「フフフ… 笑わせるわね…」
「その程度の攻撃じゃ、キクロプを倒すのに100回は必要ね」
「ルオオオオオオオォ!!」
プロフィール
本の色 | 濃い青紫 |
---|---|
術属性 | 格闘 |
人間換算年齢 | 5歳 |
好きな食べ物 | 魚、ホタテ、イカ、寿司 |
趣味 | ゴリラのマネ |
魔界から降り立った場所 | イギリス |
CV | 上別府仁資 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
概要
邂逅編(イギリス編)で登場した魔物。
本の持ち主はイギリス紳士(詳細は「本の持ち主」の項目を参照)。
イギリス編でバルトロの次に戦闘した魔物であり、ヨポポにとってはジェムの家族を傷付けた因縁の敵ともいえる存在。
後述の通り、邂逅編で登場した魔物の中でも非常に高い防御力を持ち、もしバオウ・ザケルガが無ければガッシュはヨポポ共々やられていたかもしれないと言えるほどの実力者。
人物像
容姿
およそ3メートル以上はある巨体と、岩のようにゴツゴツとした赤色の鎧が特徴的。
目元を「2つ目を書いた紙」で覆っており、この紙については公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「一つ目では気味悪がられるから、とイギリス紳士に付けてもらった」と解説されている。
この鎧はガッシュのザケルやヨポポのドレミケルといった初級~初級の上あたりの術が直撃してもほぼ無傷という頑強さを持ち、高い防御力でガッシュとヨポポを苦戦させた。
無論、物語が進むに連れてゼオンのマントやアシュロンの「竜の鱗」といった別格の防御手段が登場したものの、邂逅編時点であれば初級術を呪文抜きで完封できるだけでも充分に脅威であり、原作50話時点まで生き残るだけの実力があったのは確かだろう。
性格
まだ幼い魔物のためか、「ルォォォォ!!」等の雄叫びをあげるばかりで台詞が無く、正確な人物像は不明(外見からは想像が付かないかもしれないが、実はヨポポとは1つしか歳が違わない)。
ただ、単身で立ち向かってきたヨポポを容赦なく痛み付けているため、やや冷酷とも言える面が目立つ。
あるいはゴームと同じように、幼いが故に難しく考えることをせず、「敵」と見なした相手には情をかけないタイプなのかもしれない。
術
術属性については、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「格闘」属性と解説されている(ダニー、ウォンレイと同じ属性)。
格闘属性に分類されているだけあり、主に強化した腕による多彩な攻撃を得意とする。
アムルク
「チ… ガキが…」
「呪文の力をなめるんじゃねえよ!!!」
右腕を巨大化させて伸ばし、勢いよく相手を殴りつける。
数メートルもの大きさになっているだけあり威力は高く、真正面からヨポポを殴りつけた際には岩壁を抉り、彼をめり込ませるほど。
アムド・シザルグ
「もういいわ! 死になさい!!!」
両腕を合体、巨大なハサミに変形させて攻撃する。
作中で初めて登場したシザルグ系である。
ガッシュ!!2にて名称不明のカードがこの術と思われるものを使用している。
アムルセン
「さあ、キクロプ、今日はラッキーデーよ!」
「同時に2つの本を燃やせるわ!!」
両肘を発射口のように開き、無数の尖った岩を連射する。
エムルロン
「そろそろ… 本を燃やさせてもらうわよ!」
右手に炎を纏い、右腕全体をムチのように勢いよく伸ばして攻撃する。
作中で初めて登場したエムル系である。
「炎を纏った拳」という本に当たれば一撃で確実に燃やすことが可能な性能を持っているため、作中でもヨポポ(魔物)ではなくジェム(本の持ち主)を狙うような使い方をされていた。
本の持ち主
イギリス紳士
シルクハットに蓄えた髭、ステッキといったまさに「イギリス紳士」らしい見た目をした男性。
CVは二又一成氏。
プロフィールは公開されていないので、年齢や職業等は不明。
作中で名前を呼ばれることが無く、カードゲームに収録された時も「イギリス紳士」表記のため、本名は不明。
国籍のみ「イギリス」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて明かされている(まあ、イギリス紳士なので言うまでもない事なのかもしれないが……)。
キャラクター名こそ「紳士」だが、作中ではヨポポどころかジェムの家族をも痛め付け、重傷を負っているジェムの母を踏みつけるような描写すらあり、「紳士」どころか「悪人」かつ「非道」な印象を受ける。
また、なぜか会話の所々で「~よ」「~だわ」と女性のような口調を用いるが、感情的になった時は男性口調になるので、おそらくキャラ付けで用いているだけだと思われる(あるいは、いわゆる「オネエ系」なのかもしれないが……)。
全体的に非道な印象こそ強いものの、原作最終回ではキクロプからの手紙を読んで泣いていたり、前述したようにキクロプに「2つ目を書いた紙」を付けてあげたことが明かされているので、彼なりにキクロプを大切に想っていたのかもしれない。
活躍
初登場は原作49話。
同じくイギリスに降り立ったヨポポの本を燃やすためにジェムの家族を襲い、以降はヨポポから「大切な家族を傷付けた相手」と見なされる。
ガッシュと清麿がジェムと知り合った直後にもヨポポと交戦し、単身で挑んできたヨポポを容赦なく傷つけていく。
そしてアムド・シザルグでヨポポを切り刻もうとした直後、間一髪のところでガッシュと清麿が駆け付け、2vs1での戦闘に。
それでもなお圧倒的な防御力で優勢を保ち、清麿がバオウを不発させてしまった隙にヨポポの本を燃やす。
だが、ヨポポの強い想いを感じ取った清麿に呼応してバオウが発動。鎧を一撃で粉砕されてしまい、文字通り丸裸となったところにドレミケルをくらって戦闘不能に。そのまま本を燃やされて魔界へと帰っていった。
ちなみに、バオウが鎧を噛み砕くコマをよく見ると、例の「2つ目を書いた紙」も吹き飛んでいるという小ネタがある。「ガキン」という効果音の「ガ」の濁点の右辺りに注目。
ガッシュ戦で「2つ目を書いた紙」を無くしたまま魔界へ帰ったためか、原作最終回の集合写真では一つ目のまま映っている。
関連タグ
ウォンレイ/ダニー……同じ格闘属性かつ、本の色が紫系統という共通点を持つ魔物達。