概要
オロチ編に登場する一族であり、敵役にあたる集団。
正体不明の地球意思「オロチ」を頂点として、オロチに魅入られた者達で構成されており、そのオロチを崇めている共同体のことをオロチ一族と呼称する。
作中では、オロチの気は暗黒パワーという名称で呼ばれており、オロチの力の源でもある模様。根源が同じだからか八神庵とクリスの扱う炎の色は青みがかった紫色で共通している。
なお、暗黒パワーそのものはどのようにして気のやり取りを行うのかは不明だが、ルガールをはじめ後天的に通常の人間でも扱う事ができる様子。
また、人類側の代表者「三種の神器」一族の者達とは敵対関係となる。
オロチ一族とは
見た目は人間の姿をしているが人外の存在であり、その実、残虐性が高く破壊的な行動を好む。
基本的にオロチの意思に従っており、地球での自然破壊やその他の生物を蹂躙する人類の敵となったオロチ同様に人類側に対して敵視しており、最終的にはそのオロチを復活させて人間達を滅ぼすことを願いとしている。
しかしオロチ一族としての本性が現れていない限りは、普通に人間社会に溶け込んでおり、ゲーニッツは牧師を務め人間の文化に触れていたり、シェルミーはデザイナーの仕事で活躍をしていたり、社やクリスはバンド活動に励んでいたりと、
普段はそこまで人に対し残虐性を持ち合わせていない(表の顔で装っているだけかもしれないが)という一面もある、底の知れない人種でもある。
また、三種の神器の一角八神庵の先祖「八尺瓊」は660年前に、オロチ一族の中でも特に強大な存在「オロチ八傑集」の封印を解いて血の契約を結んだために紫色の炎色となり、公式の媒体によっては八神家や八神庵個人もオロチ一族に加えられる場合もある。
グスタフを除く八傑集以外の一般団員はシリーズを通して作品内では特に描かれていないが、外伝作品SKYSTAGEや君はヒーロー、KOFALLSTARにおいて、オロチ一族らしきモブ敵達が登場する事も。
ちなみに外伝作品『KOF京』では、一族の活動拠点が中国に存在する多頭竜伝説の地となっているが、ナンバリングシリーズでの原作設定にも活かされているのかは不明。
主な一族の面子
ガイアの代弁者たる存在であり、実体を持たない精神体。
オロチ八傑集
レオナの父親であり、物語中ではすでに故人。
KOFのみの設定であり、登場元の餓狼伝説では一般人。
オロチ四天王
オロチ自身を除くと実質的な一族の先導役。
最終的にオロチを呼び出す媒介にされた。
その他一族の一員
オロチ側にとっての敵側「三種の神器」の一人でもある。
父親ガイデルの力を受け継いでいる。
KOFEX2で登場した名有りのオロチ一族の一員。ゲーニッツの復活計画を企てる。
例外的な存在
神楽による幻影の存在の方ではなく、ネスツに製造されたクローン京の方。明言はされていないが草薙の力だけでなく、オロチの力と思しき能力もあるらしい。
グッドマン率いるWAREZに製造された、オロチのクローン体。
限定的にオロチの力を宿した者達
'95での暗黒パワーを横取りし、オメガ・ルガールにもなった。彼の子供も似たエフェクトの技を使うが関連があるか不明。
カプエスのタイトルにてルガールから暗黒パワーを注入され、「殺意の波動」と組み合わさった神人豪鬼となる。
'95においてバイスらに洗脳された状態で優勝チームのもとに現れる。しかしその後は特に副作用なく復帰している。
KOF京にてシェルミー達にそそのかされ、一時的にオロチの力を扱った事がある。
KOFEX2で登場した十種神宝の1人。作中ではゲーニッツの依代とされ電撃系の技を使用する。
物語内(XI)において八神の能力を奪った際、オロチの力も奪ってしまったようで超必殺技の演出(XIII)で青みのある紫色の炎にもなる。
関連タグ
ネスツ - ネスツ編での敵役団体。三種の神器だけでなくオロチ一族の力にも目をつけていた様子。
遥けし彼の地より出づる者 - アッシュ編での敵役集団。オロチの力を利用しとある計画を目論んでいた。