「ヒィイイイイ…」
「ぐぉああああああああああ!!!」
プロフィール
本の色 | 黄緑→パラキートグリーン(※注1) |
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術属性 | 音 |
人間換算年齢 | 13歳 |
好きな食べ物 | 魚、肝油、チーズ |
趣味 | パンクロック、歯磨き、相撲 |
魔界から降り立った場所 | ロシア |
CV | 飯島肇 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の魔物大百科、及び魔物発見場所マップから引用)
(※注1)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では「黄緑」と記載されていたのだが、後にヨポポやビョンコとの色被りを解消するため、作者ブログにて「パラキートグリーン」に変更された。
概要
邂逅編に登場した魔物。
本の持ち主はゴーマン(詳細は「本の持ち主」の項目を参照)。
活躍といえるほどの出番すら与えられなかったモブキャラなのだが、「モブキャラ同然なのに、なぜか詳細なプロフィールが明かされた」という点や、アニメ版のオリジナル展開ですら明らかな設定ミスが2つも描かれる等、一部のファンから色々な意味でネタ的な人気を博した魔物でもある。
人物像
容姿
モヒカンや緑色の肌、無数の棘が付いたベルトが特徴的。
ドン「ポッチョ」という名前故か、筋肉質ではあるものの他の強者達と比べれば多少なり「筋肉太り」しているようにも見える。
性格
作中では「許してくれ」という台詞や絶叫しか発していないため、正確な人物像は不明。
ただ、バリーとの戦闘では終始怯えているため、好戦的であったり強い信念を持っていたわけではないと思われる(もちろん、単純にバリーが強過ぎただけなのかもしれないが)。
術
術属性については、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「音」属性と解説されている(ヨポポと同じ属性)。
……なのだが、作中では術を一つも使用しないまま魔界へ帰ってしまったため、術の解説をしようもないのが現状である。
一応、アニメでは以下のオリジナル呪文を使用したのだが……。
ギレイド
腰のベルトにある棘を連射する呪文。
アニメオリジナルとはいえ、遂に披露された待望の術なのに、どう見ても音属性ではないのは何故なのだろうか……。
例えばガッシュの「雷属性(ザケル)と磁力属性(ジケルド)」のように属性同士が近しいものや、ウマゴンのディオエムル・シュドルクのように「既存の属性を残したまま、派生として新たな属性が付与される」パターンは複数確認できるものの、さすがに「音属性」と「棘を飛ばす」はどう考えても接点がわからない。
「金色のガッシュ!!まるかじりブック」の発売日が2003年8月15日、アニメ版44話の放送日が2004年2月15日である点も踏まえると、やはりアニメスタッフの確認ミスとしか言いようがないだろう。
一応、ものすごく強引に擁護や擦り合わせをするなら、「実はトゲから飛ばしているのは音波である」「音波を使ってトゲを発射している」と捉えられなくもないが……。
本の持ち主
ゴーマン
ドンポッチョの本の持ち主。
ベリーショートの髪型、厚手の防寒着が特徴的な男性。
CVは鶴岡聡氏。
公式からプロフィールが明かされていないため、年齢や好物等は一切不明。
国籍のみ「ロシア」だと公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて判明している。
敵役の本の持ち主には「ほとんど台詞が無く、呪文を唱えてばかり」というキャラクターは多いものの、ゴーマンは「台詞が一つも無く、しかも呪文を一度も唱えてすらいない」という(ある意味)稀有なキャラクターである。
なので、性格に関しても解説しようがない。
活躍
原作89話の冒頭にて3ページのみ登場。
ロシアにてバリーと交戦するも、圧倒的な実力の前に戦意を喪失し、「戦いの最中に敵に背中を向けた」ことに激怒したバリーからギガノ・ゾニスを放たれ、呆気なく敗北となってしまった。
その後、原作最終話の集合写真ではバーゴの隣に写っている(奇しくも全身が緑色同士でもある)。
アニメ版
アニメ版44話では、冒頭にて1分30秒ほど登場。
多少なり戦闘シーンが追加されており、ドンポッチョ側からギレイドを撃つ、つまり一応は積極的な姿勢を見せた様子が描かれている。
だが初級呪文はバリーに全く効いておらず、ゾニスで足場を崩されて屋上から落ちそうになり、原作と同じ流れで敗北となった。
そして敗北の際、なぜかドンポッチョだけがギガノ・ゾニスをくらっているのに、建物の外にいたゴーマンの持っている魔本が燃えるという誤った演出がなされてしまっている。
言うまでもなく、これは重大な設定ミスであり、原作においては魔物がどれだけ重傷を負わされても(それこそ全身から大量出血したり手足が千切れ飛んでも)本が燃えるなどということはなく、魔本が「魔物の体力ゲージ」のような役割を担っているわけではない。
もし原作未読かつ勘違いをしている方がいたら、上記の描写は本来であれば絶対にしてはいけない重大な演出ミスであることを覚えていただきたい。
関連タグ
ヴィンセント・バリー……自身を3ページで敗北させた強者。
ヨポポ……同じ音属性であり、本の色も同じく緑系統である。
フリガロ……こちらも「本編では僅か数ページしか登場しなかったが、公式から詳細なプロフィールが明かされた」魔物。とはいえドンポッチョと違い、強者(ブラゴ)に対してかなり善戦しており、ファンからも「影の実力者」と好評価されることが多い。