曖昧さ回避
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プロフィール
本の色 | モスグリーン |
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術属性 | 操り |
人間換算年齢 | 5歳 |
好きな食べ物 | 魚、パン、サボテン、ザリガニ |
趣味 | ボクシング、ガーデニング |
魔界から降り立った場所 | イギリス |
CV | 梁田清之(アニメ版)/藤原貴弘(スマホゲーム「金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち」) |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
「どうせ入ってきた奴らもおまえら村人も、待っているのは絶望だけなんだ…」
「準備はいいな!? バルトロ!!!」
「もちろんだよ、ステング」
概要
邂逅編(イギリス編)で登場した魔物の子。
イギリスの北部にある村「ホーバーク・ヒル」に建つ古城「ホーバーク・キャッスル」を根城とした人攫いを行っており、近辺では「花の悪魔」と恐れられていた。
また、作中で初めて何十人もの一般人を計画的に巻き込む騒動を起こした魔物でもある。
人物像
容姿
白い体毛にクリッとした目が特徴的な、可愛らしいビジュアルとなっている。
首の周りに付いている物に関しては、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて作者の雷句先生が「カッコイイよだれかけです」と回答している。
作中に登場する全魔物の中でも非常に小柄で、ガッシュよりも更に小さく、頭が清麿の膝に届くか届かないか程度。
性格
見かけこそ可愛らしいが、凶暴かつ好戦的な一面もあるらしく、石像が破壊された後には清磨に直接殴りかかったほど(アニメでは殴りかかる相手がフォルゴレになっている)。
一方、前述のように趣味がガーデニングと明かされており、原作5巻(少年サンデーコミックス版)の裏表紙では花に水やりをしているシーンが描かれているので、意外と几帳面かつ優しい性格なのかもしれない?
術
術属性については、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「操り」属性と解説されている(ロップス、レイラ、パムーンと同じ属性)。
ロップスが「力の糸」、レイラが「月のステッキ」、パムーンが「星」を操る中、バルトロは「特殊な花」を介して物を操ることができる。
ただ、バルトロの場合は上記の3人と比べると術の利便性に関しては劣っていると思われる描写が多い。
現に作中の描写を踏まえると、
- レイラ達とは違い、花をバルトロの身体から発生させているような描写が無い。つまり、花は(おそらく)無制限に生み出せるものではなく、予め栽培してストックを貯めておかなければならない。身体の一部ではない以上、燃やされた花が自動的に再生するようなこともない。
- あくまで「花を付けておいた物を操る力」であり、その場でバルトロの身体から花を発射し、周囲の物を即座に操るような芸当はできない。よって、戦闘を行うためには必ず仕込みをしておかなければならない。
- 同じく、あくまで「物を操る力」なので、生物を操ることはできない。
といった具合に、戦闘前の準備がなければ実質的には戦うことすらできないという弱点を抱えているように見受けられる。
そのような点からも、「古城に立てこもり、トラップ等に万全の準備を施した状態で迎え撃つ」という形を取ったバルトロとステングは、術の長所・短所をしっかりと理解していたと評価できるだろう。
また、決して使いにくさばかりが目立つというわけでもなく、上述のような下準備さえこなしておけば、
- 花を付けた物を操る効果は約50km離れた場所でも持続するため、遥か遠方まで操った物を動かし、自身は安全な場所に待機しながら犯罪を行える(距離に関しては原作51話のセッコロの台詞を参照)。
- 約10体以上もの鎧や200本以上の剣など、花さえ付けておけば遠隔からでも様々な物を複数同時かつ自在に操ることができる。
等、レイラ達は持ち得ない強みも描写されている。
総じて「シンプルに強い」わけではないが、「きちんと術の長所・短所を理解して運用すれば唯一無二の活用法を見出すことができる」というテクニカルな術だと言えるだろう。
