「ここにいたかったらここにいるために戦え!!」
「自分が本当に何者か知りたかったら… それを探すために戦え!!!」
「オレが戦うから… おまえと一緒に戦うから…」
「ガッシュ!!!おまえはオレの友達だ!!!」
「化け物だろーが魔物だろーが関係無え!!! 友達なんだよ!!!」
「迷惑がかかるから戦えないなんて言ってみやがれ!! ぶっ飛ばすぞこの野郎!!!」
プロフィール
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」から引用)
誕生日 | 9月18日 |
---|---|
年齢 | 14→15歳→27歳(続編「金色のガッシュ!!2」)(※注1) |
血液型 | B型 |
身長 | 172cm |
趣味 | 読書、ツッコミ |
好きな食べ物 | 鰻、コロッケ |
好きなタイプ | 素直な子 |
住所 | モチノキ町ヒノキ18-8(旧住宅エリア)(※注2) |
学歴/職歴 | モチノキ第2中学校2年→3年→高校1年生→???(※注3) |
部活 | 帰宅部(※注4) |
CV |
(※注1):石版編時点で発売された公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」では14歳と表記されており、原作終盤(クリア編)では明確に1年以上経っているため。また、続編第20話にて「金色のガッシュ!!2」の世界が前作から約13年後(クリア編からカウントした場合は約12年後)であると明示されたため。
(※注2):住所は原作178話で映ったレインからの航空郵便で確認可能。「旧住宅エリア」という区画は公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」内の「モチノキ町おさんぽマップ」に記載されている。
(※注3):原作29巻以降は中学3年生に進級しており、最終回直前でモチノキ第2中学校を卒業。原作最終回と後日談である番外編「外伝:友」では進学先の高校の学ランを着ている描写もある。続編「金色のガッシュ!!2」における職業はネタバレのため後述する。
(※注4):清麿の部活に関しては、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」の質問コーナーで作者の雷句先生が「帰宅部です」と回答している。
概要
「金色のガッシュ!!」及び「金色のガッシュベル!!」、「金色のガッシュ!!2」におけるダブル主人公の一人。
ガッシュ・ベルの本の持ち主にして、IQ190の天才児。物語開始時点では中学二年生。
小学生の頃は学校の友人たちと仲良く遊んでいたらしいのだが、中学進学と共に周囲が清麿の才能(主に勉学)を一方的に妬み始め、周囲から遠巻きにされてしまう。
傷付いた清麿は学校に行かず、引きこもり同然の鬱屈した日々を送っていたが、父・高嶺清太郎の頼みを受けて日本へやってきたガッシュ・ベルと出会う。
そして「魔界の王を決める戦い」に巻き込まれていく中、ガッシュと確固たる絆を育み、心身共に大きく成長しながら共に戦っていく。
続編「金色のガッシュ!!2」における活躍はネタバレ防止のため後述。
人物像
容姿
目元に少しかかるくらいの長さのやや跳ねた黒髪、知的な印象を受ける真っ直ぐな瞳が特徴的。
身長に関しても上記の通り172cmあり、中学二年生にしてはかなり背が高い方。
服装は基本的にモチノキ第2中学校の制服を着ており、上半身は半袖ワイシャツ+長ネクタイorジャケット+ワイシャツ等であり、下は多くの場面で同じく制服のズボンを履いている。
原作ではイギリス編、石版編、ファウード編で海外に行く時もシャツやジャケット等の正装を着ており、どちらかといえば常にフォーマルな印象を受ける(デボロ遺跡に行った時の服装に関しては、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」にて「制服ではなく正装です」と回答されている)。
一応、レインと出会うために東南アジアへ行った際には半袖シャツに半ズボン、サンダルというラフな格好も見せている。
性格
基本的には真面目な性格で、仲間や友への想いも非常に強い。
物語当初こそ前に進むことを躊躇う描写もあったが、ガッシュの言葉と意志を受けて銀行強盗から鈴芽を助け出した後からは吹っ切れたようで、本来の熱さや明るさ、友達想いな性格を取り戻していく。
