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......誰だ?
オレ様とあのマヌケを勘違いする奴は?

プロフィール

人間換算年齢6歳→19歳(2)
好きな食べ物魚、ホットドッグ、かつおぶし
趣味一人遊び、高い所から下を眺める事
本の色銀色
パートナーデュフォー
CV高乃麗


概要

100人の魔物の子供の1人で、なぜかガッシュそっくりの容姿をしている。
「紫電の雷帝」、「雷帝ゼオン」といった異名を持つ。
ガッシュとの見た目の違いは、「紫電の眼光」と「白銀の髪」、目の下の二本線などであり、身長も僅かに高く、歯も少し鋭い。
呪文はガッシュと同じ「ザケル」などの電撃系。ガッシュと異なり術で気絶するデメリットは一切無く、口ではなく掌から術を放つ。
性格もガッシュとは違い、冷静かつ非情な面を持つ。普段の一人称は「オレ」で、比較的普通の口調。

後述の通り戦闘能力は非常に高く、呪文の威力も本人の身体能力も並の魔物を遥かに凌駕している。しかもパートナーのデュフォーも本の持ち主として心の力・特殊能力共に作中最高クラスであり、ペアとしての総合力すら非常に高く、隙が無い。

人間界に現れたばかりで、独りイギリスの森に居ついていたガッシュの前に突如現れる。なぜかガッシュを一方的に憎んでおり、怒りの籠った言葉を次々にぶつけた後、ザケル一発で容赦なく瀕死状態に陥らせる。
そのまま本を燃やそうとするが直前で取り止め、「自分が何者かもわからぬまま人間界を彷徨い苦しめばいい」と、すぐ魔界に送還されるよりも辛い苦しみを与えるため、魔界の記憶を奪って去っていった。

その後はアポロの回想で登場。オランダで彼と遭遇し、アポロは「無駄な戦いは避けたい」と立ち去ろうとするも、ゼオンが引き止める形で戦闘となる。
そして当時のガッシュペアと接戦を繰り広げた程の実力を持つロップスを、初級術のザケル数発のみで一方的に倒し、完勝した。

石板編では出番が無く、本格的に動き出したのはファウード編。ファウードを奪うためにガッシュ達を利用するべく、使い魔を使役し、清麿にファウードの情報の一部を流した。
ファウードの封印が解けた後は、ファウードのコントロールキー(鍵たる石)を持つリオウを一方的に叩きのめし、キーを奪いファウードの主となる。そして「ガッシュを苦しめる」目的のために日本への侵攻を継続させる。

そしてファウードのコントロールルームにて、日本の破滅を防ぐべく立ち向かうガッシュ達と遂に直接対決する。
(以降の展開は重要なネタバレを多く含むため、「ゼオンの正体」の項目を参照)

人物像

全体的に見て、プライドが高くそれ故に苛烈で傲慢な一面が目立つ。
実際、ゼオンの父からも「自身の修羅の部分を多く継いでしまった」と評されており、どちらかというと冷酷非情な人間性が目立つ。
その一方でファウードでの戦いや、ガッシュの記憶を垣間見たことで心境に変化が起き、他者に対する労りや思いやりの心を開花させていったように、決して本質的に冷酷な人格であるわけではない
事実パートナーであるデュフォーとの関係性は悪くなく、彼との別れの際には涙を流し、彼に最後まで生きてほしいと願ったように、親しい者や身内に対する情愛は強い方だと読み取れる。(※1)
後述のようにファウード編での戦いでは、彼自身の成長も描写されており、最終的には自分が認めた強者に敬意を払い、優しさと思いやりを併せ持つ本当の意味で誇り高い人物に成長した。
大人びたように見えて、作中での彼はまだ6歳である。彼自身もある意味では未だに幼く、成長途上にあると言える。

(※1):ちなみにゼオンの好物の一つにホットドッグがあるが、これはロップス戦の前にデュフォーが屋台で買って食べていたりもする。
魔界にもホットドッグがある可能性は否定できないが、もし人間界でデュフォーと過ごす内に、食べ物の好みに影響を受けていたと想像すると微笑ましい。

