「コーハンいくっす!」
プロフィール
初出作品 | KOF94 |
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格闘スタイル |
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出身地 | 韓国 |
誕生日 | 10月21日 |
年齢 | 38歳(94)、39歳(95~) |
血液型 | B型 |
身長 | 227cm |
体重 |
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好きな食べ物 |
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大切なもの | 鉄球 |
嫌いなもの | ムカデ、修行の日々(2003以降) |
趣味 | ものを破壊すること |
得意スポーツ | 卓球 |
キャッチコピー | 鉄球破壊王(96)、圧殺魔人『98』 |
声優 |
人物
『KOF'94』からキム・カッファン率いる「キムチーム」(韓国代表)のメンバーとして出場しており、『2003』までのナンバリングタイトルには全て登場している。
巨体の持ち主であり、肥満体。KOFシリーズの中で身長の高さは無界に次ぐ2位、体重は1位のキャラクターである。頭頂部は禿げあがっており、側頭部の髪と髭を伸ばしている。
刑務所に収監された際に拘束の為に繋がれた鉄球を武器として利用している(KOFのルールでは刃物と鈍器以外の武器は使用が認められている)。
漢字表記は張巨漢。名前と「太っている→相撲→ちゃんこ」をかけて、ファンの間でしばしば「チャンコ」と呼ばれる。
中国語圏じゃ名前が「巨漢」なのがさすがにはおかしいので、「陳国漢」や「張国寒」などの普通にありそうな名前を当て字にした。
多くのイラストレーターから人気が高く、森気楼氏やヒロアキ氏、ノナ氏から好きなキャラクターとして挙げられている。
なお「韓国では日本人という設定になっている」というのは根も葉もない噂なので注意。
もっとも、顔は欧米人の方に近いが。
得意スポーツは何故か卓球。あの体型で…?
性格
『'94』までは立場と見た目はコミカルながら、根っからの悪人であったが、『'96』以降では徐々にコメディ要素の言動や行動が増えていった。
『'98』のインタビューや『'99』でのサイコソルジャーチームへの勝利メッセージを見る限り、女性や子供に対し力の加減が出来ないということで闘ったり組んだりするのは苦手と答えている。
本人はいたって真面目な悪人なので『'96』『'97』『'98』の援護攻撃では、チョイ・ボンゲ共々、他のキャラクターに援護しない悪人キャラクター(八神庵、山崎竜二、ギース・ハワードなど)をよく援護する相性に設定されている。逆に『'96』以降は絶対にキムを援護せず、『'98』でも神楽ちづる、麻宮アテナ、椎拳崇、鎮元斎も援護しない。
来歴
傷害事件を起こし服役していた囚人だったが、刑務所の壁を鉄球でぶち壊して脱獄したところをTVのニュースを見ていた二人の息子によってチャンの存在を知ったキムによって後に確保された。更生という名目でキムの許で身柄を引き取られたチャンは、チョイと一緒にキムが課す修行生活の日々を過ごすことになる(キムの技を幾つか習得するが、肥満体型のせいか、ほとんど似ても非になるものが多い)。
最初の頃は何とかしてキムの元から逃亡することばかりを考えており、『'94』のエンディングでキムから逃亡したり、更生終了かと思いきや、結局は口を滑らせて本音を吐いたところをキムに捕まるところまでが定番となっていた。
『'99』ではキムのライバルであるジョン・フーンに日本へ連れて行かれて個別指導を受けて以降は、キムからの逃亡は半ば諦め気味になりシリーズが進むにつれ、チョイとの間には友情にも似た感情が生まれ、メイ・リーを可愛いと思うなど、人間臭い一面も見せるようになった。
『'99』のEDでは二人を殺して自由になる…と妄想するも思い留まる。チョイと共にしみじみと「自分達も丸くなったな」と語り合っており、キムとの修行は無駄ではなかった模様。
『2000』のEDではゼロキャノンの攻撃に受けてチョイと体が入れ替わる結末だったが、『2001』ではお互いの頭をぶつけたら元に戻ったため、普通に出場している(ちなみに二人が対戦する前には、お互いの武器を交換する演出がある)。
『2003』では、今まで組んできた相棒のチョイが不参加であることを寂しがったり、暗器使いのまりんにチョイの面影を見出そうとしたりする一面を見せている。
『2003』まではシリーズ皆勤賞だったが、『XI』で初の欠場。それ以降はストーリーやエンディングのみの出演となっている。
『XIII』では修行をサボるためにチョイの発案に乗ってキムの更生の矛先をライデン やホア・ジャイに向けさせていた。しかし、その企みも二人に見透かされてEDでは、さらに厳しい修行を受ける羽目になる(ちなみインドのステージで背景キャラとして登場している)。
『XIV』ではキムの労いで一時の自由を得た二人は旅先の酒場で酔っ払ってトラブルを起こして刑務所へ収監される。そこで伝説の犯罪者であるザナドゥと出会い、「悪人チーム」としてKOFに出場する。大物を取り入れて再び悪の道に舞い戻ろうとする二人、しかしザナドゥの支離滅裂な行動に後悔することになる。
EDでは優勝賞金をキャンプファイヤーの火種として目の前で燃やすザナドゥの奇行に遂にチョイと共に決別を決意する。
『XV』では追加DLCファイターとして参戦したキムの特殊EDにカメオ出演。『XV』公式サイトのキムへのインタビューによれば、結局チョイ共々キムの下に逃げ帰る形で戻った模様。