現にイギリスへ行く前には、夏休み初日から友達との予定をビッシリと詰め込み、動けなくなるほどのスケジュールをこなした後も「本当に楽しかった… 久々だったな、こんな夏休み…」と満足そうにしていた。
正義感も非常に強く、石版編でロードが他者の心を操って戦わせていると聞いた時にはガッシュと共に激昂し、ファウード編でリオウを止める際には己の命を犠牲にしてでも日本を守ろうと奮闘した。
身体能力
普段から身体を鍛えたりスポーツに取り組んでいる描写は無いにもかかわらず、中2にして172cmという連載当時どころか現代の基準でもかなりの長身。
制服を着ている時には細身に見えるが、魔物の戦いを経て自然と身体も鍛えられたようで、原作100話のスポーツテストでは野球部のクラスメイトである山中と50m走やボール投げで互角以上に競り合っている描写がある。
更に、原作のファウード編終盤で復活した際には両腕の筋肉が非常に逞しくなっており、成長期も加わってか、魔物との戦いを経て肉体面でも成長し続けてきたことを感じさせる。
ギャグシーンでは
いわゆる常識人ポジションなので、ギャグシーンではガッシュやフォルゴレ等に振り回されてツッコミを入れたり、やや不憫な目に遭わされるといった役回りが多い。
一方、逆鱗に触れる事に対してはかなり短気な面もあり、キレた時には阿修羅のごとき禍々しい顔(通称「鬼麿」)に変貌し、普段の彼からは想像もつかないような行動に出ることもある。詳細は鬼麿の記事を参照。
恋愛に関して
その優れた頭脳や優しい性格、整った顔立ちといった要素から間違いなくモテると思われ、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「清麿って実はモテモテですか?」という質問に対し、作者の雷句先生は、
「女子からキャーキャー騒がれるタイプではなく、清麿に想いを寄せる子がクラスに1人か2人いるって感じです」
と回答している。
また、作者ブログ「雷句誠の今日このごろ。」では「僕が清麿だったらシェリーに一目惚れすると思うんですけど、清麿はシェリーの事を異性としてどう思っていたんでしょうか?」という質問に対し、雷句先生は、
「そうですね……、怖い女として……」
と回答している。
他、同ブログに「清麿と恵の恋はどうなったんですか?気になって夜も眠れません。教えてください。お願いします」という質問も届いていたのだが、これに関して雷句先生は、
「清麿と恵の恋は、どうなったか教えません(笑)」
としか回答しておらず、今もなお明確な描写が無いため、長年のファンをヤキモキさせている模様(?)。
ちなみに、「清麿は鈴芽の思いに気付いていたのでしょうか?」という質問に関しては、
「気付いています。清麿はまだその思いに照れているだけです」
と、(両想いになったか否かは不明としても)清麿側も鈴芽の好意には気付いた上で接していたことが明言されている(※)。
(※)この質問と回答は公式ファンブック「金色のガッシュ!!20周年ありがとうなのだ!ブック」にも再録されており、そちらでも確認可能。
実力
基本的に苦戦することが多いが、主人公補正を差し引いても間違いなく作中最強クラスの人間であり、特に戦術眼については作中最強と言えるほど。
ファウード編終盤までガッシュがあまり攻撃呪文を覚えなかった事もあり、その場の環境・味方戦力・敵の思考といった様々な材料を瞬時に総合し、限られた手札からこちらの優位を最大限引き出す戦術を立案する非常に高い状況対応力・臨機応変さを併せ持つ。
立てる作戦には「当事者が死ぬ気で頑張る」必要がある無茶ぶりも多いが、清磨自身も囮や回避にとしっかり身体を張っており、タフさやフィジカル自体も相当なもの。
物語序盤~ファウード編中盤までは、ラシルドやザグルゼムといった補助呪文の効果も織り交ぜ、最大火力を出せるようお膳立てしたザケルやバオウ・ザケルガを叩きこんで勝利するパターンが多い。
具体的な例を幾つか挙げると、
- バルトロの仕向けた鎧の騎士達に対し、最初は動揺していたものの冷静さを取り戻してからは「力押しによる一掃」ではなく「ジケルドによる無力化」が最適だと思考を即座に切り替え、劣勢を覆す。
- パティのオルダ・アクロンが自動追尾機能を持たず、あくまでパティ自身が操るとわかった時にはラシルドを「盾」ではなく「目隠し」として使い対処する。
- アース戦ではガッシュの消耗具合が異常な事に気付き、たったそれだけの手がかりから「アースの剣が魔物の力を吸い取る性質を持つ」と即座に気付く。
- コーラルQ戦、アース戦、リオウ戦では攻撃を外しているように見せかけながらザグルゼムを周囲に的確に撃ち込み、フィニッシュのバオウ・ザケルガを確実に決めるための布石を抜かりなく用意しておく。
