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ハイデルンとは……

  1. SNK対戦格闘ゲームザ・キングオブファイターズ(KOF)』のキャラクター。本稿で説明する。
  2. 宇宙戦艦ヤマト」の登場人物でガミラス軍の軍人。1の元ネタである。→ハイデルン(宇宙戦艦ヤマト)

『KOF』のハイデルン

「Go To Hell!!」(地獄へ落ちろ!!)

プロフィール


人物

KOFシリーズの第一作目である「KOF94」から登場している最古参キャラの一人でありKOFシリーズの裏主人公でもある。

ブラジルを拠点とする傭兵部隊(とされているが、どう考えても傭兵というより特殊部隊だが)の総帥で、怒のラルフ・ジョーンズクラーク・スティルの上司であり、レオナの上官兼養父である。
なお、ハイデルン自身は「KOF」シリーズのオリジナルキャラであるが「Ⅲ」で、ハイデルンと思わしき人物がでも画面で登場している。(尤もその人物はアメリカ軍人だが。)

名前の元ネタは「宇宙戦艦ヤマト」のハイデルンだがハイデルンという名はコードネームであって本名は不明である。出身地も不明であるが、趣味や好きな食べ物からしてドイツ人もしくはドイツ系の人間と思われる(ファンの一部では英語圏内の国出身、あるいはアメリカ人とも推測していいる)。宿敵のルガールと「KOF'96」のラスボスのゲーニッツ、レオナの実の父親であるガイデルも宇宙戦艦ヤマトの登場人物からとっている。

キャラクター性は映画「ランボー」シリーズの登場人物であるトラウトマン大佐で外見が「北斗の拳」のカーネルと元ネタのヤマトの同名のキャラクターの要素が含まれている。

奥・サンドラと娘・クララ、自身の部隊の隊員50人を殺し自身も右目を奪ったルガールは宿敵であり、ルガールに復讐するため部下のラルフとクラークを率いて大会に乗り込む。
後に友人のガイデルとその妻が変死する事件が発生し、ガイデルの実娘であったレオナを養女として引き取り、レオナ自身の希望もあって軍人としての教育を施していた。

細身な見た目とは裏腹に握力は軽くラルフを超えており、相手の体力を吸収したり真空刃を生み出すこともできてしまう。多分に人間離れしているが、本人曰く「厳しい修行の成果」とのことである。・・・・すごい漢だ。

デフォルトカラーは緑だが98では草薙柴舟と色が被るため、デフォルトカラーはダークブルーとなっており、Ⅺでは赤になっているなどモテるオヤジはちょいオシャレである。

因みにラルフやクラークとは年が近く、ラルフとは4歳、クラークとは9歳としか離れていない。

CVの新居さんは宿敵ルガールの他に柴舟やオリジナルゼロの声も担当している。

性格

冷静かつ冷徹で、背景で待機しているときは味方が負けたとき、自身の敗北後味方が勝利したとき以外は全くの無反応でKOF98のキャラクターインタビューでも非常に口数が少ない。またシナリオ上においては、何があっても冷静を貫いている。が、レオナに対しては父親らしい優しさを見せる場面がある。
常識の範囲が広い人物でもあり、イグニスにはベタな悪党と評価している。彼曰く、「巨大組織や高度な科学力を有してもやることはそんじょそこらのチンピラと一緒」という意味で、幾度となく世界の裏側を見た彼だからこそ言える言葉である。彼にとって稀有な悪党とはどういうものか是非教えてほしい。

ルガールとの因縁

とある雑誌に掲載された企画担当者のコメントによると、「KOF94」の8年前に持ち前の格闘術と人望で一教官となり、妻サンドラとの間に娘のクララが生まれ、幸せの真っただ中であったハイデルンの元に、彼の噂を聞きつけたルガールがたった1人で基地に殴り込みを仕掛け、道端の石をどける程度の感覚で彼らを殺害し、その知らせを聞いて帰還したハイデルンはルガールに軽くあしらわれ、右目を失明した。(ルガールは「94」で「彼の奥さんと娘の命を奪ったことについて申し訳ないと思っている」といっている。)

全てを失い、耐え難い屈辱を植え付けられたハイデルンは自らの傭兵部隊を築き上げながら、自身はルガール復讐を果たすため血の滲む修行を重ねてオリジナルの格闘術を編み出し、「94」と「95」にて見事、復讐を果たしたのである。
反面、ルガールの息子であるアーデルハイドとは仲は悪くなく、むしろお互い気の合う者同士である。アーデルハイドの愛称は「ハイジ」であり、ハイデルンの亡き実娘である「クララ」とかけられている

ハイデルン流暗殺術

打倒ルガールを果たすため、自身が開発したオリジナルの暗殺術とマーシャルアーツを組み合わせた格闘スタイルをとっており、ラルフやクラーク、レオナ、ウィップを指導しているが、基本的に使用者の長所を生かすのがハイデルンの指導方針のようで、レオナ以外は通常技を含め、ハイデルンの技を使っているようには見えないのもそのためである。特にラルフとクラークは暗殺術云々じゃなくマーシャルアーツやプロレス技を使って戦っている。

