概要
リンディスと並ぶ本作のメインヒロインとも言え、物語の中で重要な役割を果たす。
リン編ではイベントのみ登場。エリウッド編とヘクトル編で自軍ユニットとして参戦する。
物静かで神秘的な雰囲気を持つ踊り子の少女。竜を呼び寄せたり、危険を察知したりするなどの不思議な力を持つ。
竜の門を開く力を有するために黒い牙に狙われており、吟遊詩人の弟・ニルスと共に、芸を披露しながらエレブ大陸各地を旅している。
顔に悲しみの表情をたたえ、控えめでおとなしい人物。ニルスから「心と体が弱い」と言及されており、本人もそれについて否定していない。実際に、過去の失敗を引き摺ったり、普通の人間と違うことに思い悩む場面が多く、極めて繊細な性格。後者については、姉弟揃ってかなり気味悪がられたらしく、邪険に扱われることに「慣れてる」とニルスが自嘲気味に話す一幕があり、ニニアン自身もエリウッド一行から普通に接されていることを不思議がる場面が存在する。
神に捧げる踊りの舞い手で、身に纏う衣装もそれに因んだもの。一般的な踊り子とは毛色が全く異なる服装のようで、リンは「そんな風には見えない」と感想を述べている。女性ばかり見ているセインですら、踊り子と聞いてから「踊り子さんですかー!」と歓喜の声を上げているため、エレブ大陸全体で見ても珍しいタイプの舞い手にあたる。
ちなみに「物静かで神秘的な雰囲気の踊り子」「踊り子がメインヒロイン」というのはシリーズで見ても珍しい。
エリウッド編とヘクトル編の28章において自分の手で殺してしまったエリウッドの腕の中で静かに息絶えたが、終章で再会し、支援によって生存され、エンディングが変化する。
ユニット性能
能力値
初期値 | 成長率 | |
---|---|---|
クラス | 踊り子 | - |
Lv | 1 | - |
HP | 14 | 85% |
力 | 0 | 5% |
技 | 0 | 5% |
速さ | 12 | 70% |
幸運 | 10 | 80% |
守備 | 5 | 30% |
魔防 | 4 | 70% |
体格 | 4 | - |
いわゆる再行動ユニット。限界値に調整が入ったほか、本作のみの特色として味方の能力を一時的に大幅強化できる。
リン編を経由している場合、レベルと能力値はニルスのものを引き継いだ状態で登場。
HP・速さ・幸運・魔防が非常に伸びやすく、(他が圧倒的すぎて霞みがちだが)守備も上がりやすい部類に入る。力・技はほとんど伸びないものの、そもそも攻撃能力を持たないので、上がっても意味はない。
成長傾向からわかるように、耐久と回避が凄まじい勢いで伸びていき、最高レベル近くになると大抵の攻撃はかわせるようになるため、囮や回避壁としても機能する。戦闘能力は皆無だが、極めて優秀な後方支援ユニット。
支援関係
属性は氷。
足並み・進行速度・属性相性のどれを取っても、エリウッドが最良。耐久と回避に大幅な補正が乗り、回避壁っぷりにさらに拍車がかかる。
エリウッドとは支援Aでクリアするとペアエンドがあり、後日談が変わる。
その場合、エリウッドの息子である前作封印の剣の主人公ロイの母親になる。
エリウッドと結ばれるか否かにかかわらず、封印の剣には登場しない。
ヒーローズ
宿命の巫女 ニニアン
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 光のブレス+ |
補助 | 踊る |
B | 離脱の行路3 |
C | 竜盾の鼓舞 |
2017年3月に実装。原作では攻撃手段を持たないが、竜石に関連する設定のためかヒーローズではマムクートのように竜石を使って緑色の氷竜に変身し、ブレスで攻撃する。
ステータスはHP速さが高いが攻撃と守備が低い。
踊り子の補助スキル「踊り」で味方を再行動に出来るため、アタッカーよりもサポートとしての役割を果たす。光のブレスは自分から攻撃した時に戦闘後、自分の周囲1マスの味方の守備、魔防+4と能力を上げるバフが特徴。とはいえニニアン自体攻撃は高くないため使用率は低い。
弱点としては緑属性や竜特効持ちのユニット。弱点が多く、三すくみで有利だとしても守備が低いためユニットによってはすぐ沈められてしまうこともある。さらに同じ青属性で味方の再行動持ちのアクアと能力もステータスも被っている(しかしアクアは赤属性には強い武器を所持しているため生き延びやすい)。継承で少しでも弱点をカバー出来るようにしたい。
しかしニニアンで最も重視される部分はパッシブCの「竜盾の鼓舞」の存在だろう。
登場当初はマムクートの数も少なかったのでパッとしなかったが、武器錬成の開放やミルラ等が追加されてからは「マムクート全盛期」と呼ばれる程マムクートの使用率が上がった。当然マムクート統一パ(通称:マムクート幼稚園)となれば防御魔防に+6のバフをかけられて、更に踊れる彼女の存在は必要不可欠だろう。
