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火引弾

ひびきだん

火引弾とは、カプコンの2D対戦型格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する香港在住の日系人。
目次[非表示]
サイキョー流
師匠と弟子


やったぜ…! 親父いいぃぃぃぃぃぃ!!

プロフィール

誕生日
  • 11月25日(ストリートファイターIV)
  • 5月6日(CAPCOM VS. SNK
身長177cm
体重74kg
3サイズB113 W83 H88
血液型O型
出身地香港
好きなもの挑発
嫌いなものワカメ、小悪党、キザな男
特技かわら割り、カラオケ
CV
  • 石塚堅(ストリートファイターZERO アーケード版)
  • 細井治(ストリートファイターZERO 家庭用以降のシリーズ全般、CAPCOM VS. SNKシリーズ、SNK VS.CAPCOM、ポケットファイター、マーヴルVS.シリーズ、他)
  • 石川和之(ストリートファイターZERO -THE ANIMATION-)
  • 楠田敏之(ストリートファイターIV)


概要

導入

ぅらっちゅ〜!!
すとふぉー


カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する香港在住の日系人。
ゲーム内では主にダンとカタカナで表記される。

シリーズを通して意図的に弱く設定されるのとクドい挑発が最大の特徴である。
初出は『ストリートファイターZERO』に於ける隠しキャラクター。

剛拳に師事していたことがあり、立場的にはリュウケンの兄弟子にあたるのだが、リュウとケンが弟子入りする前に弟子を辞めているため、お互い面識はない。波動拳も片手で出す事が出来るなど、光る才能はあったようだが、サガットへの"復讐"が目的である事を見抜かれ早々に破門となる。
そのため使用する技は、リュウやケンに似ているが、攻撃力や攻撃範囲などの性能が残念なモノ。
設定は後述するようにかなりシリアスだが、出る毎にだんだんとコミカルな面が強調されている。

性格は一応硬派ではあるのだが、自身の実力を過信しているお調子者。ただし、弟弟子にあたるリュウやケンと同様に努力や修行を怠ってはおらず、むしろ日々鍛錬を積んでいるのだが、困った事に努力の方向性を間違っている結果、なかなか報われないという結果に終わってしまっている。
また、片手だけで気を扱えたり(我道拳)、『ZERO2』では必勝無頼拳によってサンドバックを粉々にしてしまう等、格闘家としての素質は十分持っており、漫画『さくらがんばる』でもその辺の三流格闘家を簡単に叩きのめしてしまう実力を見せている。この為、剛拳に破門さえされなければリュウやケンに引けを取らない超一流の格闘家になれたのではないか、という評価もある。
『ZEROシリーズ』から数年経った『スパIV』では、修行を怠ってはいなかった為か、独学ながらも新技を編み出したりする等、才能を開花させている部分を見せている。

ファイターとして弱さが強調されてしまう一方で、人格面では義理人情に厚く面倒見が良いお人好しで、奇人変人が多いストリートファイター達の中でもかなりまともな神経を持つ良識人である。
新米の格闘家である春日野さくらの事を下心無く気に掛け、半ば強引にではあるが弟子にしており、ストリートファイターとしての心構えや気の扱い方について教え、彼女の格闘家としての成長に繋げている。

多言語話者であり、日本語、英語、タイ語、広東語に堪能な上、フランス語、ロシア語も少しではあるが理解できる。

また、漫画作品である中平正彦の『ストリートファイターZERO』および『さくらがんばる!』での設定がゲーム本編に取り入れられ、春日野さくらブランカとは特に関係の深いキャラクターとなっている。

