「いい仲間が出来たね… ティオ…」
プロフィール
誕生日 | 8月12日 |
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年齢 | 16歳→17歳(※注1)→29歳(ガッシュ2) |
血液型 | B型 |
身長 | 167cm |
趣味 | 歌、スポーツ(水泳) |
好きな食べ物 | 焼きタラコおにぎり、シフォンケーキ |
好きなタイプ | 何か一つ極められる人(スポーツや芸術など、ジャンルを問わず) |
CV | 前田愛 |
(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」から引用)
(※注1)物語開始~クリア編(原作31巻以降)で明確に1年以上が経過しているため。
概要
ティオの本(朱色)の持ち主であり、まだ女子高校生(物語開始時点では高1)にもかかわらず男女問わず絶大な人気を誇る超人気アイドル歌手。
所属事務所名は「マリンスター」(原作188話で確認可能。アニメ版125話では「マリンスターpro」と表記されている)。
アイドル活動の詳細は当記事における「超人気アイドルとして」の項目を参照。
原作版においては学生生活が一切描かれていないが、アニメ版58話では女子校に通っている描写があり、登下校や仕事に関する移動は事務所の車に乗せてもらっていると判明(共学か女子高かは明言されていないが、該当シーンでは男子生徒が一人たりとも映らないため、おそらく女子高だと思われる)。
学校名については当記事における「余談」の項目を参照。
整った容姿のみならず、温和かつ優しい人柄も併せ持っており、作中世界だけでなく読者からの人気も高い。
現に連載当時に行われていた公式人気投票においても、第1回と第2回では6位、第3回では4位(女性キャラの中では1位)と常にベスト10入りしているほど。
総じてティオと並んで今作の女性キャラを代表する存在でもある。
人物像
容姿
黒髪のロングヘアに大きく透き通った瞳、アイドルらしいスレンダーな体型が特徴的な美人(アニメ版では髪色が茶色で描かれている)。
今作がサンデー連載かつ王道の少年漫画ということもあってか(?)、極端に肌が見える格好や派手な服装をしていたり、あからさまに身体を強調するような仕草をするシーンは無く、私生活でもアイドル活動でも「清楚系」といった印象を受ける。
数少ない例外として、劇場版「101番目の魔物」では両肩と腹部が見えるほど短いキャミソールを着用しているが、原作版においては上半身の肌を極端に見せるような服装をしたことはない。
一方で、制服姿・私服姿ともに膝上程度の長さのスカートをはいていることが多く、登場シーンでは度々スラリとした美脚を拝むことができる……と喜ぶ読者やファンも多いとか。
服装に関しては緑を基調としていることが多く、本編では主にミモレ丈スカートの私服、なんちゃって制服のような緑のブレザーと巻きスカートを併用した私服を着ている。
原作版では高校の制服姿が単行本の中表紙のみに描かれていた為、制服の詳細なデザインが分からず(特に足元)、アニメ版ではベージュタイツにローファーを履いた姿で描かれていた。
後に完全版2巻の表紙では、制服時に黒ハイソ(紺ハイソ?)を履いている姿で描かれた(これが設定変更の類なのか、あるいは表紙絵として単に少し変更した程度なのかは不明)。
性格
スタイル抜群なだけでなく気配り上手でもあり、原作70話ではガッシュに対して素直に手作り弁当を渡せないティオを気遣ってさりげなく二人きりにしてあげる等、周りの言動や感情をきちんと見て理解してくれているお姉さん的存在でもある。
この性格ゆえか、ギャグパートなどでもギャグ顔になることは少ない(せいぜいマリル王女の代わりに追っ手から銃を向けられてティオと一緒に猛スピードで逃げ出した時や、ウンコティンティンに彼の名前を叫ぶことを強要された時くらいか)。
水野鈴芽と同様、清麿に好意を持っており、アニメ版では清麿との絡みが原作よりも多く追加されている。
本編には様々な女性キャラが登場するが、清麿を取り合うダブルヒロインというと、大多数の読者やファンは鈴芽と恵を連想すると思われる。そういった点でも本作を代表するヒロインである。
特技等
超人気アイドルとしての歌唱力はもちろん、私生活においても幾つかの特技が描かれており、多彩な才能の持ち主。
