「イチバーン!!」
「悪ィがきょうはビッグ・ベアじゃねえ、悪役レスラーのライデンさまだ」
プロフィール
格闘スタイル | プロレス |
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出身地 | オーストラリア |
誕生日 | 3月3日(生年不詳、35歳前後?) |
身長 | 202cm |
体重 | 210kg |
血液型 | O型 |
趣味 | 遊園地巡り、絶叫マシーンに乗ること(餓狼SP) |
特技 | 喧嘩の仲裁 |
大切なもの | 覆面コレクション |
好きな食べ物 | オージー・ビーフのステーキ |
嫌いなもの | コアラ |
得意スポーツ | アメフト |
キャッチコピー |
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CV |
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概要
初期のSNK格闘ゲームより登場する古参のキャラクター。
『KOF XII』では故・郷里大輔氏が声を当てていた。
モデルはプロレスファンなら見た目だけでピンと来るかもしれないが、ビッグ・バン・ベイダー。
人物
かつてはサウスタウン(※1)を拠点とする人気プロレス団体の正統派花形レスラー「ビッグ・ベア」であったが、タッグパートナーの裏切りによって八百長の濡れ衣をかけられてしまい団体を追われてしまう。
因みにそのパートナーという人物はSNKのプロレスゲームである『ファイヤースープレックス』に登場するビッグ・ボンバーダー。こちらは名前がベイダーからとってるらしい。
これが元で覆面をかぶりヒールレスラーとして憂さ晴らしにストリートファイトに明け暮れ居ていた所、ギースに雇われ配下となる。
しかしテリーとのファイトの末に思うところがあったらしく、ギースの元から離れた後、「餓狼2」や「餓狼SP」では覆面を外し再び正統派レスラー「ビッグ・ベア」として表舞台への復帰を目指す。
しかしながら作品によっては覆面をかぶり「ライデン」として活動する事から、必要に応じて二つの役を演じ分けている模様。
特に「XII」のキャラ別ストーリーでは、「ライデン」に憧れていた記者の熱意に押されて悪役として表舞台に上がる一面が描かれている(※2)。
ヒールとしての人気、実力も確かなものでテリーとの試合では悪役らしいパフォーマンス、ゴング前の不意打ちタックル等、悪役として堂に入ったプレイで試合を沸かせた。
「餓狼伝説 WILD AMBITION」(以下「餓狼WA」)では時代設定が初期に戻っているため、再度悪役レスラーとして登場。「餓狼WA」の1Pカラーはビッグ・ベア時代の衣装に覆面を被せた衣装だが、2Pカラーは初代餓狼のような衣装になっている。(覆面で髭なし、上半身裸のタイツ姿)
また「餓狼伝説3」以降は使用キャラクターとして登場していないが、家庭版「餓狼 MARK OF THE WOLVES」のギャラリーモードにライデンとしてグリフォンマスクと対戦しているイラストがある。
補足
(※1)サウスタウンとは、餓狼伝説と龍虎の拳の主舞台となるアメリカ東海岸の架空都市。初代餓狼・餓狼3・初代龍虎・龍虎2のインターデモで映し出される地図はかなり精巧に作られているので必見。
(※2)プロレスには悪役ほどプライベートでは「良い人」と言うのは良くある話。「銀髪鬼」フレッド・ブラッシーなどその典型にして王道。
他の作品への出演
KOFシリーズ
「KOF'94」ではイギリスチームの背景キャラとして初登場する。
実はビック・ベア名義でキングとビリーと共にイギリスチームとして出場する予定であったが、開発が進むにつれて不知火舞やユリに取って代わった。
さらに「2003」の餓狼伝説チームの一員として出場する案もあったが、グリフォンマスクに差し替えられた。
そして「XII」でようやく使用キャラとして初登場。
衣装は初代餓狼のように覆面で髭を剃っており、ワンショルダーのタイツスーツに変更された。
