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七枷社

ななかせやしろ

七枷社とは、「KOF」オロチ編に登場するキャラクター。ファンからの愛称は「オトコマエ」もしくは「ゴリラ」。
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ケンカが強い上に男前


プロフィール編集

格闘スタイル
  • 主に打撃系の技が中心(表)
  • オロチの力(主に大地の力を使い、投げ技を多用する)(裏)
誕生日12月31日
出身地日本
血液型O型
身長190cm
体重99kg
趣味バンド、旅行
好きな食べ物穂先メンマ、ラーメン(特にインスタント)(98)
得意スポーツ水泳
嫌いなものナス、狭いところ、八神庵
大切なもの琥珀(タツウル)
異名絶対不敵
CV

概要編集

KOF97より登場したキャラクター。

シェルミークリスらと共にバンド「CYS」を組んでおり、担当はギター。バンドマンとして生計を立てている。

KOFにはニューフェイスチームとして参戦した。


短い銀髪、または白髪で、やや日焼けしたような肌色が特徴。素肌の上に赤いジャケットを羽織っており、白いサスペンダー付きのズボンを履いている。また、茶色いっぽい手袋をはめ、革靴を履いている。


その正体は、オロチ四天王の一人「乾いた大地の社」で、ゲーニッツ亡き後の八傑集を束ねている。


人物編集

対バンでファンを根こそぎ八神庵に持って行かれ、その憂さ晴らしにKOFに参戦という経緯を持つ。

その際、とあるキャラクターがかませ犬扱いを受ける原因を作るが・・・、まぁ特別気にする必要もない。後、極限流道場に道場破りをしている。


庵嫌いは徹底しており、「98」ではKOFは「赤毛(庵の事)を潰す場所」と語っている。他の参加者にとってはいい迷惑である。

これに関しては三種の神器をめぐる因縁よりも個人的な感情が強いと思われる。とはいえ、裏社(=オロチの復活を目論む者)としても庵を狙っているため、真意を隠した言動とも受け取れる。

『98』のインタビューにおいても、すべての質問において庵を引き合いに出して回答している(Q.誰と組みたいか?「赤毛。俺が引き立つ」Q.誰と組みたくないか?「赤毛。側にいるとムカつく」など)。いや、どっちやねん!

しかし、肝心の庵は社のことをほぼ無視しており、また、復活した社に対して「(オロチの)力を失った貴様など路傍の石」と言い放っている。


性格は豪快で気まぐれ。一見気のいいあんちゃん的な言動の一方で、短気で荒っぽいところがある。また、目的のためには手段を選ばず、自分の理屈で人を殺そうとするような冷徹さがある。

オロチの力を覚醒すると、冷酷非道な部分がさらに強まるが、これは「オロチ四天王=長であるオロチの眷属」故にオロチの意思を優先しているとも言える。


表社としては若干ナルシストなところがあり、自分やクリス、シェルミー以外を下に見ているようなところも見受けられる。

嫌いなものに狭い所とあるが、かつて狭い所に挟まってしまった嫌な思い出がある。あと、ナスが嫌い。理由は不明だが。


趣味に「旅行」を挙げているが、実際には世界中を自分以外のオロチ一族を探すための旅に由来する。

大切なものの「琥珀(タツウル)」はペットとして飼っている鷹。『'97』の勝利時で登場しその姿を見ることができる。

シェルミーやクリスとスキューバダイビングなどに行っていることから、オロチ一族の願いを完遂させようしつつもなんだかんだいって人間社会をエンジョイしており、『XV』ではその点をレオナからやんわりとツッコまれている。


ファイティングポーズ(ニュートラルポーズ)が表と裏とでは違い、表社ではカンフーのような構えをしながら左右にジャンプしてバランスを取るというものだが、裏社では「糸巻き」のように腕をぐるぐる回しているという妙なもの。しかも『2002UM』では更に早くなっている。