特撮作品や漫画(特に少年ジャンプ掲載作品)に影響されたと思われる部分も多く、相手の体力を吸収する、拳を当てたり手刀で突き刺して相手を燃やす・爆破する、画面から飛び出すほどの高さまで投げ飛ばすなど、その荒唐無稽さはオカルト・SF要素の強いKOFシリーズにおいても一際異彩を放っている。

ストーリー面において

プレイヤーキャラとして登場するのは「94」と「95」、「2001」、ストーリーのないお祭り作品である「98」とリメイク作品である「98UM]、「2002UM」である。それ以外の作品ではバックストーリーに登場しており、特にネスツ編ではK'より目立っている。「2000」ではウィップのアナザーストライカーとしても登場している。

『94』では、ある日Rとメッセージが書かれた手紙が届き、その送り主が妻子と部下を殺し自身の右目を失わせたルガールと確信し、部下のラルフとクラークとともに参戦。エンディングでは見事ルガールに復讐を果たし、過去と決別するように自分と妻子の笑顔が写った写真を両断した。ラスボスであるルガールと唯一因縁があるキャラクターであったため、扱いが特別ともとれる。

オロチ編第一章である『95』でまたRと付いた招待状が届いたことでルガールの生存を確信し、今度こそ決着をつけるため再びラルフ、クラークとともに参戦。エンディングでルガールがオロチの力に飲み込まれていく様を見て、今度こそルガールの死亡を確認しハイデルン自身は一端前線から退く。が、同時にその暗黒の力を利用して何かを企む連中がいることを示唆した。

『96』以降は指揮をとるためにKOFにプレイヤーキャラクターとして登場はしなかったが、デモには登場していた。『2001』では操作キャラクターとして久々の復帰を果たす。

『99』〜『2001』のネスツ編では主人公であるK'よりも出番が多い。

『99』 どこぞの機関と組み、世界中に散らばった草薙京のクローンを全て回収。またクリザリッドの死体を看取ったりしている。

『2000』 リング機関と組みヴァネッサとセスを派遣しK'とマキシマの捕獲に挑むが、主謀であるリングがゼロの成り済ましだったことを見抜けず、サウスタウンにゼロキャノンを発射してしまったことを後悔し、ネスツは次はどの手でくるかと心配している。

『2001』 プレイヤーキャラとして参戦。2Pカーソルのデフォルト位置に置かれている。イグニスに対しありふれた悪党と言う当たりかなりの悪党を見てきたのかもしれない。

『2003』以降は再びプレイヤーキャラではなくなっているが、『2003』から始まるアッシュ編では重要キャラの一人であるアーデルハイド・バーンシュタインと邂逅する場面があり、続編のXIでは空母と護衛艦二隻を借り切って会議を主催するなど、表社会への影響力や人脈も広い。

『XIII』ではエディットチーム時に登場、締めを飾っている。

と非常にストーリー関わることが多いからKOF裏の主人公と呼ばれることもあったりする。

なお、ストーリーのない「98(UM)」ではタクマ・サカザキ草薙柴舟と、「2002UM」では柴舟の代わりに鎮元斎と組んでいる。(「98(UM)」では親父キャラということで、「2002UM」では弟子及び部下たちの実力を確かめるためである。)

性能

ファイナルブリンガー!!



格ゲー界でストⅡガイルと双璧をなすタメキャラの代表。通常技の名前は全て神話や白兵戦の武器の名前から採られている。当たり判定がでかいのが難点だがダッシュをすると異様に身長が低くなり当たり判定が小さくなる。リーチの長い足技も魅力だが使いこなすのは慣れが必要。

ハイデルンの生命線となる飛び道具のクロスカッター、対空に使えるムーンスラッシャー、レバガチャで威力・回復量のアップが可能なコマンド投げストームブリンガー、奇襲に使えるネックローリングなど一通りそろっておりKOF94、95では初心者でも使いやすい。

94では通常技や必殺技の基本性能が高く、待ちガイルならぬ待ちデルンモードの鉄壁ぶりもさることながら、ムーンスラッシャーをおよそ斜め45度の角度で相打ちすると相手の体力を8割奪えるバグ(「恐怖の斜め45度」)や、ムーンスラッシャーを空振りしてから「ブリンガー」がつく技を出すとダメージが跳ね上がるというバグ(「空振りンガー」)、コンボ中にコマンド投げでダウンさせると倒れている相手に再びコマ投げが入るバグ (「永久投げ」コマ投げキャラ共通)など、ハイデルン特有のバグから全キャラ共通のバグなどを多数味方につけていた。
ゲーメストムックの'94ダイヤグラムでは一部バグ込みの評価でぶっちぎりの1位を獲得。
特に「恐怖の斜め45度」は攻略ライター陣に多大なトラウマを与え、バグが無くなった95以降ですらスラッシャーを相打ちで食らうと思わず「ギャー!」と叫んでしまうほどであったという。

