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金色のガッシュ!!

こんじきのがっしゅ

「金色のガッシュ!!」とは、雷句誠による少年漫画。週刊少年サンデーにて、2001年6号から2008年新年4・5合併号まで連載されていた。
目次 [非表示]

(※)はじめに

当記事では漫画「金色のガッシュ!!」という作品そのものについて解説しています。


の記事をそれぞれ参照してください。


概要

「金色のガッシュ!!」とは、『週刊少年サンデー』2001年6号から2008年新年4・5合併号(2007年の最終号)まで連載していた少年漫画。作者は雷句誠氏。

バトル漫画としての迫力ある作画や演出、友情や絆を描いた王道の熱い展開、更にテンポの良いギャグ等が合わさった名作であり、連載終了から約15年以上が経過した今なお高い人気を誇る


単行本は全33巻、全323話。

2011年に講談社文庫から文庫版が全16巻、2016~2017年には講談社プラチナコミックスから廉価版が全16巻が発売。

更に2018年7月~2019年2月に電子書籍で金色のガッシュ!!完全版全16巻を展開し、2019年7月~2020年2月21日に紙書籍版の完全版全16巻がクラーケンコミックスから新たに発売された。

雷句先生の次回作『どうぶつの国』第6巻(講談社刊)にも「外伝:友」が収録されている。


アニメタイトルは『金色のガッシュベル!!』。『月刊コロコロコミック』や『ちゃお』、小学館学年誌でもこのタイトルで4コマ漫画版が連載された(さすがに作者は異なる)。

サンデー掲載のオリジナル漫画作品において、ここまで派生作品が多いものは(2023年現在では)他に『名探偵コナン』くらいしかなく、そういった点からも今作の人気ぶりが窺える。


また、連載当時にはアニメ放送に加えてカードゲームが発売されており、幕張メッセで大規模な公式大会が何度も行われたほど。

加えて、幾つもの携帯用ゲームや家庭用ゲームが発売される等、幅広いメディア展開をも成し遂げた人気作であるといえるだろう。

2018年にはパズドラとのコラボも成し遂げた。


そして2022年2月26日に続編『金色のガッシュ!!Ⅱが発表され、同年3月14日に連載開始した。


あらすじ

周囲からの妬みにより不登校気味となっていた天才中学生・高嶺清麿の元に、ある日不思議な本を持った記憶喪失の子供ガッシュ・ベルがやって来た。

何故か電撃を放つ彼との出会いにより、退屈だった清麿の人生は、騒がしくも楽しい日々へと変化していく。


しかし程なくして、同じような本を持った人間と子供の二人組みが現れ、攻撃を仕掛けてきた。

同時に清麿は、ガッシュや相手の子供がこことは異なる世界「魔界」からやってきた魔物である事を聞かされる。


彼らの世界では1000年に一度、魔界全土の王を決める戦いとして、人間界に100人の魔物の子供がそれぞれ色の違う「魔本」と共に送り込まれ、その本を読める人間(パートナー)ともに他の参加者たちを倒すバトルロイヤルが行われていた。


現代で開催された戦いの参加者であったガッシュは、次々と襲ってくる敵を倒し、時に戦いで苦しむ者を見る内に、この戦いへ疑問を抱くようになり、清麿とともに『やさしい王様』を目指して戦う事を誓うのだった。


邂逅編

ガッシュと清磨が様々な魔物と出会い、戦い、時には仲間となり成長していく様子を描く。

清麿達との日常と魔物との戦いが交互に描かれているのが特徴。


ここでキャンチョメ・ティオ・ウマゴンといった仲間達や、ブラゴ、バリー、ゼオンといったライバル側のキャラもほぼ全員登場する。


石版編(「千年前の魔物編」とも)

バリーに敗北を喫した二人の下にナゾナゾ博士キッドが現れる。彼らに勝利した二人は、ナゾナゾ博士曰く「悪しき力」が集まっていることを示唆される。


現に戦いの裏では、ロードと呼ばれる謎の魔物が石にされていた千年前の魔物を復活させ、本の持ち主である人間達を拉致して洗脳、戦いの道具として扱うという非道な行為によって戦力を拡大させていた。

怒りに燃えるガッシュと清麿、そして仲間達は共にロードを倒すため、本拠地であるデボロ遺跡に乗り込む。


ファウード編

アニメ版は諸々の都合からここで終了。

ある日の放課後に戦闘となったコーラルQから、「魔物ではあるが魔物ではありえないもの」の存在を聞く清麿とガッシュ。その後、人間界では山よりも大きな謎の巨大建造物が発見され、ニュースとなっていた。

