概要
陰陽座のリーダーにしてベース・ヴォーカリスト。
メンバー紹介では『魂を喰らうベース・ヴォーカル』と紹介される(自分で紹介する)。
愛媛県八幡浜市出身。
デザインの専門学校に入学するため高校卒業後関西に移住し、その後は広告代理店でDTPデザイナーとして働きながらバンド活動を行っていた。
陰陽座のメジャーデビューに伴い退職、専業ミュージシャンとなる。
陰陽座作品のほぼすべての作詞・作曲のほか、デザインワークも手掛ける。
「空想科学病人-紙とメモ紙-」というバンドで活動していた時期に同バンドのメンバーだった黒猫と1999年に陰陽座を結成。
それまでは別の名前で活動していたが、もともとその名前で活動していた黒猫に合わせる形でメンバー全員が猫にちなんだ名前に変更した。
183cmの長身で、うねるようなベースプレイをこなしながら歌う。歌唱力は結成当初は手厳しいメタルファンに叩かれていたものの、現在ではかなり上達している。
またアルバム『魔王戴天』の頃からはデスヴォイスも使い始めた。
ただし陰陽座のヴォーカリストはあくまでも黒猫がメインであり、自分はいわば『刺身のツマ』であると公言している。
MCがとにかく長く、喋り出すと止まらない。
曲の間奏で長々と喋ることもあり、ライヴDVDによってはチャプター分けされたことも。
バンドの多くの楽曲の作詞・歌詞ばかりでなくデザインワークも一手に引き受けるスーパーリーダー。
ファンからの愛称に『兄上』などがある。
また蕎麦が好きで、うどん王子を自称する招鬼に対して『蕎麦王』と自称することもある(ただし頻度はうどん王子よりかなり低い)。
陰陽座のコンセプトである妖怪ネタは勿論、漫画や小説などにも造詣が深く、特に手塚治虫、京極夏彦、山田風太郎作品をリスペクトしている。
『忍法帖シリーズ』と呼ばれる作品群があり、中でもアニメ『バジリスク-甲賀忍法帖-』ではタイアップを自ら売り込み、見事オープニングテーマ曲をもぎ取ったほど。
しかもその作品『甲賀忍法帖』は一切の編集なしで一番がぴったり1分30秒に収まっている。
同じバンドに在籍する招鬼は彼の実弟だが、声以外はあまり似ていないので、当初は兄弟だという話をネタだと思っていたファンも結構いた。
また彼の芸名をつける際『悶淵(もんぷち)』と付けようとして本人に嫌がられ却下されたことがある。
人間椅子のベーシスト鈴木研一に多大な影響を受けており、当初は鈴木コス状態だったこともあるが、鈴木氏の方が太ってしまったのであんまり似なくなった。
ポリシー
ある指揮者の言葉を引用し、
演奏者が盛り上がって観客が冷めているのが三流。
演奏者が盛り上がって観客も盛り上がっているのが二流。
演奏者が冷めていて観客が盛り上がっているのが一流。
だったら陰陽座は二流で結構!
という旨の事をたびたび発言している。