「ヨポポイ」
「トポポイ」
「スポポポーイ」
「ジェ… ジェ… ム…」
プロフィール
本の色 | 黄緑→若葉色(※注1) |
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術属性 | 音 |
人間換算年齢 | 4歳 |
好きな食べ物 | 魚、サンドイッチ、クリームシチュー |
趣味 | ダンス、かくれんぼ、お手伝い |
魔界から降り立った場所 | イギリス |
CV | 江森浩子 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では「黄緑」と記載されていたのだが、後にビョンコやドンポッチョとの色被りを解消するため、作者ブログにて「若葉色」に変更された。
概要
「金色のガッシュ!!」の邂逅編(イギリス編)に登場した魔物。
本の持ち主はジェム(詳細は「本の持ち主」の項目を参照)。
後述のように出番こそ少なく、戦闘能力が高いわけでもなかったにもかかわらず、その真っ直ぐな想いや涙腺崩壊必至のラストシーンから現在でも根強い人気を持つ魔物である。
人物像
容姿
羽のついた緑色の帽子と、腹部に音符の模様が描かれた緑色の服が特徴的(上下に分かれているのか、あるいは全身タイツの類なのかは不明)。
また、作中では踊っている時に帽子の羽も動いているように見え、この羽については公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて作者の雷句先生が「正確なリズムで踊るダンサーだけが動かせる羽です」と回答している。
魔界から持ってきた帽子と羽だったりするのだろうか?
身体能力がそこまで高い描写は無いが、仮にも魔物なので、小柄な見た目とは裏腹に丸太くらいなら軽々と持ち上げる事ができる。
性格
良い意味で幼さを表したような素直かつ献身的な性格をしており、基本的に「ヨポポイ」としか喋れない(おそらくウマゴン達と同様、まだ幼いため言葉を話せないのだと思われる)。
上記のプロフィールにもある通り、趣味が「お手伝い」という点からもヨポポが如何に優しく献身的な性格をしているのかが窺える。
術
やはりイメージ通りというべきか、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて術属性は「音」と記載されている。
ガッシュやレイコム等と同じく、口から術を放つタイプの魔物。
ミケル
口から音波を放つ術。
初級呪文ではあるが、ブロック塀を軽く粉砕するほどの威力を持つ。
ドレミケル
ミケルの強化版。「ド」から「ファ」までの音階が流れたような演出の大きな音波を発射する。
音波の色は原作カラーでは紫色、アニメ版では虹色。
シン・ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ
「ヨポイ!」
クリア完全体との決戦にて、「金色の本」を介して使われたシン級呪文の一つ。
作中に登場する呪文の中でも非常に独特かつ長い名前をしているが、作者ブログにて「『ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ』も、もちろん術ですよ」と「ヨポポ自身の能力」ではなく「術」であることが明言されている。
効果は上記のミケル系統と全く異なるものとなっており、作中ではヨポポの踊りに連動するかのようにクリア完全体も勝手に身体が躍ってしまうという描写がなされた。
ほぼ間違いなく「強制的に相手を躍らせる」もしくは「自分の踊りと相手の動きをシンクロさせる」等の効果だと思われるが、正確な定義は述べられていないため不明。
一部のファンからは「名前が独特」等とネタにされたり、直接的な攻撃呪文ではないため過小評価されることもあるが、理論上は最強クラスの術である。
(※)アニメ版においては、アニメオリジナルの魔物であるニャルラトが「パペルト」という相手に特定の動作を強制させる術を使用している。
尚、外部サイト等ではこの術に関して「作者曰く『あれはれっきとした技です!』」と書き込まれていることもあるが、これは微妙に誤りなので注意。
少なくとも2023年12月時点では、作者の雷句先生がこの術についてコメントしたのは、