後日、戦いを挑んできたアースという魔物の発言、及びキャンチョメの推測から、その建造物が「魔界の脅威」の一つである存在・超巨大な魔物「ファウードだということが明らかになる。


ファウードを管理する一族の魔物・リオウは、その強大な力を持って王を決める戦いの頂点に立とうとしていた。

ガッシュと仲間たちはファウードを魔界に帰し、リオウの呪いで服従を強要された仲間の命をも救うという困難な道を選択。

最終的には日本を守るため、ファウード内部にてガッシュ陣営vsファウード陣営の壮絶な戦いが繰り広げられることになる。


クリア編

中学三年に進級した清麿。

「王を決める戦い」も残り10組という終盤に差し掛かった頃、「竜族の神童」の一人・アシュロンが現れ、彼から「王の特権」を使い魔界を滅ぼそうとしている魔物であるクリア・ノートの存在を知る。

絶大な力を持つクリアをアシュロンの犠牲で何とか一時撤退させるも、彼が回復する10ヶ月の間に対抗する力をつけるべく、ガッシュ達は修業を積み始める。


そして修行を終え、ガッシュ達は決戦の地であるロッキー山脈へと向かう。クリアとの決戦の行方、そして最終的に「魔界の王」となったのは……。


尚、クリア編に関しては連載終了当時に根拠の無いデマが出回ってしまったことがある。

現在はほぼ解決していると思われるが、デマに関しての詳細を知りたい方はクリア・ノートの記事内における「余談」の項目を参照。


登場人物

メインキャラクター以外の登場人物については金色のガッシュ!!登場人物一覧を参照。


ガッシュとその仲間たち

ガッシュペア(赤本組

ガッシュ・ベル(CV:大谷育江吉田小南美)

本作の主人公の一人。電撃の術を得意とする。

魔界では落ちこぼれだったが、人間界での戦いを経て大きく成長していく。

無理矢理戦わされたコルルとの出会いと別れを経て、悲しい戦いを繰り返させないために『やさしい王様』を目指すようになる。


高嶺清麿(CV:櫻井孝宏)

本作の主人公の一人。勉学の才能を周囲から妬まれ、いじめられていたため、不登校気味だった中学2年生。

本来は友情に熱く感情豊かで、ガッシュと出会うことで元々の気質を取り戻していく。

参謀や司令塔としての能力も非常に高く、多くの強敵を攻略してゆく。


ティオペア(朱本組

ティオ(CV:釘宮理恵)

本作のヒロインの一人。防御や回復呪文を得意とする勝気な魔物の女の子。

人間界で成長したガッシュと再会、その真っ直ぐな姿を心を見て仲間となる。


大海恵(CV:前田愛)

本作のヒロインの一人。ティオのパートナー。高校生にして超人気アイドル。

ティオの保護者的存在。


キャンチョメペア(黄本組

キャンチョメ(CV:菊池正美)

変化や幻を見せる術を得意とする魔物の子。

泣き虫でお調子者の性格で、魔界ではガッシュと同じ落ちこぼれだった。

だがガッシュが強くなっているのを見て、自分も強くなろうと決意、大きく成長していく。


パルコ・フォルゴレ(CV:高橋広樹)

キャンチョメのパートナーで、イタリアの世界的映画スター。

基本的にはギャグキャラだが、決める時は決める強く優しい男。


ウマゴンペア(薄橙本組

ウマゴン / シュナイダー(CV:こおろぎさとみ)

仔馬のような姿をした、機動力に長けた肉体強化の術を使う魔物の子供。「メルメルメー」としかしゃべれない。

本当の名前はシュナイダーなのだが、先述の理由と清麿が「馬の怪獣みたいだから」という理由でウマゴンと名付けられる。


カフカ・サンビーム(CV:郷田ほづみ)

ウマゴンのパートナーで、自動車の走っていない国に自動車の技術を広めるため日本に勉強に来ているイギリス系ドイツ人。

僧侶のような悟りを開いた能力を持ち、ウマゴンとのコンビネーションは抜群。


ブラゴペア(黒本組

ブラゴ(CV:小嶋一成)

ガッシュのライバル的な存在で、優勝候補。強い重力を操る能力をもつ。

人間界に来た当初は粗暴な面が目立っていたが、次第に王の威厳と風格に満ちた漢になる。


シェリー・ベルモンド(CV:折笠富美子)