『2002』にて勝利メッセージの殆どがアニメ「スクライド」の台詞をパクっているものと思われる。

「喧嘩が強い上に男前」の台詞は特撮ヒーロー番組『鳥人戦隊ジェットマン』の登場人物ブラックコンドル(結城 凱)の台詞「気前が良い上に男前」のパクりである。


ファンからの愛称は「男前」であるが、筋肉モリモリで銀髪ということから「ゴリラ」、ごくまれに「スコット・スタイナー大先生みたいな奴」とも呼ぶ人もいる。

『97』と『98』のイラストではまさに「男前」という感じの顔であったが、どういう訳か『2002』のイラストではゴリラ顔になっている。更に覚醒後の絵がとにかく酷い。これは社内の混乱のせいで、『2001』から新たにキャライラストを担当したノナと開発チームとの連絡がうまく取れず、キャラクター像が共有されていなかったことが原因である。社以外のキャラ(クリス、山崎など)もこれまでのイメージと違う感じになっている。

『2002UM』ではキャラデザインがヒロアキに変わったことで男前顔に戻った。


オロチ四天王として編集

表向きの参戦理由こそ「八神庵へ対する逆恨み」でしかなかったが、本当の目的は別にあり、それこそが七枷社の正体となっている。

実はシェルミーやクリスと同じくオロチ八傑集の一員であり、社は「乾いた大地」の異名を持つ八傑集の中の「オロチ四天王」のリーダー格である。


中間デモにてオロチ四天王として登場した三人はKOFに参加した本来の目的はオロチ復活の為に必要となる膨大な精神力をかき集める為、KOFを利用して格闘家達から発散される精神力を集めていたことを明かし、プレイヤーチームに戦いを挑む。

本作では中間デモにて庵とレオナの暴走を促している。

また八傑集の一人である山崎竜二をオロチ側に来るように誘うが、それに応じなかったことには「一族のツラ汚し」と貶している。

ニューフェイスチームルートでは、精神力を効率的よく集めるために精神と肉体を分離して行動していたことが明らかにされている。


最後はクリス、シェルミーを殺害し、さらに社が自分自身の命を捧げてオロチの完全覚醒を引き起こした。


その後の動向に関しては、「オロチが倒され眠りについたルート」においては「倒されたオロチが再び眠りに就いた際に社とシェルミーも同じ時空に飲み込まれた」という設定である。


オロチ編以降の動向編集

『98』以降は死亡(あるいは封印)扱いとなっているため、基本的には本筋のストーリーがある作品には3人揃って出演していない。しかし人気が高いためか、お祭り作品には必ず出場している。

『2000』ではラルフのアナザーストライカーとして登場している。


『SNKギャルズファイターズ』ではシェルミーのエンディングに登場。シェルミーが飼っているハムスターに子供が生まれたのでカゴが欲しいと願いを叶えてもらう。しかしKの御札があればオロチが復活できるのでは・・・と社は思わずツッコんだ。


コミック版「KOF A NEW BEGINNING」ではオロチと共に魂をバースに取り込まれていたらしく、バースから飛び出した時に四天王共々亡者として一時的に実体化していた。


『XIV』の大会終了後の後日談に当たる『SNKヒロインズ』ではなんの脈絡もなくシェルミーが出演しており、さらに彼女のエンディングにクリスと共に姿を現している。相変わらずバンド活動に励んでいるらしい。


『for GIRLS』では世界観がこれまでのシリーズと異なるパラレル扱いのため、オロチ編の流れも『98』とは異なるものとなっている。ゲーニッツが登場している一方でシェルミーは登場しておらず(ストーリー上で死亡していることが明らかになっている)、他のオロチ八傑集や庵との関係もまだ不明瞭なところがある。


2021年3月、『2002』から19年ぶりに『XV』に参戦することが発表された。

衣装は過去のデザインに似た印象だが、赤の革ジャンに変わった。なお、この時Twitterにて発表された開発者のコメ付きのイラストではクリス、シェルミーらしき人物が描かれていた。その後、4月になって二人の参戦が発表され、再びオロチチームとして参戦決定した。

