「オイラはビョンコ! カッコイイビョンコ!!」
「がんばるゲロパティ! オイラがついてるゲロよ!!!」
「そしたらパティも一緒に… 魔界で遊ぶゲロよ…」
「みんなで手をつないで… 一緒に…」
プロフィール
本の色 | 黄緑→もえぎ色(※注1) |
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術属性 | 水(※注2) |
人間換算年齢 | 7歳 |
好きな食べ物 | 魚、虫 |
趣味 | オシャレ、何事もがんばること、こびへつらうこと |
魔界から降り立った場所 | マダガスカル |
CV | 高戸靖広 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」では「黄緑」と記載されていたのだが、後にヨポポやドンポッチョとの色被りを解消するため、作者ブログにて「もえぎ色」に変更された。
(※注2)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」に記載。
概要
石版編序盤で登場し、パティと合わせて長きに渡って描かれていく魔物。
本の持ち主はアルヴィン(詳細は「本の持ち主」の項目を参照)。
作中ではガッシュ達と敵対している時間こそ長かったものの、ラストシーンの台詞に感動したという声も多く、石板編を代表するキャラの1人でもある。
人物(?)像
容姿
まさにカエルそのもの姿をしており、緑色の身体や長い舌が特徴的。
見た目の通り語尾に「ゲロ」とつける。
一般的に連想されるカエルとの違いとして、頭頂部に三つ葉のクローバーが生えており、両頬が常に赤く大きく膨らんでいる。
公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」では、「ビョンコのほっぺに詰まっている物は何?」という質問に対し、作者の雷句先生が「楽しくてマヌケなモノです」と回答している。一体何なんだろうか…?
性格
いわゆる「コミカルな敵役」として描かれており、全体的に表情豊かでお調子者といった印象を受ける。
根が純粋であるが故に、ゾフィスのような悪に加担してしまう面もあるものの、最終的には反省をした上で恐怖を乗り越え戦っているため、しっかりとした善性や勇気も秘めているといえるだろう。
術
作中の描写では何の属性を専門としているかの判別が難しいが、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて水属性と解説されている。
同じ水属性のパティが「水そのもの」を操って攻撃するのに対し、ビョンコは「泡」や「粘液」といった「水以外の液体」を用いた妨害寄りの術を覚えているのが特徴的。
普段の言動とは裏腹に術の性能は相当高く、急所に向けた特大のバオウ・ザケルガ以外では碌にダメージを与えられなかったデモルトにも明確に効果があったほどの攻撃呪文さえ修得している。
そのため、ファンからも「本当は相当な実力者なのでは?」と本気の実力を考察・期待されることもある。
ギガロロ・ニュルルク
「今戦えば、間違いなくほ前はカッコイイぞ」
手足を非常に長く巨大化させ、伸ばした勢いも乗せて相手を押し飛ばす。
パティを攻撃しようとしたデモルトを術ごと真っ向から吹き飛ばして仰け反らせる程の威力を持つ。
巨大化した手の中にパティを包んで移動させる、といった応用も見せた。
ラージア・ニュルセン
広範囲に泡を放ち、相手を滑らせる。
おそらく直接的な威力はないものの、作中ではデモルトを「月の石」から遠ざける妨害呪文のように使われており、状況によっては単なる攻撃呪文より有効にも成り得ると思われる。
ギガノ・ニュシルド
「ウム、えらいぞ、ビョンコ!」
ジェル状の大きな盾を出現させ、前方の攻撃を防御する。
作中ではデモルトのディオエムル・ゼモルクに押し負けてしまったものの、デモルトの腕にもジェルが少し絡みついたままになっている(=完全に消滅したわけではない)ので、並の術なら防ぎきれる強度があるのかもしれない。
シン・ニュシルド
「そうゲロ、ヤバイ反撃くる前に一旦離れるゲロよ!!!」
クリアとの最終決戦にて、ガッシュの「金色の本」を通じて発動したシン級呪文。
おそらく上記のギガノ・ニュシルドの上位術だと思われるが、作中ではまるでパティのシン・スオウ・ギアクルをジェル化させたような表現がなされており、正確な性能や防御力は不明。
盾として使えるだけではなく、相手の術自体をジェル化させる性質があるのだろうか?
