サウスタウン
さうすたうん
There is no good or evil in this town.(正義と悪行。この街では、そんな概念は存在しない)
Only powerful people survives.(力ある者だけがすべてを得る、それだけの話だ)
This is the South town story.(サウスタウンとはそんな街である。)
17世紀ごろに、イギリスより渡り着いたピューリタンの一行がサウスタウンの基礎を築いたとされる。その後、人で賑わい貿易都市として発展すると同時に、イタリアより流れ着いたマフィアにより治安が悪化。19世紀に流れ着いた華僑の一部の中国マフィアも参入し、一気に治安の悪い暗黒街へと変貌してしまうことになった。
第二次世界大戦後までこの状況は長らく続いたが、ある時期を境にサウスタウンが大きく変貌を遂げる事となる。銃規制法が施行され、犯罪が激減。一気に観光と商業の都市として平和を取り戻すことに成功する。
しかし『龍虎の拳2』では影を潜めていた地元犯罪組織は力を取り戻しつつあり、その平和も仮初のものでしかなく、地元犯罪組織の実力者としてギース・ハワードが自身の私腹を肥やす為の策謀だったとする説がある。
餓狼伝説ではギースが巨大企業ハワードコネクションの総帥としてサウスタウンを支配し、悪の秩序を築かれた。
ギース亡き後は街の支配権を巡ってマフィアの抗争が過激化し、治安は急激に悪化した。
アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説』(小説版)に語られた設定よると、第二次世界大戦後に流れ込んできた移民や低所得者層を住まわせる為に合衆国政府が作った人工島であるとされている。しかし社会保障が与えられなかったため、住居者の生活は困窮。さらに不法密入国者などが集まってしまい、スラム化が進行して、犯罪組織やハワードコネクションの台頭を許し、それらの組織と市政と警察の癒着を許してしまった。