公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」にて「ティオと東京で二人暮らししている」と回答されており、その甲斐もあってか(あるいは幼少から興味があったのか)料理の腕も抜群。
清麿達と共にモチノキ遊園地でデート(?)をする回では、おにぎり・ミニトマト・唐揚げ・タコさんウインナーといった王道のメニューが小綺麗に敷き詰められた手作り弁当を披露しており、とても手慣れていることが窺える。
また、合気道も修得しており、パピプリオ戦では自分と体格がほぼ同じがそれ以上と思われる外国人女性のルーパーを軽く一撃で地に叩き伏せるという腕っ節を披露した(公式設定ではないが「アイドルという立場上、護身術として習ったのでは?」と考察するファンもいる)。
他、原作184話の扉絵ではバイクを運転しているため、原付免許の類を取得していると思われる(もっとも、本編においては運転している描写が無いため、単なるイメージイラストという可能性もゼロではないが)。
超人気アイドルとして
「みんなーーーーーーーーーー!!」
「今日は来てくれてありがとーーーーーっ!!!」
ステージ上では緑と白を基調にしたロングスカートのアイドル衣装を着用し、100パーセントの笑顔で客席を大いに盛り上げる。
ステージ衣装がお姫様に似ているためか、「特別編 二人の王女」ではカルノア王国から来日した本物の王女・マリルと入れ替わるという「王子と乞食」をオマージュしたような回もある。
公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では、恵のアイドル活動について作者の雷句先生から幾つかの回答がなされており、
- 先輩女優に憧れてオーディションを受けたのが芸能界入りしたきっかけ(先輩女優というのが具体的にどんな人物なのかは回答されていない)。
- 曲は青春系。ノリのいいロックも歌う。
- 「大海恵」は本名であり、芸名ではない。ファンからは「メグ」と呼ばれている。
とのこと。
アイドル活動にかける気持ちも本物であり、アニメ版58話でクラスメイトから心無い冷やかしを受けた際には、
「私だって、みんなと一緒に勉強したいと思ってる…」
「でも、でも…、自分で選んだ道だから。歌は、私の目標だから」
「だから、頑張ってみたいの! 自分がどこまでできるのか、確かめてみたいのよ!」
と涙を流しながら真っ直ぐな想いを吐露しており、自身の選んだアイドルという生き方に責任と情熱を抱いているのは間違いない。
また、原作版ではアイドル活動の描写がコンサートだけに留まったものの、アニメ版ではアイドル活動をするシーンが大幅に増加。歌唱以外の活動についても具体的な詳細が明かされている。
まず、アニメ版13話ではブリバーガーを宣伝する大きな屋外広告にソロで映っており、食品関係の広告にも起用されるほどの人気が間接的に示唆される。
続くアニメ版18話・21話ではイギリス編にも登場しており、海外での撮影すら行われていることが判明(一応、原作184話でも清麿が「恵さんも海外撮影、ケガなく終わったかな?」と呟くシーンがあるため、海外撮影に関しては原作でも行われている模様)。
そしてアニメ版58話ではスケジュール帳が見開きで丸ごと映るシーンがあり、そこには、
- ラジオ打ち合わせ
- ラジオドラマ出演
- 深夜ラジオ出演
- グラビア撮影
- ドラマ「すてきな彼女」出演
- 神楽スタジオで新曲のレコーディング
- 雑誌(週刊アイドル事典)の取材
- フジテレビでテレビ生出演
- 東京スタジオのスターテレビ出演
- ラジオフジ生出演
と、この回では清麿達とデボロ遺跡へ向かう長期休暇を取るためにスケジュールを詰めていたとはいえ、僅か16歳にして多方面で活躍するほどの絶大な人気と知名度を誇っていることが明らかになっている。
しかも手帳には「フジラジオでサンディーメグメグ収録」とも書かれているので、既に自身の看板ラジオすら持っていることが示唆されており、もはや国民的アイドルの域に達しているといっても過言ではないだろう。
ちなみにアニメ版58話では実際にレコーディングをしたり撮影をするカットも描かれており、恵の水着姿が4種類も拝めるため、ファン必見の内容となっている。
金色のガッシュ!!2にて(ネタバレ注意!)