もしくは単にスオウを特大のジェルで包み込んだだけなのかもしれないが……。
ギガノ・ゲロスト
「くらうゲロ! 我が最大の呪文…」
「ギガノ・ゲロスト!!!」
初登場時にビョンコが術名だけ叫び、その後も本編で一度も使用されなかった謎の呪文。
この術について公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて秘密が明かされており、雷句先生曰く「実はそんな呪文は存在しません!!!(笑) ビョンコが自分で勝手に作りました」とのこと。
つまり本当に修得していたわけではないようだが、それなら何故バオウが目前に迫っていた状況で叫んだのだろうか…?
本の持ち主
アルヴィン
もっさりと生やした髭、腕まくりしたシャツ、小太りな体型、総入れ歯が特徴的な老人。
CVは塚田正昭氏(アニメ版)/島田敏氏(スマホゲーム「金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち」)。
公式からプロフィールは明かされていないため、国籍や好物等は不明(ネット上の「アルヴィンの国籍はマダガスカル」という書き込みは誤りなので注意。詳細は後述)。
一応、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて、年齢は56歳・職業は農夫という2点だけ明かされている。
ビョンコが首から紙製の時計(手作りの為3時から動かない)を下げているのは、過去にアルヴィンが欲望のままに頭部の四葉のクローバーを一枚ちぎって三つ葉になってしまった事で大泣きし、その時に慰めとしてもらったクッキーが忘れられず、今度は四六時中クッキーを要求するようになり、アルヴィンから「おやつは3時」と言われたから。
当初アルヴィンは王を決める戦いへの協力を断っていたが、この時計を作ってクッキーを求めた姿を見て、「この、カッコ悪いが可愛いカエルをカッコ良くしよう」と思い、一転して協力する気になったとのこと。しかしビョンコがゾフィスと結託したことに呆れ、入れ歯の不調や喪失で呪文が発音できないと偽ってボイコットしていたが、デモルトに立ち向かうビョンコの改心を見届けて入れ歯を再装着し本が燃えるまでサポートした。
総じて茶目っ気と愛情を併せ持つ、良い意味で「田舎のおじいちゃん」のような人物だと言えるだろう。
国籍について
上述した通り、ネット上の「アルヴィンの国籍はマダガスカル」という書き込みは誤りなので注意。
おそらくビョンコが魔界から降り立った地がマダガスカルのため、安直にアルヴィンの国籍も同じだと決めつけて書き込んでしまっているのだと思われる。
公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」においても、発売当時はまだアルヴィンが登場していなかったため、本の持ち主も国籍も不明と表記されている。
未だに一部のファンから誤解されることもあるが、魔物が降り立った場所と本の持ち主の国籍は必ずしもイコールではない。
それこそガッシュと清麿(イギリス/日本)、スギナと春彦(ポルトガル/日本)のように、「魔物が降り立った場所」と「本の持ち主の国籍が異なる例」は多数存在するため、アルヴィンに関しても「ビョンコが降り立った場所だから国籍はマダガスカル」と断定することはできないので注意。
活躍
初登場は原作102話。
登場当初から長らくゾフィスの悪事に加担しており、実質的にパティとゾフィスを出会わせる役割も担った(尚、加担していた理由は作中では「魔界に帰った後、地位も財産も欲しいだけ」と俗な理由を述べてはいるが、具体的な詳細は公式情報でも明かされておらず不明)。
だが、石版編終盤にてレイラの苦悩する姿とガッシュの説得によって過ちに気づき、パティと共にガッシュ達への協力を決意し参戦。
千年前の魔物の中でも最上位の強さを誇り、ガッシュ達が数人がかりでも苦戦していたデモルトに強烈な一撃をくらわせるほどの底力を披露し、パティと共に「月の石」を破壊すべく奮闘。
デモルトの「ディオエムル・ゼモルク」からパティと本の持ち主達を守った際、受け止め切れなかった炎によって本に火が着いてしまい、ガッシュ達と「仲間」として仲良く遊べることを夢見つつ魔界へと帰って行った。
その後はクリア完全体との決戦でも登場。
パティと連携し、ガッシュと清麿を一度安全な場所まで離脱させる活躍を見せた。
原作最終話ではパティと共にガッシュと同じクラスに編入し、魔界に帰った後でもパティとの腐れ縁(?)が続いている様子が窺える。
また、集合写真でもパティの隣に映っている。
関連イラスト
関連タグ
パティ……同じ水属性であり、何かと縁のある魔物。
ゾフィス……石版編で仕えていた相手。
ゾボロン……公式情報として好きな食べ物が同じ魔物(2体とも「魚、虫」のみ)。
パムーン(ペンダラム・ファルガ)……完全版に収録されたガッシュカフェにて共演。