実力

後述のように幼少期から過酷な訓練を強いられており、苦しみの中で培った総合戦闘力、及び様々な特殊能力は大多数の魔物を遥かに凌駕している。

  • ロップスのリグロンをあえて手繰り寄せてから引き千切る、リオウが所持していた杖を片手であっさりとへし折る、ギガノ級呪文を肉体強化呪文無しの片腕で軽々と止める等の強い握力、腕力
  • リオウが腕に装備していた頑丈な鎧を肉体強化呪文無しの蹴り一発で粉砕し、そのままリオウ本人を後方まで吹き飛ばす脚力
  • ラウザルク状態のガッシュにも肉体強化無しで容易く追い付き、時には残像すら見える程の移動速度
  • 禁呪によってバーサーカー状態になり、体格もパワーも10倍ほどに増した巨大な獣形態のリオウをも肉体強化呪文無しの素のフィジカルで圧倒。顔面に入れた蹴り一発で背中から倒れさせる、パンチ一発で牙をへし折る、ダブルスレッジハンマーで床に叩き伏せる程の凄まじい格闘能力
  • 超広範囲に渡る魔力察知能力を持つザルチムにすら(得体の知れない嫌な予感こそ抱かれたものの)ファウード侵入を察知されず、リオウがコントロールルームへワープする際に彼の真後ろで髪の毛を掴んでいても全く気付かれない程の気配(魔力)隠蔽能力
  • 他者の記憶を強奪・返却する、自身の記憶を奥深くまで探り、明確な映像レベルで思い出すといった記憶に干渉する能力
  • 自身の髪の毛を抜き、言語能力を持つ使い魔として使役する能力
  • ガッシュのテオザケルが直撃しても少し焦げ目が付く程度で済み、ロデュウのディオガ・ラギュウルを至近距離で防いだ際にも(一部が千切れ飛びはしたが)ゼオン本人にはほぼダメージを通さない等、並の防御呪文すら凌ぐ強度を誇るマント
  • マントを防御手段としてだけではなく、様々な用途で使用可能。マントを使っての飛行、マントを伸ばして物理的な遠距離攻撃を行う(ロップスのリグロンを軽く弾き、清麿がザケルガで迎撃を選ぶ程の威力)、更には文字通りの「瞬間移動」すら可能。瞬間移動はゴームの空間移動と比べても予備動作が非常に短い(具体的な距離は不明だが、おそらく国を跨ぐ程の長距離を一瞬で移動可能と思われる描写すらある)。
等、総じて作中に登場する全魔物の中でも非常に高い実力を誇っており、現にロップスやリオウといった強力な魔物を一方的に倒している。
しかも上記の能力は全て魔本とは関係なく発揮できるゼオン自身の力である。

ファウード編において遂にガッシュとの決戦が描かれたが、そこでも圧倒的な実力を読者に知らしめた。
この戦いでは、とある理由によりガッシュの全呪文の威力が底上げされており、かつ清麿がアンサートーカーに目覚め、その力で先読み同然の対応をし続けられるようになっていて尚、ガッシュペアが防戦一方であった(しかも途中までデュフォーは呪文を唱えているだけであり、術以外はゼオンが単独で動きガッシュペアの相手をしていた)。
更に言うならば最大呪文の打ち合いを除き、ガッシュが反撃として命中させられた術はテオザケル一発のみであり、後述のバオウに絡む様々な心情変化が無ければガッシュ陣営を全員倒していた可能性は非常に高い。

呪文

上述のように、ガッシュと同じく「電撃」系統の術を得意とする。
父から受け継いだ雷の力、そしてゼオン自身が積み重ねてきた修練も合わさり、全ての術の威力が格段に底上げされている。
ちなみに電撃の色に関しては原作コミックスのカバーイラスト・アニメ・カードゲームでのイラスト・家庭用ゲーム等で違いがあり、「ガッシュと同じ黄色(金色)」または「ガッシュとは違う蒼銀(白銀)」のどちらかで描写されている。