ブラゴのパートナー。フランスの名家ベルモンド家の令嬢で、岩のように強固な精神の持ち主。


キッドペア(灰本組

キッド(CV:岡村明美)

機械のようなトリッキーな術を使う魔物の子。とても素直な性格で、ナゾナゾ博士のウソに騙され、コミカルな表情を見せることもしばしば。


ナゾナゾ博士(CV:納谷六朗)

キッドのパートナーで、何でも知ってる不思議な博士。飄々とした態度の裏に相当な知見と人脈を併せ持つ。


ウォンレイペア(薄青紫本組

ウォンレイ(CV:石田彰)

カンフーを主体とした格闘術を得意とした魔物の子。

穏やかな性格で義理堅く、読者からもイケメンと評される顔立ちをしている。


リィエン(CV:池澤春菜)

高い格闘術を備える、中国人の少女。ウォンレイとは恋人関係。


ロップスペア(空本組

ロップス(CV:かないみか)

てんとう虫のような姿の魔物。幼いため「かうー」としか喋れない。


アポロ・ジェネシス(CV:関俊彦)

ロップスと自由気ままに旅をしていた財閥の御曹司。

直感力、危機回避能力に優れる。ロップスの魔界帰還後は清麿達の重要なパトロンとしてバックアップに回った。


ガッシュの敵にあたる魔物

ゾフィスペア(濃赤紫本組

ゾフィス(CV:藤田淑子)

爆発の術を使う魔物の子。同時に他者の心を操る力も持ち、それを悪用する外道な性格。石版編のボスにあたる。


ココ(CV:西村ちなみ)

ゾフィスのパートナーでシェリーの親友。ゾフィスに心を操られ、無理矢理戦いに参加させられた。


ゼオンペア(銀本組

ゼオン(CV:高乃麗)

ガッシュそっくりの見た目な魔物の子。何故かガッシュを非常に憎み、彼の魔界時代の記憶を奪った。ファウード編のボスにあたる。


デュフォー(CV:緑川光)

ゼオンのパートナー。常に無口無表情だが、心に強大な憎しみを隠している。

幼少期から長い間ある場所にいたためか、雄大な光景などに憧れらしき感情を抱いている節も。


クリアペア(透本組)

クリア・ノート

本作のラスボスで、消滅の術を使う『滅亡の子』。

魔界を滅ぼすのが使命といい、ガッシュ達と真正面から対決する。


ヴィノー

クリアのパートナー。赤子に近い幼い外見だが、性格は凶暴そのもの。


連載開始20周年を迎えて

ガッシュ20周年おめでとう

上述の通り、2022年に続編「金色のガッシュ!!2」が連載開始されたのを皮切りに様々な企画が行われており、今作は再び盛り上がりを見せている。


まず、2022年9月16日には、連載開始20周年と続編『金色のガッシュ!!2』の出版を記念し、「金色のガッシュ!!と雷句誠原画展」が東京、大阪にて開催され、大きな賑わいを見せた。

キャッチコピーは「また会おう、ガッシュ」

東京開催は2022年9月16日~10月2日、大阪開催は2022年10月6日~10月17日。


2023年5月8日~21日には、JR新宿駅の東南改札内イベントスペースにて、「『金色のガッシュ!!』期間限定POPUP SHOP」が開催。

ここでもオリジナルグッズが多数販売されており、入場には整理券が必要になる場合もあるほどの盛況となっている。


関連イラスト

ジオウ・レンズ・ザケルガどんな未来もがっしゅいつか おうさまに


関連タグ

少年サンデー 雷句誠


金色のガッシュベル!!……アニメ版はこちら。

金色のガッシュ!!2……続編はこちら。


金色のガッシュ!!登場人物一覧

金色のガッシュ!!コンビ・カップリング一覧

術(金色のガッシュ!!)

魔物の子の本


ガッシュカフェ……後日談。ややネタバレを含むため注意。


ガッシュ50users入り

ガッシュ100users入り

ガッシュ500users入り

ガッシュ1000users入り

ガッシュ5000users入り

ガッシュ10000users入り



他作品の関連タグ等

同じく少年サンデーで連載されていた漫画。

雷句先生が藤田先生のアシスタントだった為か、「人間と雷撃を操る人外のコンビが主人公」及び「主人公が悪に対する怒りで無限の強さを発揮する熱血漢」という共通点が存在している。

2002年に放送されたTVドラマで仮面ライダーシリーズの一つ。

一人の人間が一体のモンスター契約し最後の一人になるまで戦う物語と酷似している。

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