キャラクターデザイン

妹属性
サイキョー


SNKの格闘ゲーム『龍虎の拳』のリョウ・サカザキロバート・ガルシアを足して2で割ったような外見をしている。

顔は東洋的な容貌だが、眉毛が水平から30度上を向き、アゴが割れている。
髪型は茶髪の長髪で、ロバート・ガルシアを意識して一つだけ触角を出し残りをオールバックにしている。
衣装はリョウ・サカザキを意識して黒いインナーにピンクの胴着を愛用している。
インナーはラバースーツのように肌に密着し、胴着より袖の部分が多い。
胴着は袖が破れていて、リュウケンを意識したデザインと思われる。
そして小物は茶色の指開きグローブと黒い帯、靴は履かずに裸足である。
勝利台詞はユリの「余裕っち!」を改変した「余裕ッス!」。
初代ZEROでは「余りにもレアすぎて、みんなから信じてもらえない」というのをコンセプトにしたとのことで、相手をパーフェクトで倒した時に256分の1の確率で、もしくは5回以上同じ勝利時台詞が出た時にしか乱入しないようになっていたが、次回作「ZERO2」からは、プレイヤーが任意で出せるようになった。(「ZERO2」シリーズでは勝敗が決まって勝ちポーズを取り出す前にスタート+弱キックボタンを、「ZERO3」は強パンチボタンを押し続けると出る。なお初代ZEROには好きな勝利時台詞を選べる隠しコマンドが存在したので、事実上ダンの乱入は全作でプレイヤーが任意に起こす事ができる

伊津野英昭「悪い人がいて、こんなキャラ作って良いすか?って、デザインを持ってきたんです。」

そもそもダン誕生の経緯にはSNKの陰が付きまとう。
別冊宝島のインタビューで船水紀孝が「他社に苦労して作った(技の)モーションを真似された」報復として「『真似をするな』との意味を込めて、おちょくりキャラとして」(なぜか)龍虎の拳の主役キャラをパクり返して弱キャラにしたと語っている・・・
とは言え、実は『餓狼伝説』や『龍虎の拳』は『ストリートファイター』の生みの親である西山隆志氏と松本裕司氏の両名がSNKに移籍して開発したものである。
つまり、制作会社は違えど事実上の兄弟作品であり、リュウケンリョウロバートなどの技のモーションやデザインが酷似しているのも当然なのであった。

その他、倒した格闘家を殺して銅像にするのが趣味というKOF94のボス・ルガールが、デモシーンでガイルの銅像を飾っていた事への報復だったという説もある。だとすると、龍虎の拳はこの頃からKOFによる被害を受けていた事になると同時に、いずれにしても矛先を龍虎の拳のほうに向けたダンの企画者である悪い人とやらが無知無能だったという事になる。

後にCAPCOM VS. SNKシリーズでこの2作品のコラボレーションが実現。
和解したと思われたのだが、今度は龍虎の拳のパロディをダンのEDでやってのける始末。覇王翔吼拳のオマージュ技まで登場した。CAPCOMvsSNKシリーズでは、公式になったのをいい事にリョウやユリと絡みまくっている。ただし、リョウもさすがに見過ごせないのか、勝利台詞に、
「(サイキョー流の)看板はいただいていくぞ! まぎらわしい真似はもうするなよ!!」
と言うほど。

SNK制作の『頂上決戦最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』や、SNKプレイモア制作の『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』ではパロディ技が増えている。

さらに、上記の西村氏が後に『ストIV』の開発会社となるディンプスを立ち上げたため、『ストIV』でのダンもこれまで以上にパロディ色が濃くなることになった。

設定

復讐者

ダンおやじVSサガット


彼の父親の火引強も格闘家であったが、ムエタイの帝王サガットとの試合の際にサガットの片目を奪うも敗北して命を落とす。以後、復讐に燃えて剛拳に弟子入りするも憎しみを看破され破門。
だが、ダンはサイキョー流という流派を生み出し、 サガットを父の敵として追い続けている。サガット自身はかつての自分と同じように見えるようで、「器の小さき男」とあまり評価していない。ただし、『ZERO3』における自身のストーリーはサガットを倒した後となっているが、トドメをさすどころか、彼と会った際にはサイキョー流入門を勧めているあたり、恨みは吹っ切れた模様。

サイキョー流

親父ィィーーーー!!