ザケル

電撃系の基本呪文。間違いなく初級術であるはずなのだが、

  • イギリス編の回想シーンでガッシュに放った際には周囲の木々ごと地面を焼き焦がし小さなクレーターを作る
  • ロップス戦ではアポロに回避された際、彼の背後に建っていた風車小屋を一発で粉々にする
  • (至近距離から放ったとはいえ)ディオエムル・シュドルク状態のウマゴンを一撃でダウンさせる
等、とても第一の術とは思えない威力を誇る。
デュフォーの指示込みなら、僅かながらガッシュのテオザケルを突き破る描写すらあった。

ザケルガ

直線状で貫通力の高い電撃を放つ、ザケルの強化版。初級術でありながら、ギガノ級を打ち破ってなお余るエネルギーを持つ。リオウ戦では、彼の腕を掴んで後退を防止した状態で腹部に放出し続けるというえげつない使い方をしている。
バオウが覚醒し、並のギガノ級呪文すら無傷で跳ね返せるようになったガッシュのラシルドでも、ザグルゼムで補強しなければ防げない程の貫通力を持つ。

テオザケル

電撃系の中級呪文。ゼオン自身は「中級呪文」程度と見なしているが、体格が10倍以上に増したバーサーカー状態のリオウの全身を一撃で黒焦げにして絶叫させ、そのまま禁呪を強制解除させる驚異的な威力を持つ。
原作27巻時点でのガッシュのテオザケルよりも強力で、清麿が咄嗟に弱所を突いて威力を減少させなければガッシュと共に初手の一撃でやられていた程である。

ジャウロ・ザケルガ

巨大な電撃の輪を召喚。輪の縁からやや曲線を描くザケルガを無数に放つ呪文。リオウのディオガ級を(直接の描写は無いが、ほぼ間違いなく)真っ向から撃破した。
大きな特徴として、この術の発動によって生じたザケルガは軌道を自在に操作可能で、しかも発射中もゼオンは自由に動ける。
その特性上この術を防げる防御呪文はほぼ存在しないと言えるだろう(正面に盾を発生させる場合、回り込んで回避できるし、全方位型の防御は攻撃を集中することで破ることができる)。
現に清磨とガッシュも、
・マーズ・ジケルドンで七発目まで弾く
・ガッシュに多くの指示をだして残りの数発を回避
・魔力を通さない柱に飛び込んで残りの一発を回避
これらを息つく間も無く同時に行ってようやく回避しきったほど。

バルギルド・ザケルガ

チェリッシュに対して心を折るために使った拷問用の呪文。
「電撃による激痛を長時間浴びせる→対象者が気絶しそうになったら電撃の威力を上げ、意識喪失という形で痛みから逃げるのを許さない」を延々と繰り返す凶悪な呪文。
また、電撃のリモコンを作ることで、対象の身体にいつでも激痛を思い出させることも可能(あくまで感覚を思い出させるだけで、電撃自体を再び発動するわけではない)。
他者にリモコンを預け(作中ではギャロンの体内に埋め込む形で預けた)、対象者への監視・脅迫を任せることも可能。
ちなみにこのリモコンは術を発動していなくても存在を保っているが、「リモコンを作る」事がこの術ありきなのか、あるいはゼオン本人が持つ能力なのかは不明。

