組織としてのネスツ
英語表記は「NESTS」、漢字表記は「音巣対」。
『KOF99』から始まったネスツ編に登場する組織の名であり、その創設者の名前でもある。現在は創始者の息子のイグニスによって支配される闇組織。
現代技術を遥かに超えた科学力を持ち、人間の身体能力をさらに上昇させる肉体強化や異能力の移植を用いた改造人間やクローン、サイボーグなどSFがかった凄まじい科学技術を有する。
組織の規模はほぼ地球全土に及んでいる。『2001』では地球の衛星軌道上に超巨大衛星基地『エイダス』を建造していることが発覚。果ては『02UM』のネームレスの個人ストーリーでは火星に基地が登場している。
キャラクターとしてのネスツ
背筋がピンと伸びた大柄な金髪と髭を蓄えた老人。『2001』のムック本に掲載されたイラストに身の丈ほどもある大剣を構えている。
元々は「世界に新しい秩序を築く」という明確な志の下で、自らの名を冠した組織を造った。創設したころからの古参の幹部はその計画に同調し加入する。
しかし、息子イグニスが己の野望の為に組織を掌握するべく父ネスツを秘密裏に殺害する。
『2001』の時点で実は死亡しているが、息子によって秘匿され、幻影として、組織の長として利用されている。
組織図
首領
ネスツ(初代)
イグニス(実質の当代首領)
幹部
フォクシー:ネスツが創設したときからの古参の幹部
ダイアナ:フォクシーと同期の古参の幹部
クリザリッド:中間管理職(99)→最上級幹部(2001)
ミスティー:ネスツの最上級幹部の一人、白いロングドレスを身に纏う白髪の女性。一切の素性が謎に包まれている。『2001』では中間デモやイグニスの勝利ポーズに登場する。ネスツの壊滅後は飛賊の元長である龍と共に行動している。
実験体、ヒラメンバー
K'(『'99』辺りに脱走)
マキシマ(『'99』辺りに脱走)
ウィップ(『'99』よりもかなり前に脱走)
キャンディー:クーラのお目付役のアンドロイド
グルガン:ゼロ(オリジナル)のペット兼専属ストライカーのライオン。
イゾルデ:アンチK'の因子を持つ実験体。後にネームレスのカスタムグローブの開発する際に因子を取り除かれて死亡する。
巻島博士:マキシマをサイボーグに改造したネスツの科学者。
龍(ロン):中国の河北省を拠点とする暗殺集団「飛賊」の元長。
より強い力を求め飛賊を裏切りネスツ側に荷担する。ネスツ壊滅後は椎拳崇の中に宿る龍の力にネスツ以上に興味を示す。
ネスツ壊滅後
イグニスというカリスマを失った組織は壊滅し支部もハイデルン部隊によって少しずつ解体されている。しかし、『XIII』のK'チームEDや『XIV』のチームストーリーなどでネスツの技術を狙う組織が度々K'達を襲撃していると語られている。また『XIV』から参戦したネルソンの義手にはネスツの技術を使われているとマキシマは疑っている。
また南米チームEDでは義手を提供した件の企業は何か裏があることを匂わせている。