等、戦闘における咄嗟の観察力や、術を咄嗟に活用・応用できる優れた判断力を度々披露している。
ガッシュが「魔界時代の記憶を奪われ、自身の事はもちろん戦いについても知識が無い」という、まさしくスタートラインから不利な状況に置かれても、二桁の数の魔物の子を相手に勝利を収めることができたのは、清麿の指示を実行するために前線で動き回るガッシュや仲間の努力はもちろん、相手の驕りから生まれる油断や隙を的確に突く清磨の戦術が優れていたからであるという面も大きい。
また、魔物が強い攻撃呪文を覚えるために必要な条件の一つとして「殺意や憎悪」が挙げられるため、「やさしい王様」を目指すガッシュが長期に渡って強い攻撃呪文を覚えることができなかったのは潜在的な優しさが原因だったと見なすこともできる(※)。
(※)あくまで「条件の一つ」であり、強い攻撃呪文の修得には「必ず」負の感情が必要になるわけではないので注意。
このような見方に沿って考えた場合、清磨は「強い力」には極力頼らず「仲間の力」と「持てる力」の全てを使って困難を克服する、すなわちガッシュの目指す「やさしい王様」としての戦い方に相応しい活躍をしたと評価する声もある。
どのみち「清磨は本の持ち主として最強クラス」という結論は変わらず、主人公らしい「勝利への執念」という熱さ、そして上述のような天才児の名に恥じぬ戦術立案能力といった冷静さを兼ね備えている* のが彼の魅力といえるだろう。
更に原作のファウード編終盤ではアンサー・トーカーという異能力も(当初は不安定ながらも)会得し、ゼオンやクリアといった非常に強力な相手との戦いでも今まで以上の作戦立案や的確な指示が可能になった。詳細はアンサートーカーの記事を参照。
天才的頭脳、特技等
天才児らしい並外れた頭脳
「IQ190の天才児」という設定は決して飾りではなく、日常パート、戦闘シーンどちらを通しても非常に高い頭脳や知識が活かされている描写が数多くある。
具体的には、
- 自宅でマサチューセッツ工科大学の首席卒業生の論文を読み、「時間潰しにはなったな」と容易く理解する。
- ブラゴ戦の後に入院した際には、(包帯こそグルグル巻きだったものの)モチノキ町立総合病院の医師からも「圧迫の仕方や傷の塞ぎ方などが、まさにお手本のような処置だった」と評価される。
- ロブノス戦では彼の術であるビライツ(レーザー光線)の反射角度を戦いの中で完璧に計算して安全地帯を割り出し(しかもビライツを数発くらって出血し、冷凍庫に長時間いたため体力も消耗している状態での計算)、ファウード編では6桁の計算(829735×961527)を即答するほどの計算力を披露。
- カーテンフィグツリー、アキグミの実、「フェルマーの最終定理」等、専門的な用語や知識をスラスラと解説できる。
- ファウード編にてアースから魔界の文字を教わった際、文字の組み合わせ方や部首などを一切きちんと教えてもらっていないにもかかわらず1時間足らずで完璧に理解し(当然ながら魔界の文字は日本語や英語を含めたどの言語とも全く似ていないし、人間界の言語から応用できそうな要素は皆無)、「ファウードを魔界に帰す装置」の複雑なシステムを暴いて自ら操作できるほどに理解する。
等があり、文系・理系問わずに幅広い分野に通じ、そもそもの思考力や理解力も非常に高いことがうかがえる。
勉学に関しては学校の授業でも「常に満点が当たり前、90点台を取ることさえ珍しい」と周囲から評される程だが、公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」における雷句先生の回答によれば、「授業にあまり出ていないから内申が悪く、テストが良くても成績は4だったりする」とのこと(※)。
(※)もっとも、おそらくこれはガッシュと出会う前のようにサボっているわけではなく、魔物との戦いで何度も怪我をしてしまい、仕方なく休んでいるためだと思われる。
余談だが、一度悪質に作成された社会のテストで70点を取ってしまったことがある(唯一答えられなかった豊臣秀吉についての記述問題1問に30点も配点されていたため)。
また、頭脳だけでなく手先もそこそこ器用で、ウマゴンの小屋やガッシュのバルカン300を作ったのも清麿。
ガッシュと公園で遊んだ際には大きな砂の城(しかも中途半端に崩れないほど丈夫)を作ったり、ウォンレイ編では壊れたエレベーターを短時間で修理し再起動させるといったシーンも。
苦手分野?