- (上記のように)作者ブログでの回答:「『ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ』も、もちろん術ですよ」
- 作者Twitterでの回答:「あれはヨポポの最強術です」
の2回のみであり、いずれも「あれはれっきとした技です!」などという表現は一切用いていない。
もし正確な引用元を知っている方がいれば、随時追記していただきたい。
本の持ち主
ジェム
ヨポポの本(若葉色)の持ち主。
両サイドで結んだ金髪、目や鼻の周りのそばかすが特徴的な少女。
CVは寺田はるひ氏。
公式プロフィールが明かされていないため、年齢や好物等は一切不明。
カードゲームに収録された際も「ジェム」表記なので、2023年12月現在では本名も不明。
国籍のみ「イギリス」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて判明している。
また、原作50話にて「学校に通っている」と話しているので、年齢的にも小学生であることは確定。
活発で友好的な性格だが、本編ではヨポポに対する複雑な気持ちから彼を遠ざけるような態度を取ってしまっていた。
とはいえ後述の通り、最終的にはヨポポと共に戦い、別れ際にはきちんと本心を伝えて和解することができた。
原作最終話では、ヨポポから贈られた手紙を家族と共に読んで涙を流すシーンが描かれている。
活躍
初登場、及び活躍は原作49~51話。
イギリスの「妖精の森」にて記憶を一部取り戻し、バオウ・ザケルガを修得した後のガッシュがヨポポの踊りに引きつけられるようにして出会う。
その場でガッシュを因縁の敵だと勘違いしたジェムも合流し、彼女らの事情が明かされていく。
本の持ち主であるジェムとは彼女の家で出会い、ジェムや彼女の家族とはすぐに仲良くなった。
ジェムや家族とは出会った頃から打ち解けていたが、ある日突然、ジェムの家族が大柄な魔物・キクロプの襲撃に遭ってしまう。
その場ではジェムがたまたま本を学校に忘れてきたため燃やされずに済んだが、家にいた家族共々重傷を負わされる。
その日からヨポポはキクロプに仕返しをするため、そして怪我を負わされた祖父と母親、家族を傷つけられたジェムのため、たとえ大雨が降る日であろうと関係なく、外で1ヶ月も魔物をおびき寄せる踊りを続けていた。
そんな「自身の身体よりもキクロプへの仕返しを優先し、休めと言われてもろくに休もうとしないヨポポ」を次第にジェムは嫌うようになってしまう(厳密に言えば、決して本心から嫌いになったというわけではなく、どう接していいのかわからなくなり、遠ざけるしかなくなってしまった……という方が正しいと思われる)。
そしてヨポポの思惑通り、キクロプがおびき寄せられた時には、ジェムを守るために呪文も無しにたった一人で戦うことを選ぶ。
状況を察したガッシュと清麿、そしてジェムの参戦により形成を逆転したかと思いきや、キクロプの鎧の頑強さに苦戦を強いられる。
最終的にはガッシュのバオウ・ザケルガで鎧を粉砕し勝利するが、戦闘の途中でエムルロンが掠ってしまったことでヨポポの魔本が燃え始め、結果的には相討ちという形になってしまう。
それでもヨポポはジェムを責めることはなく、むしろジェムが怪我をしなかったことに笑みを浮かべていた。
そして魔界に帰る直前、「ヨポポイ」としか喋れなかったヨポポは最後にハッキリとジェムの名前を呼び、「大嫌い」と突き放していたジェムは感謝と「大好き」という言葉をかけ、別れに涙しながらも笑顔で魔界へ帰っていった。
その後は原作33巻にて「金色の本」を通じて登場し、クリア完全体の動きを止める(踊りを強制させる)活躍をした。
原作最終話では、リーヤ・バルトロ・バランシャ・バーゴら獣系魔物と仲良く踊っている様子が描かれた(バーゴは足のみ映り込んでいる)。
関連イラスト
関連タグ
ガッシュ・ベル/キクロプ……作中で交流や交戦が描かれた魔物達。
ドンポッチョ……公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて同じ「音属性」だと解説されている魔物(もっとも彼は作中において術を使用する前に敗北してしまうし、アニメオリジナルの術も音属性には見えないのだが……)。