その他の客演
『リアルバウト餓狼伝説』ではキムのエンディングにて空港で迎えに来ているアリス・クライスラーとチョイと共に出演している。
『リアルバウト餓狼伝説SPECIAL』では韓国ステージでキムがいるときに条件を満たすとチャンがチョイをぶら下げて空中に飛んでいく。
『カプエス2』ではまさかの外部出演。胴着ではなく囚人服に戻っている。チョイがオプショ伴っており、飛び道具扱いチョイが攻撃する必殺技がある。
『SVC』ではキムとチョイの両方のエンディングの登場している。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では追加DLC「KOFスタジアム」の背景キャラとしてチョイと一緒に登場している(衣装は『'94』仕様)。
衣装
上述の経緯もあって、『'94』『'95』は黒い囚人服に腕輪・足輪という服装。袖や裾はボロボロになっていた。
『'96』からはキムとお揃いのデザインの胴着になったが、袖や裾がボロボロなのはそのままである。おかげでカラーエディットで真っ黒にしたら帯以外囚人服を再現可能である。
また『2001』からは腕輪と足輪が白いリストバンドになっている…がぶっちゃけ、腕輪の色を白くしただけ。
『XIV』では再び囚人服になったが、色はオレンジで裾や袖がボロボロではなく、綺麗な服を着させてもらっている。さらに鉄球を使う手には厚手のグローブを装着した。
どうやって細工したのかわからんが何故か鉄球の中にドカ弁が入れられるようになっている。
待機中にはその弁当を食っているが、中身は脂っこい物だらけ。(野菜は一切なし)
というか、そんなの入れて振り回してたら確実に寄り弁になると思うが、問題ないのだろうか…が、かなりおいしく食べてるので、美味しけりゃ気にしないようでなにより。
特殊エディットチーム
KOFシリーズでは特定のキャラでチームを組んでクリアするとエンディングで一枚イラストが見られる。
『'97』では悪人繋がりの山崎竜二と、チョイ、チャンで「悪い子ちゃんチーム」。
『'98』では同じくパワーファイターであるラルフとブライアンとチャンで「破壊力チーム」(ラルフとは『'99』でも特殊エディットチームで組んでいる)。
他にも鎮元斎、チョイ、チャンで「色物チーム」、ビリー、ジョー、チャンで「連打でGO!チーム」。
『'99』ではマキシマ、ラルフ、包、チャンの「人間急降下爆弾チーム」。二階堂紅丸、アンディ、ジョン、チャンの「美髪チーム」の2種類。
スマートチャン
『2000』では、マニアックストライカーとして「スマートチャン」という、痩せて顔付きも変わったチャンが登場する。髪が生え揃い、髭はもみあげに繋がった顎髭のみとなり、服装も独自のものであり、ほぼ別人と言っていい外見になっている。
ストライカー動作は「鉄球大回転」で、あの体格でも鉄球をやすやすと振り回す。あの体格でブンブン振り回している。大事なので2回言いました。最後に鉄球を振り下ろすが、その時の動きがどっかの男前にそっくりなのは内緒な!
プリティー・チャン
アプリゲーム『THE KING OF FIGHTERS ALLSTAR>KOFAS』では、まさかの女性化!しかも幼女である。
スペシャルスキルは「鉄球大暴走」で、あの体格でも鉄球をやすやすと振り回す。あの体格でブンブン振り回している。大事なので2回言いました。
正に公式が病気である。
性能
鉄球を使った攻撃が多い。技の隙が大きく機動力も最低レベルだが、攻撃力と防御力はどのタイトルでもゲーム中トップクラスである。攻撃判定の強い各種の技と、持ち前の高い攻撃力で強引に攻めきることも可能であり、わずかな手数でも相手に大きなダメージをもたらすことができるため、相手にプレッシャーを与えられる。少なくとも彼に対してトラウマを持った人もいるだろう。
キムの技もいくつか使えるが体格のせいか似て非なるものとなっている。
あの五郎さんを唯一得意としているキャラである。(ついでに言うと、『'98』ではラルフと五郎さんを得意としている。)
余談
『'94』の初期設定ではチョイよりも凶悪な2人の囚人(1人は両手にナイフを持った男で、もう1人は手錠をした男)とチームを組んでおり、そのチーム名は「囚人チーム」であった。
『XIV』の悪人チームはこのコンセプトを引き継いだチームといえるだろうか。
勝利セリフの一つに「やったぜ、コーハン!」というのがあるが、これが「やったぜ、モンハン!」と聞こえるという声が挙がっている。
他にも「おらっ、次出てこい!」が「オラ、乳がでかい!」だのとやたら空耳される。
どういうわけかレオナに敬礼されている。詳しいことはレオナの欄で。
彼の好きな食べ物である「牛の丸焼き」とは、牛の丸焼きの中に羊の丸焼き、その中に鶏の丸焼き、そして更にその中にゆでたまごを混ぜ込んだ料理である。
『XIII』のオフィシャルブログでは、まりんとオズワルドと共に『XIII』調のドット絵が公開されていたが、『XIV』では復活参戦を果たしているものの、グラフィックが2.5Dのため、結局ドット絵は無駄に終わった。
関連タグ
キム・カッファン チームメイト…というか更正指導をされる
チョイ・ボンゲ チームメイト兼更正仲間
ジョン・フーン チームメイト、こちらからも更正指導を受ける
メイ・リー チームメイト
ザナドゥ 「悪人チーム」としてのチームメイト
ラルフ・ジョーンズ 『'98』、『'99』での特殊エディットチームでのチームメイト
ブライアン・バトラー 『'98』での特殊エディットチームでのチームメイト
レオナ・ハイデルン 何故か敬礼される