一方、芸術面のセンスだけはあまりよくないような描写もあり、原作163話では俳句・粘土細工で初の赤点を取ってしまったことも。
ただ、このエピソードに関してはあくまでギャグシーン的な意味合いが強い面もあり、ペーパーテストにめっぽう強い清麿を一泡吹かせようとする遠山先生の個人的悪意が大いに込められたテスト内容だった。
なので、動揺して上手く作れなかった可能性や、曖昧な評価基準を基に理不尽に低い点をつけられてしまった可能性も否めない。
他、料理だけはあまり上手でないのか、林間学校でカレーを作った際にはクラスメイト一同が阿鼻叫喚となってしまったシーンもあった。
とはいえ、こちらも上述の俳句・粘土細工と同じくあくまでギャグシーン的な意味合いもあり、そもそもカレーに関しては鈴芽の適当な言葉(清麿はカレーについての知識を教えただけで味について語った覚えはない)を真に受けた周りの皆が清麿に複雑な食材を使うよう圧をかけていた面もある(現に清麿自身は最初「リンゴとハチミツを用意しろ」と無難なものを作ろうとしていた)。
そういった点も踏まえれば、清麿の料理の腕か壊滅的とまで言い切れるかは微妙だろう。
関連人物
今作の主人公。
ペアを組んだ魔物の子であり、無二の親友。
戦いの中で強い絆を育み、続編で再会した時も変わらぬ信頼と連携を見せる。
ティオの本の持ち主であり、作中で大人気の高校生アイドル。
マルス戦を経て知り合ってからは、戦い以外でもガッシュとティオを連れ立って遊園地へ行ったりと、プライベートな交流も盛ん。
少なくとも恵の方は清麿を異性として意識しているような描写があり、清麿も恵を強く信頼している。
pixivでも二人の関係を微笑ましく描いたイラストや漫画が多い。
ゼオンの本の持ち主であり、清麿と同じアンサートーカー。
その能力をより引き出せるよう指導してもらった師のような存在でもある。
魔物の戦いとは無縁な少女だが、清麿が周囲から妬まれていた時期にも変わらず接してくれた大切な存在。
恵より先に登場していた女子キャラという立ち位置故か、アニメではガッシュと清麿に同行するシーンも増えており、恵と並ぶヒロインのような描き方をされている。
金色のガッシュ!!2にて(ネタバレ注意!)
活躍
主人公らしく、第1話のラストで颯爽と登場。
成長し逞しくなった姿を早くも読者に見せてくれた(今作での容姿や性格は後述)。
周囲の人からは「教授」と呼ばれており、父・高嶺清太郎と同じ考古学の道に進んでいる。
ゼリィたちを追って人間界に現れた『カード』・ワイグの前に単身で立ちはだかり、周囲の道具を駆使して翻弄。ゼリィが逃げる時間を稼いだ。
時が経った現在でも魔物達との戦いで培われた実力は衰えておらず、テッド、チェリッシュ、レインを倒したほどの力を持つワイグ相手に一切怯むことなく、周囲の道具を的確に使い時間を稼ぐという大立ち回りを見せた。
この時、ゼリィの「王様だって死んじゃった!!」という叫びを聞き、ワイグとギルからも「(ガッシュが)民を見捨て、負けを認めて死に去った‼︎」と告げられるが、それをあえて信じようとせず、むしろ「黙れ!ガッシュが民を置き、負けるわけがない!!」と友の名誉のために怒りをあらわにする。
しかし、ワイグがトランクの雷の瓶からザケルガを発動した事で、ゼリィやワイグによる「ガッシュの敗北と死」を可能性としてでも考えざるを得なくなったという現実に怯み、ザケルガをマトモに受けてしまう。
だが、ミッピのおかげで辛くもその場から逃げることに成功し、「ガッシュは絶対にお前達を見捨ててはいない、お前達も必ずオレが助ける」と涙を流しながら固く誓った。
その後、ゼリィ達を連れて遺跡の調査へと向かう。
以前から遺跡の中に魔物と魔界に関わる謎が秘められていることを見抜いていたようで、「多くのミイラ」と「石となった魔本」が眠る部屋へと辿り着く。
そこでも再びワイグ達に襲われるものの、「目立つ目玉ではなく兜に覆われた部分が弱点」と見抜き、なんと攻撃を回避しながら兜の隙間にピッケルの刃を叩き込むという離れ業を見せ必死に食らいつく。
更に、ゼリィがジギーから「清麿の似顔絵を描いた紙」がガッシュが描いたものであることを思い出した事でそれを託される。
「あいつ 大きくなっても絵は下手なんだな」
「きっとザハラやゼリィには」
「オレの似顔絵しか見えないだろ?」
「だが 『オレにだけ読める文字』がここにはある!!!」
実はこの紙は頼るべき人物を示したただの人相書きではなく、「清麿にしか読めない字」が記されたものだった。
希望を見出した彼が側にある本を手に取ると、ゼリィとオルモに埋め込まれていたガッシュの命のかけらが近くのミイラに吸い込まれて行き、石の魔本が輝きと共に開いて赤い魔本へと変化。