ゼベルオン
「そんなヌルイ攻撃じゃあ、バルトロは倒せねえぜ!!!」
前述した通り、花を付けた物体を自在に操る呪文。
作中では「中に人が入っていない鎧」(通称「鎧の騎士」)、200本もの剣、10メートル以上はあろうかという巨大な石像、城を支える柱の石……といったように、物の大きさ・数を問わず様々な物を動かした。
ゼベルセン
「ハハッ、逃げるのが精一杯か!?」
「ならば、これでどうだ!!!」
操った巨人(巨大な石像)の胸元にある発射口のような穴から、黒い球体を乱射する。
邂逅編時点でのラシルドでも全弾跳ね返せる程度なので、おそらく「術によって発生した物体」ではなく「予め仕込んでおいた球」を発射しているのだと思われる。
尚、この術は明らかにゼベルオンの使用を前提とした効果となっているため、未使用の状態で使用した場合どのような効果となるのか(あるいは何も効果を発揮しないのか)は不明。
本の持ち主
ステング
バルトロの本(モスグリーン)の持ち主。
ファー付きのマントや、見せびらかすように晒している逞しい腹筋が特徴的な男性。
CVは矢尾一樹氏。
プロフィールは公開されていないので、年齢や職業等は不明。
カードゲームに収録された際も「ステング」表記なので、本名も不明。
国籍のみ「イギリス」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて明かされている。
一応、職業に関しては原作5巻の中扉を見る限りプロボクサーだったと思われる(少年サンデーコミックス版の中扉は、公式ファンブック「金色のガッシュ!!20周年ありがとうなのだ!ブック」に全て収録されているため、現在でも確認可能)。
作中では非道かつ自己中心的な言動こそ目立つものの、元々は才能に恵まれ、職に就いていたことが確定しているので、おそらく「魔物との出会いで欲望を膨れ上がらせてしまい、道を踏み外してしまった」タイプの本の持ち主だと思われる。
活躍
初登場は原作43話(本体が登場したのは原作44話)。
ガッシュと清麿がイギリスに到着し、父・高嶺清太郎の研究室へ向かったところ室内が荒らされており、魔物と思わしき足跡や謎の花を発見。
セッコロの隠れ家にて「花の悪魔」の詳細を聞き、清太郎を助けるためにホーバーク・キャッスルへとやって来たガッシュと清麿を迎え撃つ。
「鎧の騎士」達をジケルドで、200本の剣をラシルドで攻略され、落とし穴や落石のトラップも突破されたことで直接対決に。
戦闘から暫くはバルトロ=巨大な魔物と誤認させたまま優勢を保つも、「何度攻撃しても平然としている」という「鎧の騎士」との共通点に気付いた清麿に花の仕掛けを見破られ、手足を一つずつ分解されていく。
すかさずステングもムチで清麿から本を奪い取るも、駆け付けてきたセッコロの奮闘により清麿へ本が戻り、コックの挑発(石投げ)により余所見をしている内に石像の四肢を分解されてしまう。
そうして石像からバルトロ本人が出てきて暴れ回るものの、ザケル一発でそこそこのダメージを負い、ステングと共に拘束される。
しかし、清麿達が捕まった人達を開放している隙にロープを切り、城の柱を動かして崩壊させるという卑劣な行為をして去って行った。
だが、逃げた先には依頼人であるゼオン(及びデュフォー)が待ち構えており、「お前は負けたんだ」「負けたら魔界へ帰るルールだ」と容赦なく本を燃やされてしまい、魔界へ帰っていった。
原作最終回では、ヨポポ・リーヤ・バランシャ・ゾボロン・バーゴ(?)と一緒に楽しそうにダンスを踊っている。
余談
バルトロの花について
作中で術と共に使用されていた花だが、これが「人間界に生えている花」なのか「バルトロが魔界から持ってきた花」なのかは公式情報としても補足が無く、2023年12月現在では不明のままとなっている。
作中でも、ホーバーク・キャッスルについてセッコロが説明する際には「その花と同じ花がたくさん咲いている」としか語られておらず、「元から城の周りに咲いていた花」なのか「バルトロが来てから急激に増え始めた花」なのかは曖昧となっている。
関連タグ
ロップス/レイラ/パムーン……同じ「操り」属性の魔物達。奇しくも全員がガッシュと何らかの関わりを持っている(ロップスはガッシュと対決してライバルのような関係になった魔物、レイラとパムーンはガッシュと友情を築いた魔物)。
ウォンレイ……公式情報としての趣味が格闘技の魔物(ウォンレイはカンフー)。