ソルド・ザケルガ

ゼオンの等身より三倍ほど大きな雷の剣を呼び出し、叩きつけるようにして強い電撃を浴びせる。ラウザルク状態のガッシュにすら大きなダメージを負わせた。

ガンレイズ・ザケル

ガッシュと同じ呪文。雷太鼓のような浮遊物から雷の弾を乱射する。

レード・ディラス・ザケルガ

巨大な電撃のヨーヨーを召喚し、ゼオンの手と本体を結ぶ電気の糸を介して操作する。並のディオガ級すら打ち砕くガッシュのバオウ・クロウ・ディスグルグを破壊した。

ジガディラス・ウル・ザケルガ

ゼオンが苦しい修行の果てに編み出した最大呪文。彼曰く「破壊の雷神」
雷神を象った超大口径の砲身から、強力な電撃を莫大な量で放出する。
ゼオンの最大術だけあり威力、範囲共に規格外で、ファウードの司令室を余すところなく電撃で満たせる(という「答え」を清麿が出している)。
原作者から「シン級未満」と明言されてはいるが、バオウとの一度目の勝負では(ガッシュが制御できておらず、一瞬の隙ができたとはいえ)バオウを完全に消し飛ばし、二度目の勝負でもデュフォーの憎しみを乗せて制御後バオウを一時押し返す等、並のディオガ級呪文とは比べ物にならない超強力な術であることは確かだろう。
ガッシュが対クリア戦で新たに得た呪文2つと比較するとどうなのかは明言が無いが、単純な火力ならジガディラスが上回っている可能性も充分に高い。

また、デュフォーがロップス戦の終盤で「ジガ…」と口走っていたことから、この時点(石板編より前)から既に使用できた模様(ゼオンに力の無駄と言われ止められた。なおこの際、ゼオンは珍しく冷や汗をかいており、少し慌てて諫めている。ザケルすら耐えられない相手にこの術はオーバーキルなうえ、街中であんなものをぶっ放せば今後の行動に支障が出る事は明らか、という理由だと考察されている)。
ディオガ級どころかギガノ級が切り札だった魔物が多い時点でこの術が使えたという、如何にこのコンビが規格外かを示す一幕が存在する。

ちなみにギガノやディオガ、マといった等級を示す語句が存在しないが、作者曰く「ウルは王を、パロは偽を意味するアレが元ネタ」らしいので、分解するなら「ジガディラス=術本体の名前」「ウル=王、つまり等級」「ザケルガ=呪文の属性(ザケルは雷系)」という命名だと思われる。

ラージア・ザケル

広範囲に電撃を放つ。テオザケルとどう違うのかがわかりにくいが、術の命名法則を考慮すると「テオザケルより威力は劣るが、より広範囲に展開する電撃」といったところか。



以上のように、基本的にはガッシュと呪文が被る(ゼオンが元々覚えていたが、清麿復活後にガッシュも後から覚えた術はテオザケルとガンレイズ・ザケルの2つ)が、一部の呪文はガッシュと違う。
ゼオンが使えない、ガッシュがゼオン戦までの習得で使えた術は4つ。
逆にゼオンが使えて、ガッシュが使えない術はジャウロ・ザケルガ、バルギルド・ザケルガ、ソルド・ザケルガ、レード・ディラス・ザケルガ、ジガディラス・ウル・ザケルガ、ラージア・ザケルの6つ。

以下は原作では未使用の呪文。

ラシルド

防御呪文。色以外はガッシュのラシルドと同様。ゲームオリジナル。

ラウザルク

身体能力を一時的に強化する。本編では未使用だが、ガッシュ同様ゼオンも使用することができる。
しかし、元々鍛え抜かれていること、使用中呪文が使えないデメリットがある事から、おそらく使う価値がない(ゼオンが極限まで鍛えた身体能力ですら及ばない相手にこれを使ってまで肉弾戦を挑む必要がない)と判断していると思われる。
だが、裏を返せばただでさえ高いゼオンの身体能力をさらに上げる事も可能だと思われる。

ザグルゼム

当たった物(物体・魔物・術など)に電気を蓄積させる小さい電気球を出す。光球自体に攻撃力は皆無だが、命中した電撃系の術が強化される他、蓄積された電気へと連鎖誘導もする。ラウザルク同様、本編では未使用だがゼオンも使用できる術である。
ラウザルク同様、これを使って低級中級呪文を強化するくらいなら更に強力な術を使えばよく、最大呪文であるジガディラスをこれで強化する必要がある程の相手となるとそれこそクリアやアシュロン等一部の規格外以外ありえないため、やはりこれもまず使う必要がないと判断していると思われる(ガッシュも覚醒後に数々の攻撃呪文を覚えてからはこれを使ってまでザケルやザケルガを強化せず、より強い呪文を撃ち込んでいる)。
だが、裏を返せばデュフォーの能力での指示でフル活用する事も可能だったと思われる。