格闘技としては剛拳の教えに加え、ダンなりに改良を加えた我流の格闘技。このサイキョー流を世に広めるため、弟子集めと道場開設に世界を駆け回っている。しかし、ダンは修行の途中で剛拳に破門されたこともあって、名実を伴わない。対戦相手にも酷評する者も多く、

ガイル「素質を無駄にする格闘スタイルにどうしてそこまでこだわるのか、理解できんな。」
ベガ「私はヒマではないのだ。無駄な時間をとらせおって!!」
キャミィ「シャドルー戦闘員以下の戦力と断定。」
豪鬼「殺拳、与太に揮うためにあらず!!」
ルガール・バーンシュタイン「君は我がコレクションに不要だ。何しろ、下品すぎる。」
バイス「安っぽい男だね。ミンチにしても売れそうにないね!!」
山崎竜二「このドサンピンがぁっ!!」

だが、格闘精神に関しては評価する者もいる。

ロレント「意気込みはよしッ! あとは…ともかく、意気込みはよしッ!!」
キム・カッファン「すばらしい格闘精神です。まあ実力はともかく。」
ギース・ハワード「命を張った大ヤボか…悪くない。己の死に場所を心得ているではないか。」
藤堂竜白「ふむ。腕前は二流半だが、その雑草根性は大したものじゃ。」

また、「漢道」という自爆技やSVCレッドアリーマーに負けても怪物化されない(怪物にするにも値しないとも言えるが)あたり、サイキョー流の恩恵はないわけではない。

また、自信ばかりが無駄に高いコミカルなキャラクターにも、タグ:サイキョー流が用いられる。

交友関係

(ひびきごう)
ダンの父。ムエタイ王者サガットの片目を奪った実力者。
しかしサガットとの死闘の末、死亡。
これにより、ダンは父の仇・サガットを激しく恨むようになる。
後にカプコン公式サイトのシャドルー格闘家研究所のキャラ図鑑で詳細設定が公開された。
生前は冗談が好きな気のいいおじさんだったらしい。
格闘スタイルは空手をベースとした「喧嘩殺法・無頼拳」。
必殺技は強烈な顔面への連続膝蹴り「昇天無頼脚」。
これがおそらくサガットの片目を奪った技であり、ダンの「断空脚」の原型と思われる。
また、サガットも強の技を元に「タイガークラッシュ」を編み出している。

初期の作品ではダンの回想にて天狗のお面をしているように見え、これも龍虎の拳のパロディであるが、彼はこの天狗顔が素顔という設定になっていた
ポケットファイターでももろに天狗顔で登場していたのだが、流石に無理があるためか、
現行作品では少し鼻が高い程度のナイスミドルに設定変更されている。

サイキョー流サイキョー


さくらがんばる!の設定を公式が逆輸入して、春日野さくらを弟子扱いしている。
ダンが公称しているだけだが、実際には技のコツをレクチャーした程度。

サイキョー流


ブランカとはジャングルで助けられて以来の親友で、彼には本名であるジミーと呼んでいる。
これも漫画の設定由来だが、公式に逆輸入された。

(ひびきゆりこ)
ダンの妹。学生生活を送りながら自由な兄を気遣う好奇心旺盛な女の子。
サイキョー流を名乗り世界を旅している兄の後を、こっそりと気付かれないよう尾行しており、
そのことは誰にも気付かれていない。
初登場は『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』のダンのエンディングで、
倒れたメカ豪鬼にトドメを刺そうとする兄を止めるために、
「お兄ちゃん、やめて!! その人は、その人は私たちの・・・!!」
と唐突に現れた。お察しの通り龍虎の拳リョウ・サカザキユリのパロディである。
一発ネタと思われたが、その後はSNK開発の最強ファイターズでリョウに対抗して妹の存在に言及したり、SNKプレイモア開発のSVC CHAOSでミッドナイトブリスを食らったダンが妹の姿になったりなど、小ネタとしてちょこちょこ登場していた。
そして後に『ストリートファイターV』公式サイトの「キャラ図鑑」で、パラレル設定だということをしつこく強調しまくりながらも初めて名前と詳しい設定が明かされた。
もちろん名前の元ネタはユリ・サカザキで、誕生日と血液型まで一緒である。
ソフトボールの投手をやっているものの、兄と違い格闘技には全く興味はないらしい。
兄の商才を見抜いており、いつかは一緒に通販サイトかなにかをやりたいと考えている。
なお、見てわかると思うが、女の子としては(背が)やけにでかい。(169cm)

