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スーパースコープ

すーぱーすこーぷ

ワイドスクリーン映画の方式の一つ、またはそれを開発した会社。もしくはスーパーファミコンの周辺機器。
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曖昧さ回避編集


スーパースコープ社編集

1957年、タシンスキー兄弟が東京通信工業(ソニー)製のテープレコーダーマイクアメリカで販売するための販売代理店「スーパースコープ」を設立した。

1964年、マランツ社を買収して総合オーディオ・メーカーを目指し、1975年には子会社スタンダード工業を「日本マランツ」と商号変更した。

しかし拡大路線が裏目に出て資金難に陥り、1980年に北米以外のマランツの権利をフィリップス社に売却。

1987年、スーパースコープ社はダイナスキャン社に売却された。


ファミコン周辺機器の「スーパースコープ」編集

アメリカで1992年、日本では1993年に発売されたスーパーファミコン用の大型ガンコントローラー。本機を使ってプレイする『スーパースコープ6』が同梱されている。


ファミリーコンピュータで言うところの光線銃シリーズの後継機にあたり、モデルが拳銃(光線銃)から大型の肩乗せ式火砲、俗にいうバズーカ型になった。

ストレートに「スーパーバズーカ」という名称でないのが気になるところだが、これに関しては第二次世界大戦~朝鮮戦争まで米軍で使用されていたM20ロケットランチャーの愛称が「スーパーバズーカ」だった為に実在の火器と同じ名称で呼ばれるのを避けたかったのかもしれない。


光線銃との最も大きな違いはワイヤレス化した事だが、そのため動作に単3電池が必要となる。全体重量はガンコントローラーとしてはやや重い。


CMでは「対応ゲームも続々登場!」と言っていたものの、結局最終的に発売された対応タイトルは付属ソフトの『スーパースコープ6』を抜かすと6本に終わった。


動作原理はFIREボタンを押すと、本機がリモコンのように赤外線を発射し、その赤外線をテレビの上の赤外線受光ユニットが受け取る。すると接続されたスーファミ本体が画面左上から順に光点を描画し始め、その光点を砲口内部についたセンサーがキャッチするタイミングとの時間差を計測する事で現在狙っている点を推測、命中判定が行われる。

後発のハードでナムコなどが販売していたガンコンと似た方式だが、本機の場合は光センサーと目の位置のズレを修正するため、起動する度に照準の調整が必要となる。

走査線の存在に依存しているためにブラウン管テレビである必要があり、更に画面がフラットタイプの物は上手く反応してくれないというデメリットもある。

液晶テレビやプラズマディスプレイ等ではそもそもこの描画方式が違うため、全く使えないので注意。


操作編集

本体を肩の上に乗せ、スコープを調節して目の前に持ってきて使用する。

スコープは取り外して左右どちらにも付けられるので、こうしたハードで苦労させられがちな左利きの人も安心の仕様。

なお、説明書曰く(右利きの場合)右手で外側から本体側面を支え、左手でフォアグリップを握る構えが正式なようである。


あとは照準を設定したらFIREボタンで発射できるが、

ゲームによってはターボショット(連射)やスーパーショット(溜め撃ち)の使い分け要素がある場合もある。

特に『スペースバズーカ』ではターボショットは敵弾を撃ち落とす為の防御用、

敵にダメージを与える時はスーパーショットと使い分けるのを前提に作られている。


おもな対応ゲーム編集


外部出演作品編集

初登場タイトルは『大乱闘スマッシュブラザーズDX」。

上述の『スペースバズーカ』仕様になっており、Aボタン連打で威力の弱い弾を連射できるが、チャージすればより威力の高い巨大な球を発射できる。

弾数には限りがあり、チャージ無しで撃ち続けた場合は72発、最大チャージのみで撃ち続けた場合は5発で弾がなくなる。

『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではその場で立ち止まって射撃をしていたが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降は移動しながらの射撃が可能になった。

ちなみに一部ファイターは身長のせいか本来肩に乗せて構えるスーパースコープを腰で構えて撃つ者がいる。


ナインボルトステージのOPデモで、部屋の壁に飾られている。


スナイパーキラー/シャテキラーの持つ武器として登場。

キラーとしては珍しく大砲から発射されないばかりか、ハイパースコープからキラーを発射してくるうえ、その発射したキラーと自分で波状攻撃を仕掛けてくる。


1993年に製作されたまさかのマリオブラザーズの実写映画。

マリオブラザーズ+サイバーパンク風の世界観という独特の切り口で描かれる本作だが、中盤以降マリオ兄弟が入手して使うシリーズ作品が元ネタのガジェットのうちの一つとして登場。

本作内では「逆進化銃」という名称で、名前の通り生物を逆に進化させる事ができる武器。

もともとはクッパが持っていたものだが、キノコの力で窮地を切り抜けたマリオ兄弟がそれを拾い、クライマックスで巨大化したクッパに対してぶっぱなしてアメーバまで退化させた。


CMではこのクライマックスシーンの映像が使われており、

「あ!マリオが持っている武器はなんだ!?」

「スーパースコォォォプ・・・」

「スーパーファミコンの世界にやってきたシューティングマシン!スーパースコープ!」

という内容のCMが流れていた。


『ヨッシーのロードハンティング』をモチーフにした「クリスタル・キノコ アドベンチャー」編にて主要武器として登場。武器というよりはキャラクターのような扱いで、おにぎりを食べたり攻撃をボイコットしたりと不審な点が目立つ。正体は魔法に変えられた王子様で、武装クッパを倒したことで魔法が解け元の姿へと戻った。また同シリーズには、上記の逆進化銃も「退化銃」という名称で登場し、クッパが使用している。

その後も「スーパーマリオ64」編に登場。武装クッパとのリベンジマッチの際に小さくなったバッタンキングが用意した。途中でクッパに奪われてしまうが、自爆装置がついていたためクッパの武装解除には成功する


  • スプラトゥーンシリーズ

ブラスター種のブキ「S-BLAST92」として『スプラトゥーン3』から登場。

地上撃ちとジャンプ撃ちで性能が変わる特殊なブラスターとなっている。


関連タグ編集

スーパーファミコン S-BLAST92

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