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どうぶつの国

どうぶつのくに

どうぶつの国とは、別冊少年マガジンで連載されていた雷句誠による漫画である。単行本は全14巻。
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概要編集

 母親に捨てられ、なぜか動物だけが暮らす星、「どうぶつの国」に辿り着いたヒトの赤ちゃん。タヌキのモノコに命を救われ、タヌキの村で暮らす赤ちゃんは、やがてタロウザという自分の名前を知り、大山猫のクロカギや狼のジークと出会い、村の仲間たちと共に少しずつ成長していく。

 本来動物は異なる種類、つまり異なる"鳴き声"を持つものとは会話ができない。しかしタロウザの鳴き声は全ての動物と会話のできる鳴き声であり、様々な種類の動物たちと意思疎通していく。その一方で、弱肉強食の世界によりその命を散らす動物の鳴き声に心を痛めていた。

 流れ行く時の中でタロウザは成長し、村を発展させながら様々な種類の仲間と共に暮らしていく。やがて自分以外のヒトの存在を知り、「なぜこの国にはヒトという動物がほとんどいないのか」、そして「草食動物と肉食動物が仲良く暮らす国は作れないのか」という疑問を胸に、より多くの出会いの中でさらなる成長を重ねていく。


キャラクター編集

名前種族性別鳴き声説明
タロウザヒト言葉この作品の主人公。言葉を使い、様々な動物と仲良くしようと試みる。
モノコタヌキギャウ ギャウ両親を亡くし悲しみに明け暮れていたが、瀕死のタロウザを救うべく彼の母ちゃんになることを決意する。
クロカギオオヤマネコニャー全身に傷のある旅猫。タロウザやタヌキ達に命を救われ、彼らを全力で守ることを誓う。戦闘能力はもちろん、旅で得た知識も豊富。
ジークオオカミウォオータロウザが友達になった2番目の肉食動物。父親のラオと家族を熊に殺され、タヌキの村に保護されることを当初は嫌ったが、後に心を開いていく。
カプリヒト言葉タロウザが初めて出会った自分以外のヒトの子。ライオンに育てられた活発な女の子で、家族であるライオンの子供たちからはカプリ姫と慕われている。
ジュウヒト言葉タロウザ達の村に突然現れたヒトの子。弱肉強食こそが動物たちの本来の姿であり、それが嘘ではないもっとも美しい姿であると考えている。
オリビアイヌ♀(?)ヴォウヴォウジュウと共に行動する巨大な犬。素早い動きでジュウとのコンビネーションを発揮するが、たまにジュウを食おうとしているらしい。
ギラーヒト言葉バベルの塔を根城に、ある研究をしている謎深いヒト。合成獣キメラを使役し、他の動物を殺すことをためらわない。
リエムヒト言葉ゴリラ達の守る聖なる土地、ジーン・クレイルに住むヒトの子。彼女もまたタロウザと同じく、捕食される動物の鳴き声に心を痛めた一人。
エナハイエナウーウォウ ヒヒッヒヘヘヘッハイエナの群れの長。女、子供は殺さないという掟を作り、誇りある牙と爪で弱肉強食の世界を生きる。
ウマゴンウマ(?)メルメルメ~特に呪文を使う様子はないが、その容姿はどうみても金色のガッシュベル!!のそれである。
クオウヒト言葉タロウザ達がどうぶつの国に現れるよりもずっと前に生きていたヒトの青年。タロウザと同じように全ての動物が仲良く暮らせる姿を夢に描いていたようだが…
ザルソバラマ♂(?)ウァア~~~~ア村に住むラマの内の一頭。彼を筆頭に、この作品に登場するラマは色々とぶっ飛んでいる。

 なお、この作品の登場する動物は同じ種であっても二足歩行だったり、衣類を身にまとっていたり、やたら巨大だったりと個性ある姿が描かれている。それもまたこの作品の魅力であろう。魅力的なキャラクターがいた場合、随時項目を増やすと良い。


関連タグ編集

別冊少年マガジン 雷句誠 金色のガッシュ!!

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