95では1人だけ追加必殺技がないという扱いを受けたが、そのかわりに強「クロスカッター」の弾速が上がり、またコマンドの関係性からガードキャンセルで出しやすく、待ちの固さがアップした。
バグは軒並み修正され、「超ブリンガー」がスラッシャー分のダメージが追加されると言う形でバグから仕様になった。
しかし今度はムーンスラッシャーでKOすると次の相手に空振り抜きで超ブリンガーが決められるというバグが発生。
相変わらず基本性能は高く、火力インフレが顕著な95ではあまり目立たなかったが、一時期はダイヤ1位とも言われる強さを誇った。

前述のように基本的に待ちを主体とした戦法が強いが、94と95では 「ネックローリング」 を移動手段として使い溜めながら接近しつつ、「ストームブリンガー」 で通常技をキャンセル (モズキャン) して固める近接戦闘も強力で、こういった戦法を主体としてガンガン攻めてくるハイデルンは 「高機動教官」 と呼ばれ恐れられた。

98では若干通常技に癖があり使いにくくなっているので上級者向けになっているが、牽制技がいいのが揃っており、従来の技に加え、相手を真上に投げてストームブリンガーでキャッチし、体力を吸う当て身技のキリングブリンガーも追加されたので腕次第で強くなれる。また、クロスカッターは出げ遅くはなっているものの、打点の高さはKOFの飛び道具の中でも最高クラス。巨大化しているため相手キャラによっては飛び越えられる可能性が低く、攻守で活躍する。
超必殺技のファイナルブリンガーがCボタンの通常投げであるリードベルチャーの二度目のバウンドと同時に出すことで、ネックローリング同様めくることができる。少しの調整で表裏が変わるため、とっさに出されると特に暗転のないネックローリングは上級者でも対応が困難になる。
真超必殺技のハイデルンエンドは威力は高く出掛かりに無敵判定があるため割り込みにも使えるが、基本的には連続技用。
初登場の98では多くのキャラのしゃがみ食らい状態に当たらないため連続技での安定感が全く無いが、後の作品では改善された。

2001でタメコマンドから通常の波動コマンドキャラに変更。98の弱い所が強化され、コマンドが波動昇龍式になっており、比較的扱いやすい。動作の速さも元通りになった。

2002UMでは再びタメキャラに戻った。98と2001の中間あたりの性能である。
ネックローリングが移動投げなった他、ハイデルンエンドのボイスが「ゴートゥヘル!」から「ジ・エンド!」に変更された。また、今作ではネックローリングが移動投げになったためクロスカッターを喰らわせてからのネックローリングのコンボが出来なくなっている。
2002UMでは強力な超必殺技「カリバーン」が追加。発動したのが密着時とそうでないとで技の性質と演出が異なるという技である。
近距離立ち強パンチと同じモーションから、近距離だと払った腕が根元でヒットした場合、空中に浮かせてから衝撃を直接与える演出に変化する。
遠距離の場合、衝撃波で相手との距離などによってヒット数が大きく変化し、最大で17ヒットする技になり、更に追撃することも可能。相手がガードしてもかなり削れるので削り技がないハイデルンにとっては貴重なケズり技ともなる。初代餓狼伝説をやっていたプレイヤーなら初代烈風拳と似ているためなつかしむ人も多かった。
密着状態だとガード不能になる上に発生が早く、威力が衝撃波の最大ヒット時より大きい。小技からのキャンセル以外では連続技に組み込めないが、画面端での空中コンボや対空に使うことは可能。
ダメージ自体は遠距離からの衝撃波を全てヒットさせた時よりも、近距離で相手に直接決めた方が高い。

全般的に上級者向けだがうまい人が使うととにかく強く、最強キャラとされている94と95では初心者でも扱いやすいキャラである。

PS2版の2000ではウィップのマニアックストライカーとして登場。ストームブリンガーで相手を長時間掴み続けるためそこから連続技が作れる。(例.ギャラクティカファントム)

その他

オカマ・・・・?

かつてハイデルンは実はオカマなんじゃ・・・?というありがた迷惑なうわさがあった。というのも自身が負けた際のポーズや、負けた後の待機中のポーズ、「95」での攻撃避けのモーションである。その後発売されたオロチ編設定資料集のイラスト原画に避けポーズにハートマークが描かれていたため、至るところでこれをネタにされることが多い。

親父チーム結成の裏側

ドリームマッチである「98」ではタクマ・サカザキ草薙柴舟と出場しているが、その裏側として柴舟の行きつけの飲み屋で彼らとばったり会い、意気投合したことでチームを結成している。(ちなみに藤堂竜白も同席していたが、何故か彼だけ外されたのである。)
が、なぜハイデルンが日本の飲み屋に来たのかは不明。休暇でたまたま日本へ寄ったといえばなんとなく話はつくが。

関連イラスト


「98」での「親父チーム」

 「次はお前だ!」

KOF 怒チーム 親父チーム
ラルフ・ジョーンズ 部下
クラーク・スティル 同上
レオナ・ハイデルン 同上兼養女
ウィップ 部下
ルガール・バーンシュタイン 宿敵
タクマ・サカザキ 「98」、「2002UM」でのチームメイト 
草薙柴舟 「98」でのチームメイト
鎮元斎「2002UM」でのチームメイト
宇宙戦艦ヤマト 名前の元ネタ

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