ゼオ・ザケルガ

掌からバオウ・ザケルガに似た銀色の竜を放つ。ゲームオリジナル。
見た目は未覚醒バオウであるため、本物と同じ性質を持っているかは分からないが、これがあるならバオウとそれをもつガッシュに執着する理由が無くなってしまうので、もし性質も同じなら設定崩壊技にも見える。
とはいえ、作者によると「ゼオンとガッシュそれぞれが持つ資質で習得できる呪文は違ってくるが、互いに互いと類似する術を編み出す事は可能」との事なので、ただ見た目が似通っているだけなのかもしれない。

関連タグ

金色のガッシュ!!
銀髪


ゼオンの正体(ネタバレ注意!)






「おまえはオレのことを知らんだろうが、オレはおまえのことをずっと思っていた…」
「憎く!腹立たしく!!恨まない日など無い程にだ!!!」

その正体は現魔界の王であるダウワン・ベルの息子にして、ガッシュ・ベル双子

先述のガッシュを憎んでいる理由は、「ガッシュに父親の最強呪文『バオウ・ザケルガ』を奪われたため」である。
幼少から死にかけるほどの王族の厳しい英才教育を受けさせられ、王を決める戦いへの参加権を得るが、戦いに参加する魔物の子の一人にガッシュの名を見つける。
虐待に等しい訓練に関しては、「辛くはあったが自身が強く成れている事を実感出来、それを喜べた」ため気に留めていなかったが、自分とは違い何不自由なく遊んで暮らしていた(とゼオンは思い込んでいた)ガッシュには元々隔意を抱いていた。
たまたま兵士や乳母が「ガッシュという弟がいる」話をしていたことを聞いて、以前から疑問だった「何故自分にバオウを継がせてくれなかったのか?」を父に問い、その危険性について教えられるもの納得出来ず、「ならばなぜガッシュに継がせたのか?何故自分はこれほどの訓練を受けているのにガッシュは遊んでいるのか」と問いかけたところ「誰からガッシュの事を聞いた!二度とガッシュの事を口に出すな!」と(罪悪感混じりであろうがほぼ八つ当たり同然の)雷による折檻を受け、挙句「二度とガッシュについて考えを巡らせる暇もないよう訓練をキツくする」とまで言われてしまう。

それだけならまだ我慢する事もでき、容認する事も出来たが、偶然か必然かガッシュが王を選ぶ戦いに参加する百人に選ばれた(劇場版の設定を汲む場合本来ワイズマンが選ばれる筈の枠にちょっとした偶然から滑り込んだだけ)事を知り、「バオウを持つ以外何の取り柄もない落ちこぼれが、厳しい訓練を積んだ自分と同等の権利を得る」ことに激しい怒りと憎しみを覚えたゼオンは、バオウもろともガッシュを消すことを決めた上で戦いに参加していたのであった。
しかし、

「オレならバオウを使いこなせる!オレなら...いや、オレでも、使い…こなせない...!?食われるだけだ…」
「何だ、この力は…!?なんなんだ…!!?」

目覚めた真のバオウは、強大な力で憎しみの感情もろとも術者の存在を喰らう恐ろしい術だった。
自身の最大呪文であるジガディラスとバオウが初めて激突した際に様子がおかしいことに気付き、デュフォーがバオウの性質を見抜き、思わずガッシュを一瞥する。
そこには体を殆どバオウに食われ、全身が真っ黒になり、生命力すら感じられない程の有様で倒れ伏しているガッシュが居た。
これを機にバオウの本当の恐ろしさを理屈ではなく現実として実感し、バオウに恐怖する。

「ガッシュはバオウに食われた…全て…使ったものさえも食らう…術…父上の言ったことは本当だった…」

しかしデュフォーの助けもあり一度は競り勝ち、己の姿勢は崩さなかった(自分は間違っていないと無理に言い聞かせた)。
だが、チェリッシュティオロデュウの己の身体を顧みない信念による反撃にあい、更に戦いの中で奪い取ったガッシュの記憶を垣間見て、それが「里親の老婆の虐待と家族がいない孤独に追い詰められる辛いもの」だったと知るに連れ、少しずつ心に変化が表れ始めた。