警戒したギルの指示を受け、すぐさま攻撃するワイグ。
そこへ、ワイグから庇うかのように清麿の目の前に飛び出したミイラの中から現れたのは……
「Page1!!!」
「第一の術…」
「ザケル!!!」
長い年月にもかかわらず、ほんの少しの短いやり取りとサインのみで復活したガッシュとの連携を取り、ワイグからラシルドとザケルガの術を取り戻すなど変わらぬコンビネーションを発揮。
ギル&ワイグを退けた後はガッシュとの再会を喜び、赤い本のページや復活させた魔本のページを使って幾つもの本を復活させた。
そしてスマホを取り出し、アポロに連絡(第17話の描写も踏まえると「遺跡を公開して観光名所にするにあたり、ミイラを狙って再び襲撃されることは避けたいため、どうにかして運び出したい」という旨を相談していたのだと思われる)。
一週間後、遺跡と村を新たな観光名所として開放することを決定し、ザハラを遺跡の責任者に任命した(この時、なぜかゾボロンの本の持ち主であったヒゲと再会している)。
そうしてザハラに後を託し、『カード』との戦いへ挑むことになる。劇中ではいち早く魔界の危機を知って考古学者としての知識もあるためか中心人物として以前の仲間たちを纏めている。
以降はガッシュと行動を共にしているため、その後の活躍はガッシュ・ベルの記事を参照。
今作での人物像
容姿
既に学生ではないが、「フォーマルな服装」という点では前作と共通しており、長袖ワイシャツにベスト、ネクタイを着用している。
プロフィールの項目でも述べたように、前作から約12~13年経過しているため、年齢は27歳となっている。
性格
良い意味で前作から変わっておらず、熱血な面・理知的な面・友への揺るがない想いは健在。
当然、「王を決める戦い」で培った経験や精神力も衰えてはいない。
また、第12話ではキャンチョメ達のダンスにも嬉々として参加する等、かつてよりもノリが良くなっているような描写もある(このシーンに関しては単なるギャグ描写ではあるが)。
余談
アンサー・トーカー使用不可?
前述のように頭脳面は衰えていないのだが、第19話時点ではなぜかアンサー・トーカーが使用できなくなっている模様。
根拠としては、
- 前作ではアンサー・トーカーを使用する際、使用者の目が必ず「渦巻き状の目」になっていたが、今作の19話まででは清麿の目が渦巻き状になっている描写が一度も無い。
- ワイグ戦では優れた分析力を披露しているものの、19話までの戦闘では「答え」や「弱所」について一度も言及していない。
- 第4話ではワイグの急所が「兜で隠した奥の部位」だと見抜いているものの、これに関しては「アシュロン戦のようにアンサー・トーカーが一瞬だけ復活した」「アンサー・トーカーではなく清麿自身の観察眼による結果」とも解釈できるので、やはり「アンサー・トーカーが安定して使えている」根拠にはならない。
- 第12話ではフォルゴレとキャンチョメを捜すために、マネージャーに電話番号や位置情報を聞いている。アンサー・トーカーが使えるのであれば「フォルゴレがどこにいるか?」の答えを出せるはずなので、逆説的にアンサー・トーカーを使用できない根拠となる。
といったものが挙げられる。
なぜアンサー・トーカーが使用不可なのかは不明だが、
- 清麿のアンサー・トーカーはデュフォーとは異なり、あくまで「後天的に」身に付けた能力である。
- 前作293話にて、デュフォーが「清麿のアンサー・トーカーが不安定なのは必然」「能力を常に使い続けると脳がもたないから、普段の生活では本能的に力を閉ざしている」と解説している。
- そしてクリア編の修行では、デュフォーから「アンサー・トーカーを安定させるトレーニング法」を教わったり、「能力を自由に引き出すための催眠療法」をデュフォーから受けていることが語られている。
といった点から、おそらくデュフォーと別れたことでアンサー・トーカーの維持が難しくなり、年月と共に自然と自己封印をかけてしまっている結果だと思われる。
なので、もし続編でもデュフォーと再会することがあれば、その時こそ遂に「アンサー・トーカー同士のコンビプレイ」というファン待望の展開が描かれるのだろうか?
関連イラスト
関連タグ
金色のガッシュ!! 金色のガッシュベル!! 金色のガッシュ!!2
ガッシュ・ベル……自身を変えてくれた恩人であり、かけがえのない永遠の親友。
同作者作品の関連キャラクター
- クオウ
作者の雷句先生が今作終了後に連載していた「どうぶつの国」に登場するキャラクター。
ネタバレのため詳細は伏せるが、作中世界における最重要人物であり、清麿との共通点も幾つか見受けられる。