活躍
「さぁ―――――! ヒートアップした所で次の曲いくよ」
「『虹色の盾』―――!!!」
第13終盤より登場。
今でも人気は衰えず、東京・愛知・大阪・福岡の4都市をまわるコンサートツアーを行っている。作中では「アイドル」を辞めたのか、「歌手」と言われているが詳細は不明。
その大阪公演の最中、ティオをイメージして作詞した『虹色の盾』の歌唱中、泣いているティオの姿が浮かび上がり、胸騒ぎがして会場の外の景色を眺めると、炎の膜で覆われた会場とそれにより侵入を阻まれている朱色の魔本を見つけ、ティオの危機を感じて膜を強行突破(※)。本を手にすると同時に魔界に転送され、ティオおよび同じく転送されてきたガッシュ&清磨との再会を果たす。
『カード』の刺客たるガンサーを撃退した後は、持ち前の明るさと歌唱力で避難している魔物たちを元気づけた。
ガッシュ・清麿・ティオと共に『龍の要塞』にも向かい、ガッシュとアシュロンの作戦会議にも立ち会った。
(※テレビ番組の企画で修験道の火渡り修行のような危険な仕事も引き受けた経験があった為、突破できる自信があった。また、急な出来事とはいえ冷静さは保っており、ファンに対するチケット払い戻しと振替公演や追加保障の手配を自身のマネージャーに頼んだうえで、商売道具の1つである顔を腕で守りながら外に出た。)
余談
原作イラスト初の水着姿
「金色のガッシュ!!2」単行本3巻の裏表紙では水着姿が描かれており、これは原作イラスト(雷句先生の直筆)としては初の恵の水着姿となる。
一応、前述のようにアニメ58話の撮影シーンや、ゲーム作品「金色のガッシュベル!! 魔界のブックマーク」では水着姿が描かれていたものの、原作イラストは今回が初となる。
余談
担当声優の愛
アニメ版で恵の声を担当した声優の前田愛氏は、自身のTwitterでティオの魔本スマホケースを付けたことやティオと恵の複製原画を購入したことをツイートしており、アニメ版が終了してから長い年月が経った現在でもティオと恵に強い思いを抱き続けていることがうかがえる(実際のツイートはそれぞれのリンクを参照)。
また、「金色のガッシュ!!と雷句誠原画展」の入場特典でティオと恵を引き当てたり、「金色のガッシュベル!! POP UP SHOP inロフト」では例のキャラのシールをもらったりと、現在でもガッシュという作品そのものへの愛を度々ツイートしている。
学校名について
外部サイト等では「アニメ版の設定では『神楽坂女学院』に通っている」と記載されていることもあるが、これはアニメ本編にて学校名が明示されているわけではなく、放映当時(2004年)に夏休み期間限定で営業されたお台場・AQUA CITYでの臨時店舗「ザケルショップ」における背景美術画資料展示で確認できた模様。
2024年1月より配信されているスマホアプリ「永遠の絆の仲間たち」の魔物図鑑の項目に神楽坂女学院の高校生であることが明記されている。
家族や過去について
作中では清麿、フォルゴレ、リィエン、シェリー、ナゾナゾ博士といった主要人物の家族や魔物と出会う前の過去が描かれているが、恵だけはその2つが明かされてない。
さらにいうと…
- 東京のマンションで一人暮らししている。
- ティオが人間界に到着した場所が日本ではなく、オランダ。
- 家族の話を出す描写がない。
- 仕事で海外に行く際、家族ではなく、ティオを清麿の家に預けている。
- 女性キャラでは何故かモモンからのセクハラ被害を受けていない。
等、謎があり、原作やアニメでは明かされないまま終わってしまい、『2』でその謎が明らかになるかは不明。
関連イラスト
関連タグ
金色のガッシュ!! 金色のガッシュベル!! 金色のガッシュ!!2
同作者作品の関連キャラクター
- イレイン
作者の雷句先生がガッシュの連載終了後に連載していた作品「どうぶつの国」に登場する重要人物。
ネタバレになるので詳細は伏せるが、見た目が恵と非常に似ており、恋人に関してもガッシュに登場するとある人物との共通点が見受けられる。
他作品の関連タグ
『デジモンアドベンチャー』のヒロインで中の人繋がり。作中で歌を熱唱している。
『デジモンテイマーズ』のヒロインで、同じく(?)神楽坂女学院初等部に通っている。
王女と入れ替わった経験があるヒロイン繋がり。「少年サンデーの漫画キャラ」「武術の使い手」「主人公に好意を抱く」という共通点がある。ちなみに中の人は主人公の母親の声を演じている。
こちらも王女と入れ替わった経験があるヒロイン繋がり。中の人は恵と入れ替わった王女マリル・カルノアの声を演じている。
中の人繋がり。こちらは料理が壊滅的。ちなみにかれんの友人の中の人は『金色のガッシュベル!!』で恵のマネージャーの声を担当している。