「まだ仲間の血を無駄に流すつもりか!!?オレと戦えるのはお前しかいない!!さあ立て、ガッシュ!」

「答え」を得るためガッシュの意識の回復を待ち、自身の最強呪文「ジガディラス・ウル・ザケルガ」とバオウとの正々堂々とした打ち合いを望む。
再度バオウに呑まれかけたガッシュを叱咤し、完全に制御されたバオウとぶつかり合うも、制御されたバオウには打ち勝てず、デュフォーをマントで包み込んで庇い、敗れた。この際に本にも火が点いてしまう。

「許せ、ガッシュ…兄が愚かだった…」

父親がガッシュにバオウを受け継がせた真の理由である、
「ゼオンは王の雷を継いでいるが、同時に修羅の心までも強く継いでいる」
「それ故に負の感情と結びつく力が強いバオウをゼオンに継がせると、まだ未熟な内にいきなり最高潮のバオウのコントロールをしなければならなくなり、魔界を危険に晒しかねない」
「ガッシュはそれらを特に継いでいなかった為、バオウを隠すには打って付けであり、後は普通の子供と同じように育てれば二度とバオウは目覚めないだろう」
という事情も理解したことでガッシュと和解し、魔界時代の記憶を全て返した。

もっとも当時ガッシュは養母から奴隷同然に扱われており、子供ながらに養母が本当の親ではないと察したガッシュが本当の親について尋ねた所に「お前の本当の親なんていない」とまで言われ心を折られる程の精神的、肉体的虐待を受けており精神崩壊一歩手前まで追い詰められていた事から、隠すどころか暴発しかねない状況であった。
この危機を救ったのは、皮肉にも真夜中に養育費と口止め料を持ってきた兵士と養母の話を聞いたことだった。その頃の城内ではガッシュが弱っている噂が広まっていたため、「ガッシュに何かあったら王も王妃も許さない」と念を押す兵士と何も事情を知らない上で兵士から叱責される養母の話を聞き、「自分の本当の両親は王様で、自分を心配している。欲しかったお兄ちゃんまでいる」という事実を知り、「兄がいる」という一点だけで大いに喜び、持ち直すことが出来た。

しかしタイミングが悪いことにゼオンがガッシュを知ったのは先述の弱っている噂からガッシュを心配する兵士達の話を聞いた時で、弱っているという部分は聞いていなかった。
そして具体的にガッシュがどう暮らしているのかを知ったのは立ち直った後の(表面上は)能天気に遊び呆ける落ちこぼれのガッシュであった為、現状と認識の剥離が起きてしまい、それが確執の原因となる。
名前しか知らない見たこともない弟を憎み続けたゼオンとは真逆に、名前どころか見たことすらない兄の存在を喜んだガッシュ。
どんなに辛い状況にあっても、ゼオンがガッシュの事を知った時のように「何故兄は王宮で大切にされているのに自分だけがこんな辛い思いをさせられるのだ」という感情をカケラも抱かなかった事こそまさしくガッシュがバオウを継いだ理由でもあった。

パートナーのデュフォーにも生きてほしいと言い残し、身に付けていた制御キーが戦いの余波で壊れてしまった事によって暴走を始めるファウードを倒すため、ガッシュに自らの力の一部と魔力で作ったメッセージの紙を渡し、満足した笑みを浮かべて魔界へと帰って行った。

その後クリア編では金色の本を通して呪文でのサポートこそしなかったが、ガッシュの王としての信念を誉め、「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」の力になった。

