「かう!」「かーう!」
「かう…!!」
プロフィール
本の色 | セルリアンブルー(※注1) |
---|---|
術属性 | 操り |
人間換算年齢 | 5歳 |
好きな食べ物 | 魚、鮭おにぎり、のりまき(※注2) |
趣味 | 旅、釣り、音楽鑑賞 |
魔界から降り立った場所 | インド |
CV | かないみか |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)原作59話ではアポロが「空色」と述べているが、ファンブックでの表記は「セルリアンブルー」となっている。
(※注2)また、同ファンブックでは「みかんは焼かないと食べられないらしい」と解説されており、本編でも梅干しを吐き出している描写があるため、酸っぱいものが苦手なのだと思われる。
概要
邂逅編にてガッシュと戦った魔物。
本の持ち主はアポロ・ジェネシス(詳細は個別記事を参照)。
いわゆる「ヒール役/やられ役」ではなく「ライバル」に近い存在として登場したにもかかわらず、ガッシュ達と再会や共闘が叶わなかったという珍しい魔物でもある(そのため、ファンの間でもロップスを「仲間」としてカウントするか否かは意見が分かれる場合もある)。
その可愛らしい容姿や悲劇的な別れから、今でもロップスを応援するファンもおり、続編「金色のガッシュ!!2」での再登場や共闘を期待する声もある。
人物像
容姿
一言で表すならば、まさに「テントウムシを擬人化した」ようなビジュアルをしている。
頭や背中(羽)に付いている赤黒の模様と、首元に巻いた黄色のスカーフが特徴的。
作中に登場する全魔物の中でも特に小柄であり、あまりの小ささ故にアポロの肩に乗って移動できるほど。
性格
人間換算年齢が5歳と幼いためか、まだ「かう」「かーう」としか喋ることができないため、性格については不明な点も多い。
とはいえアポロと一緒にいるシーンでは喜怒哀楽を素直に表現していることが多く、やはり見た目に違わず純粋かつ正直な性格をしているのだと読み取れる。
また、当初は戦いにそこまで興味が無かったアポロとは反対に、「王を決める戦い」へのモチベーションは初めから高かった模様。
現にガッシュ戦ではザケルが直撃して全身に焦げ目ができても尚、気力を振り絞って立ち上がるほどの強い想いを見せ、アポロの心をも動かした。
術
術属性については公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「操り」属性と解説されている(バルトロ、レイラ、パムーンと同じ属性)。
主に「力の糸」と呼ばれるロープや上級呪文の鎖などを扱い、周囲の人や物を持ち上げて活用するという独特な戦法を駆使する。
その性質上、術そのものでは大きな攻撃力や殺傷力を発揮できず、周囲に投擲できるような物が無い場合は攻撃手段そのものが失われかねないという弱点を抱えている。
一方、術が液体やエネルギー等ではなく「実体を持ち、周囲の物体に触れることができる物」であるため、他者の救出や緊急回避にも役立つという独自の長所も持っている。
このようなメリット・デメリットの両面から考えても、優れた観察眼と冷静な判断力、何より疑似アンサー・トーカーたる特殊な才能によって術を100%活用できるアポロとの相性は抜群だったと言えるだろう。
リグロン
「そうだ、清麿!」
「君のその強さ、大きさを… 見せてくれ!!!」
両手を開き、左右の手からフックの付いたロープ(力の糸)を一本ずつ放つ。
見た目こそ何の変哲もないロープだが、仮にも成人男性であるアポロを持ち上げる、人間大サイズの大岩を余裕で持ち上げて投げつける、横断歩道で子どもを轢きかかっている車すら軽々と持ち上げる等、魔物の術に相応しい強度を誇る。
また、上記のように横断歩道でまさに衝突寸前の車を対処できたり、ゼオン戦ではデュフォーがザケルを唱えてゼオンの手が光ってからでも緊急回避が間に合っているので、おそらく術の発生~命中が非常に速いのだと思われる(もちろん、疑似アンサー・トーカーたるアポロが先読みしているというのも大きいが)。
リグロセン
両手を開き、鋭い矛先がついたロープを複数放つ術。
リグロンとは異なり、この術は先端が刃物になっており、周囲に物が無くても相手にダメージを与えることができるため、リグロンの弱点を解消した呪文だと評価できる。
一度に何本まで発射できるのかは不明だが、原作77話でデュフォーに対して使用したシーンでは16本ものロープが確認できる。
ディノ・リグノオン
「清麿… 礼を言うよ。こんな気持ちは初めてだ…」
「だが… 僕も負けるわけにはいかなくなった…」
「これで決めさせてもらう」
リグロンの強化版にして、ロップスの最大呪文。
両手を開き、錨がついた超巨大な鎖を複数発動させる。
見た目通り「持ち上げる力」が大幅に強化されており、ガッシュ戦では十数~数十メートルはありそうな巨石を持ち上げて投げつけたり、ゼオン戦ではなんと大地そのものを広範囲に渡って引き抜いて投げ飛ばすという荒業を見せた。
ゼオン戦での描写を踏まえるに、周囲に物が無くても大地を引っこ抜いて武器にできるため、弱点が完全に解消された「リグロンの完成形」と言っても過言ではないだろう。
リグノオン
ゲームオリジナルの術。
矛の付いた鎖を放つ強化版リグロセン。
活躍
初登場は原作59話。
アポロと共に世界中を気ままに旅している途中、偶然訪れたモチノキ町にて清麿と遭遇。
彼に興味を持ったアポロの提案でガッシュと交戦し、非常に高い実力でガッシュペアを大いに苦戦させる。
互いに譲らぬ激戦の末、最後には互いの最大呪文をぶつけ合った末に引き分けとなり、友好関係を築く。
戦闘後には清麿から家までの地図を書いてもらっていたものの、ロップスは気の向くままに高嶺家とは反対方向へ行ってしまったため、夜に合流することはなかった。
その後、オランダの地で偶然ゼオンを見かけ、ガッシュと勘違いして話しかけてしまったことがきっかけで戦闘になってしまう。
アポロとロップスも全力で応戦したものの、さすがに作中最強クラスの実力を持つゼオンには敵うはずもなく、ジワジワと戦局を傾けられ、ディノ・リグノオンすらザケル一発で攻略されてしまう。
それでもアポロは僅かな隙を突いて本を拾おうとしたが、油断の無いゼオンペアは即座にザケルを発動。
しかもアポロに抱きかかえられている間に本が追撃され、別れを惜しむ間すら満足に与えられず魔界に帰されてしまった。
原作最終話では術の特性を活かし、デモルト・コーラルQと共に工事の手伝いをしているようなシーンが描かれている。
関連タグ
バルトロ/レイラ/パムーン……同じ「操り」属性の魔物達。奇しくも全員がガッシュと何らかの関わりを持っている(バルトロはガッシュの恩人である清太郎を誘拐した張本人、レイラとパムーンはガッシュと友情を築いた魔物)。
ロブノス……原作59話の回想シーンにて交戦したことが判明している魔物(後に作者ブログでも「ロブノスです」と明言されている)。