「XIII」ではチョイとチャンの悪巧みで元ギースの部下だった自身の経歴を利用されてホアジャイと共に無理矢理キムにチームを組まされる羽目になる。
しかし、本人はこの状況でキムと出場すれば名を売れば、自分の悪いイメージを払拭できると柔軟に捉え、ホアと共にキムにうまく調子に合わせて順応していた(一方のチャンとチョイはというと大会終了後には痛いしっぺ返しを受けることに)。
カプエスでの彼の扱い
「勝利のための努力を怠ったことはない。お前だってそうだろう?」
「反則、場外、なんでもありで勝ってきた。いまさら凶器に臆するか!」
かつてはギースの部下だったためか、春麗とキムに悪役扱いされている(特にキムからは悪役レスラーという理由だけで「善玉になりなさい」と咎められているが、「あなたの覆面の奥には純粋な心が隠されていることを信じています」という台詞や、おそらくそこまで悪人ではないと思っている模様)。
とりわけ同じプロレスラーであるザンギエフとは魂の友と呼べるほど意気投合しており、バトル前には組み合っての力比べをやってのけるという専用の掛け合いが用意されていたり、エンディングで「サイクロンライトニングス」というタッグチームを結成している。また、チャン・コーハンをライデン2号に襲名しようとしたこともある。
逆にバイソンにハグレ者として同類扱いされたときは憤慨したり、かつての上司であったギースとは手を切りたがっているような台詞を吐露している。また、春麗に覆面を被っていること(本人は「いろいろあってな」と返している)を聞かれたりしている。
ナコルルとの勝利台詞では、グリズリー2匹と引き分けたことがあるらしい。
性能
その図体とは裏腹に機敏な動きを得意とし、ファンからは「動けるデブ」として愛され恐れられている。
プロレスラーらしく投げ技を得意とし、悪役らしく毒霧も使用。
ビッグ・ベアとして登場した「餓狼2」でファイアーブレスと火を噴く正統派もクソも無い技を披露しているが、当の本人いわく「プロレスじゃないから良いだろう」との事。さいでっか…
餓狼伝説
初代餓狼のCPU戦でビリー戦の一つ手前に登場。
攻撃判定がかなり高いうえに、毒霧や投げを使ってくる強敵。
打撃の威力がプレイヤーキャラの2倍、投げ技が1.5倍高く、3回投げられると確実にK.O.になる。
また、遠くで立パンチを出すとこれに反応して毒霧出すので攻略の糸口にもなる。
カプエス
カプエスにおいてはコマンド投げはザンギエフに僅かに劣るものの、投げのミスのモーションが非常に短い。
通常攻撃のリーチが短く、接近は難しいのがネックだが、懐に入ればコマンド投げやファイアブレスによる連続攻撃が可能となり、この爆発力は驚異である。
フライングボディプレスの高いめくり能力、先端当てならばガードさせても有利な弱ジャイアントボム、ガードされても隙が小さい毒霧も強く、どのグルーヴでも強さを発揮できる。
KOF
「XII」では攻撃のリーチは短いが、攻撃力と火力が優れており、判定の強い技を軸に高火力のコンボを叩き込むスタイルとなっている。また高火力かつコンボ時間が短いため、タイムアタック狙いでは頼りになる。
「XIII」では毒霧や空中ふっとばし攻撃で牽制し、隙を見て接近したらコマンド投げと打撃技を狙うのが基本だが、長時間溜めるとどこでも判定が付くスーパードロップキックを主軸にすると様子が一変する。しかし、家庭版と『CLIMAX』にて性能が大幅に弱体化したため、他の技を使いこなす必要がある。
関連動画
初代餓狼伝説でのステージBGM「勇者雷電」。入場曲っぽさがプロレスファンからの人気を集めた。
関連タグ
テリー・ボガード - 友人兼ライバル
ホア・ジャイ - ハワードコネクション時代からの知り合い、『XIII』でのチームメイト
ギース・ハワード - かつての上司
ビリー・カーン - かつての同僚
キム・カッファン - テリーの知人兼『XIII』でのチームメイト
ザンギエフ - カプコンクロスオーバーでの友人兼ライバル