉ちゃん」と呼んでいる。
Encore版では着せ替え機能の衣装のうち水着(TIKi@ぐらびあ)が削除され、代わりにストリートファッション(TIKi@ストリート)が追加。更には後述のセッション用衣装が追加されているので衣装コンプリートのプレイレコード名称もなないろオーグメントからインフィニット・ブルームに変更されている。
また「特別出演!マムクートガール」としてセッションに飛び入り参加が可能に。魔法属性のスキルに火炎属性のファイアーで追撃してくれる。「ちょあー!」とブレスを吹くような愛らしいモーションは必見。
ファイアーエムブレム無双
TGS2017で暗黒竜の子供チキの参戦が発表。普段は人型だが敵を倒すと貯まる覚醒ゲージで竜に変身することができる。人型だと攻撃範囲が限られるが竜に変身するとその巨体を生かし敵を蹂躙できる。また強攻撃1で無双ゲージを覚醒ゲージに変換できるなど、この仕様は「ゼルダ無双」のこどもリンク(鬼神リンク)に近い。
ただしこちらの変身前での攻撃は(ガンダム無双のガンキャノンのように)ぐるぐるパンチしたり、すっ転んだりとコミカルでファンシーなものもある。
ちなみに変身前でも強攻撃4でスタンゲージを表示させることはできるが、金スタンゲージはダブルを駆使しないと出せない。
人型の状態では全ての敵将にやや不利のアイコンがついてしまい非常に使いづらいが、竜に変身すれば大逆転。まさに無双に相応しい一騎当千の戦い方ができる。しかしそこに行き着くには十分な紋章のスキルが必要となり、あろうことか習得には大量のマムクート素材が必要となってしまう。強いことは確かだが愛と時間を要する大器晩成型のキャラクターと言える。
なお、歩行型としては移動が6と微妙に高い。しかしそれ以外のステータスの伸びは控えめ。
言わずもがな、ファルシオンなどによる竜特効には要注意。
DLCで専用武器「神竜石」が追加。ファルシオンと同じように竜特効を突けるようになり、マムクートに非常に強くなれる。
ファイアーエムブレムエンゲージ
DLC第1弾で、7つの腕輪に宿る紋章士の一人として、子供の姿で登場。
「祖たる神竜の腕輪」に宿る「竜姫の紋章士」。顕現する際の呪文は「夢観(ゆめみ)よ、竜姫の紋章士(エムブレム)」。
6章クリア後に、追加マップ「神竜の章」の外伝「祖たる神竜」をクリアすることで仲間に加わる。
性能としてはHP・守備・幸運のステータスを補強し、自分と味方の耐久力の上昇と特殊攻撃による戦闘力で頼もしい紋章士。
シンクロスキル「星玉の加護」はユニットの成長率を底上げしてくれるため、育成の際にも重宝する。他にも「地玉の加護」「命玉の加護」「光玉の加護」のスキルを持つ。
エンゲージスキル「竜化」では、チキのような竜の姿になって戦えるようになる。ステータスもさらに強化。
エンゲージ武器は「エターナルクロー」、「スマッシュテイル」、「ブレス」。ブレスは戦闘スタイルによって扱えるものが変わり、連携・騎馬・隠密・気功は「ひのブレス」、重装は「こおりのブレス」、飛行は「ほのおのブレス」、魔道は「やみのブレス」、竜族は「きりのブレス」。
エンゲージ技「神竜の祝福」は、味方に「復活の石(倒されても1度だけ自動的に復活)」を付与できる。ただし、与えられるのは最大1人まで。
神竜の章では一番最初に顕現され、他の紋章士の腕輪が眠る場所への案内役を務めている。
邪竜の章ではある人物と闇シンクロして登場する。その後はエルの手によって眠りにつくが、最終決戦でも再び戦うことになる。
彼女の外伝は……と言うかDLCの外伝はすべてそうなのだが、挑戦する時期によって難易度が変わる点に要注意。
11章クリア後では救済の意味もあるのか、防御力無視の固定ダメージで攻撃してくる幻影飛竜が厄介ではあるものの、その攻撃力自体はあまり高くなく、ユニットの重点育成が進んでいればさほど厄介でもない。しかし、17章クリア後だと幻影飛竜も強化される上に、他の敵ユニットも上位兵種になったり銀の武器を装備しだしたりするので、ノーマルでも「これルナティックじゃないのかよ」と言いたくなるほどキツくなる。
同じく紋章士として参戦しているマルスとは戦闘会話があり、戦闘後にも特別な会話イベントがある。
主人公リュールとは「千年間眠っていた神竜」という共通点があり、作中でも言及されている。
ちなみに、ルキナ達『覚醒』出典の紋章士がこの姿のチキを見て違和感を抱く場面はない。
外部出演
プロジェクトクロスゾーン2
覚醒の大人チキがイベント専用キャラクターとして登場。プレイアブルキャラとして参戦しているクロムやルキナと会話シーンがある。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Nintendo_3DS』では『覚醒』の大人チキがフィギュアとして登場。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では大人チキがアシストフィギュアとして登場(上記動画の23:46頃を参照)。
召喚されると人の姿から竜に変身し、ステージの上空から強烈な火炎ブレスを吐いて攻撃を行う。他のアシストフィギュアと同様、攻撃を与え続ければ倒すことができる。
なお、当然と言うべきかピカチュウもいるので、上述した中の人ネタの競演も実現可能である。後から、アピールや最後の切りふだのみだがモルガナとも共演が実現している。
さらにスピリッツモードでは子供と大人の両方のチキがスピリットとして登場。憑依されているのは当然というべきかマルスである。どちらも無属性のアタッカーのスピリットで、子供チキ(★★)のレベルを99まで育てると大人チキ(★★★)に超化させることができる。
ちなみにそのスピリッツにて幼少期の声が同じであるカイリともコラボしている。
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