そして10月にチームストーリーが公開された。『97』のエンディング後にオロチと共に封印された筈の彼らが復活したのはどうやらバースが関与しているらしく、再びバースに会うためにKOFに出場することになった。

性能編集

バンドマンとしての社(以下:表社)と、「乾いた大地の社」(以下:裏社)とでは性能が大幅に違う。

表社はラルフ・ジョーンズと同じく豪快な打撃技を豊富に取りそろえる典型的なパワーファイターで超必殺技がどれもラルフの超必殺技とだいたいが似ている。裏社は大門五郎の技を丸パク・・・いや、酷似した投げ技を多数取り揃える投げキャラだが、超必殺技のほえるだいちとMAX2のアルマゲドンがラルフのギャラクティカファントムと似たようなものになっているほか、そのほえるだいちが表社のファイナルインパクトとの動作と性質が似ている。

ただ必殺技の内容が異なるだけで通常技は共通となっており、中でも初登場となった97では、どう見てもローキックな近距離立ち強Kが中段となっており、わかっていても喰らってしまう技として猛威をふるった(もっとも、これは単純なプログラムミスであり、98では修正された)。

またしゃがみ強Kは判定が2回出るので、前述の近距離立ち強Kと併せてのお手軽2択で初心者にも扱いやすい(ただしそこからの攻めとなると、裏社は少々熟練を要する)。


欠点は飛び道具に弱く中でも巨大な飛び道具を所持するマチュアハイデルンには苦戦しやすい。また、表裏とも守りに便利な技が少なく、確定反撃や割り込み、連続技等様々な局面でファイナルインパクトを多用する事になるため裏社程ではないにしろゲージ依存が強いため、中堅または大将向きなキャラと言える。例外として'98UMでは無敵技になったアッパーデュエルがあるため、先鋒でも使いやすい。


大会では裏社の使用率が圧倒的に高く(キャラランクでも裏の方が表より上)、表社は上位キャラであるにもかかわらず使用率は上位の中ではかなり低く、影が薄い。が、あえて表社を使うプレイヤーも少なくなく、表社で3タテかますプレイヤーもいる。


その他編集

彩京の格闘ゲーム『堕落天使』に彼そっくりの『壬生灰児』というキャラクターが登場するが、これは社をデザインした開発者がSNKから彩京に移ったが、彼の退社後にデザイン案から社が正式採用されたのを知らずに類似したデザインを用いたためでであるという。

このため登場時期は社の方が先だが実は灰児が原型であり、デザイナー曰く、異母兄弟だが灰児の方が兄との事。

ゲーム版「KOF京」では、社と山崎がギースに雇われて京を邪魔をするイベントで登場している。この時からオロチ一族として活動しており、既に京達にも正体を明かしていた。

さらにオロチの復活を完全な形にさせるためクシナダの生まれ変わりであるユキ(京の彼女)を攫い生贄にしようとする。だが、この目論見は京達によって阻まれた。

携帯アプリゲーム「KOF ALLSTAR」では、謎のロボット「シュタイン」によって女体化されたプリティー・社が登場している。衣装や髪型はほとんど変わらないものの、ボトムがホットパンツになっている。


関連タグ編集

KOF オロチ編

オロチ八傑集 オロチ四天王

シェルミー

クリス

オロチチーム

乾いた大地の社:裏キャラクター仕様

八神庵:嫌いな奴

山崎竜二:一族の面汚しと罵倒するが「KOF京」では共闘

ギース・ハワード:「KOF京」では上司

タクマ・サカザキ:「97」で道場を襲撃

ラルフ・ジョーンズ 何かと共通点が多い(性格、ファイトスタイルなど)

大門五郎:同じく(というか一部の技が彼と似てる)投げキャラ


仙崎恵磨:性別も時代も会社も飛び越えたカップやきそば現象

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