余談

実力に裏打ちされた態度や自信の陰に隠れがちだが、最初のバオウとジガディラスの撃ち合いの際「どっちが要らない子かハッキリさせる!」という台詞が存在するため、実力以外の自己肯定感がかなり希薄な疑いがある。こういった「要らない子かそうでないか」という自己評価基準は「親の愛を十分に受け取れなかった子供」や「被虐待児」が持ちがちである。
ガッシュは「心配されている=愛されている」事を知って立ち直ったが、ゼオンは「来る日も来る日も拷問同然の訓練でイジメ抜かれ続け、愛されている実感がなく、ガッシュについて訪ねた際の仕打ちやバオウの所在から両親が愛しているのはガッシュで自分は要らない子なのではないか」という自己認識になってしまっていた可能性がある。
総じて、ゼオンの中の修羅を克服するには、最終的にはガッシュが示したような「愛」が必要だったのだ。がしかし、それを見落としてしまったのがダウワンの失敗だったと言えるだろう。
堂々とした態度やオーラで忘れそうになるが、彼はまだ6歳であり、初期の頃の力をひけらかす様な態度は実力以外の自己肯定感の無さの裏返しとも取れる。

後日談

魔界に帰った後は今までの行いを深く反省しており、王である弟の補佐としてガッシュを支えている。
一方、ガッシュのクラスメイトが(ギャグ寄りの描写だが)「変な事したらゼオンに殺される」と発言する程、弟に対して過保護になっているようだ。また、ガッシュに児童虐待同然の仕打ちを行っていた彼の育ての親・ユノに対しても、「ガッシュにした仕打ちを考えれば、牢獄暮らしでもおかしくはない」と当然ながら激しい怒りを見せていた。
そして戴冠式当日には、魔界の王となり皆の前に立つガッシュの姿を誇らし気に見つめていた。

アニメ版

アニメ版では傲慢で自分勝手な面が目立ち、残念ながら原作と比べて性格が悪くなっている(これはバオウの持つ恐ろしさが語られていないのも理由である)。
ガッシュに敗れた後も和解せず、それどころか悪あがきとしてファウードのコントロールキーをわざと壊し、魔界へと帰って行った。
事実上、アニメ版におけるラスボスであり、(アニメ版の方がゼオン戦まで早く進んでしまった都合上、仕方ないとはいえ)改心等も描かれない純粋な悪役として出番を終えてしまった。またガッシュと和解しなかったため、その後の原作終盤に繋がるフラグはアニメ版において事実上折れてしまっている。

金色のガッシュ2(ネタバレ注意!)

敵の本拠地へ向かい、行方不明。
弟のガッシュよりも身長は高く、年相応に大人びた容姿に成長した模様。年齢は19歳。

余談

作中では6歳にしてはかなり大人びているが、単行本28巻の裏表紙では屈託ない嬉しそうな表情で好物の鰹節を擦っているという年齢相応の可愛らしい姿が見られる。

Pixivにおけるイラストは、フルネームではなくゼオンの方が圧倒的に見つかりやすい。

関連イラスト

ゼオン
金ガ詰め2


雷帝ゼオン
最近のらくがき



真の関連タグ(ネタバレ注意!)

金色のガッシュ!!
銀髪 双子 
ガッシュ・ベル:双子の弟
ダウワン・ベル:ゼオンとガッシュの父親
デュフォー:ゼオンのパートナー

バオウ・ザケルガ:ゼオンが継承することを願うも叶わず、弟のガッシュが継承した最強呪文。

ファウード:リオウを徹底的に叩きのめしてキーを奪って操った超巨大なる魔物。

関連キャラクター・人物

ライチュウピカチュウの進化系で、ピカチュウの声優がガッシュ役の大谷育江氏に対してゼオン役の高乃麗氏が担当。
スカー:王族かつ主人公の親族(の実弟、即ち叔父)だが、兄弟を強く憎んでいる点、肉親の愛情を実感できなかった点が共通している。
ブライ:幼少期の出来事から生き別れになったを憎むようになり、兄弟で争う事になったキャラクター繋がり。激闘の果てに自らの過ちを詫びて和解し、その後は弟にを託して物語からフェードアウトした所やブライのパートナーは物語からフェードアウトせず、本編終盤にて主人公達の助けになった点も共通している。

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