2023年5月から神装英雄に選ばれた。氷竜の属性繋がりとしてニフル王国の衣装を身に纏った。
涼やかな花嫁 ニニアン
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/飛行 |
武器 | 清らかなブーケ+ |
補助 | 踊る |
B | 攻撃の封印3 |
C | 速さの大紋章2 |
2018年5月の「花嫁たちに捧ぐ花」というジューンブライドをモチーフとしたイベントで花嫁姿になったニニアン。なんとペガサスに騎乗した魔法ユニットとなっている。
踊りは超英雄でも健在で、武器ではターン開始時に味方と隣接していると双方の速さが上昇し、速さの大紋章や攻撃の封印も備えたサポート特化の性能。ステータスは守備が低く、その分が魔防に回った感じ。
心を奪われし氷竜 ニニアン
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 竜/歩行 |
武器 | 茫漠のブレス(専用) |
補助 | オイデ、ヒノコタチ(専用) |
A | 青の死闘・歩行4 |
B | 鼓動の封緘・奇数3 |
C | 攻撃の十字紋章 |
2022年5月から登場。別Verのレギュラー入りは初。ネルガルに捕らえられ、無理矢理力を引き出された洗脳に近い姿とみられる。
通常版とステータスを比べると死闘4の補正無しでも全て上回り、特にHPは死闘4を含めると50にまで達する。
茫漠のブレスは魔防3と錬成ブレスに加え、「歌う」「踊る」使用時に自分と対象の十字方向にいる敵の攻撃魔防-7とキャンセル効果付与の大共謀系スキルに近い効果。もう一つは戦闘開始時自身のHPが25%以上の時、戦闘中、速さ魔防+6の効果。
専用の「オイデ、ヒノコタチ」は「歌う」「踊る」として扱われ、再行動可能にする際に対象の味方に攻撃+6かつ戦闘中、奥義発動カウント変動量+1効果を付与する。更に対象が竜の時は移動+1も付与する。なるべく竜ユニットで組みたい。
サポート能力は通常版以上だが弱点は竜特効と一緒なので注意。
氷竜の巫女 ニニアン(伝承英雄)
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 竜/騎馬 |
武器 | 神舞のブレス(専用) |
補助 | 尊き竜の血を継ぐ娘(専用) |
A | 攻撃速さの機先4 |
B | 速さ魔防の近影3 |
C | 青への暗闘3 |
2022年9月から水の伝承英雄として登場。竜・騎馬の組み合わせと属性も緑に変化してユーミルと同じになった。
原作の終章でブラミモンドから八神将の力を与えられた時の姿をしている。
通常版とステータスを比べると苦手だった攻撃は58へ超絶強化。速さの方もかなり上がるが魔防は下がっている。
専用武器「神舞のブレス」は攻撃3と錬成ブレス効果に加え、「歌う」「踊る」を使用時に移動後の自分と対象それぞれの周囲四マス以内にいる最も近い敵の守備魔防-6。もう一つは戦闘開始時自身のHPが40%以上で、戦闘中、攻撃速さ+6かつ自分から攻撃した時のみ追撃不可を無効。さらに同条件でかつ属性有利か相手が不利な状態異常にかかっていれば敵は反撃不可と、ニニアンの性格と兵種に似つかない超攻撃型。
専用補助スキル「尊き竜の血を継ぐ娘」はユラリユルレリ同様に踊る扱いで2ターン目以降使用した場合、自分は再行動するだけでなく自分とダブルの味方の攻撃速さ+6かつ補助不可付与と伝承クロムの「運命を変える」と似て異なる効果。なお自分の再行動以降の効果は発動した後、3ターンの間だけ発動不可になり、従来の「踊り」へと格下げになるため、使い分けが大事。
青への暗闘で護り手総選挙ヘクトルや開花イドゥンの対策も万全で、戦闘に参加させない意思を感じさせる。機動力もあって攻撃も出来て踊れる超万能な踊り子。
一方でいつも通りに守備と魔防は低く、竜特効が弱点。しかも今までのニニアンと比べて弱点が増えている。
まず騎馬特効。属性不利の子どもマルスや総選挙リシテアには問答無用で一撃。そしてミカヤにも注意。
そして絶対追撃の対策とダメージ軽減を持っていない。条件が成立して自分から攻撃する時は反撃不可で別に問題ないが敵から攻撃される場合は無力。追撃を封じる手段もなければダメージを抑える効果もない。つまり攻め込まれるか仕留め損ねると標的に。
余談であるが、攻撃エフェクトには彼女が原作でブラミモンドによって復活したシーンが由来と思われる8つの光球が映っているのだが、ハイマットフルバーストに似ているという声や、発売時期の近さからメガホンレーザー5.1chに見える等のネタが多発した。
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マリア:同シリーズの中の人繋がり