百合子は本編と関係ないパラレル設定・・・のはずだったが、『ストV』で2018年9月よりショップの店員としてついに本編への登場を果たした。
上記の「いつかは兄と一緒に通販サイトをやりたい」という夢が実現した形になる。
お兄ちゃんと一緒にショップを担当とのことで、兄贔屓な言動が見られる。

ちなみにダンの出身地は香港だが、妹の百合子の出身地は日本と何故か異なっており、
そして強は日本から香港へ移住したという設定である。
深読みすると中々に複雑な家庭事情がありそうである。


必殺技

船水紀孝「ダンはバランス調整がラクでしたねぇ。どんなに弱くしてもプレイしてくれる人がいるし。で、強くしたらダメだから、強くしないように注意すればいいだけでしたから(笑)」
(「電波新聞社 ALL ABOUT ストリートファイターZERO2」インタビューより)

我道拳
飛ばない気弾。たぶん師匠であった剛拳の剛波動拳を見よう見まねでやった技じゃないかなと推測されている技。ちゃんと波動(気)を練る基礎練習をしていないだろうことから目の前までしか気が飛ばない程の気の量だろうと推測される。

ただし、虎煌拳のパロディ技ともされ、虎煌拳も気力ゲージゼロ状態で出すとダンのと同様、目の前でしか飛ばないという設定をそのまま使ったとも推測される。

出るまでが波動拳よりも早く、弱攻撃にキャンセルをかけて連続技に出来るが、撃った後の硬直時間が若干長いので注意。

晃龍拳
拳を振り上げて上空へ跳ねる。昇龍拳よりも攻撃範囲が狭いが、出かかりに無敵時間があるため対空技や地上での反撃に使える技だったが、ZERO2で腕が妙にへにょっと曲がったグラフィックに描き換えられ、頼りの無敵時間が特定の条件を除いて削除されてしまった。(「ZERO2」では8分の1の確率で、「ZERO2 ALPHA」「ZERO3」ではラウンド開始時から数えて23発目、以降15発目に出した攻撃が晃龍拳だった時に全身が白く光り、無敵時間が付く)
ちなみに「ZERO2 ALPHA」や「ZERO3」で無敵時間が発生する条件はスペースインベーダーでUFOの得点が300点になる条件と同じ。

断空脚
前方に跳んで蹴り技を繰り出す。飛燕疾風脚のパロディ技で、父親から習った技らしい。
弱、中、強で飛距離と攻撃回数が増えていく他、飛び上がる高度や技の前後の隙が変化する。
最も強力なのが強キックボタンで出したもので・・・

  • 強パンチにキャンセルをかけて連続技に出来る
  • 低い位置を跳ぶので、足払いやスライディング、ダウン回避等の前転をしている相手に当たる
  • 技の後の隙も少なめで、画面端でガードされていない限り反撃を受けない

・・・と、他を補って余りある高性能な技だったが、「ZERO2」で、先述の通りダンを弱くする事に固執していた開発者によってこれらの長所はすべて削除された。
「ZERO3」からは作品によってはジャンプ中にも出せるようになった。こちらは技の前後の隙が少なく非常に頼りになる。

挑発伝説
彼を語る上で欠かせないのが「挑発」である。
開発者による意図的な弱性能でありながら、シリーズを通して挑発の演出やバリエーションが非常に豊富。
シリーズによって若干異なるが、通常の挑発のみならず、空中で、しゃがんで、さらにはコマンドを入れながら挑発ボタンで前転、後転挑発ができてしまう。
挙句の果てには超必殺技に使用するゲージを消費して連続で挑発を繰り出す、
挑発伝説』なる技まで存在する。無論使用中は完全に無防備である。
その上、出しきったとしても何らメリットはない。
普通の対戦でコレを使うともう舐めプレイとしか思われないだろう。
ゲージを使って挑発なんて真似ができるのはおそらく彼ぐらいである。

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

リュウやケンが出張した大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにてスピリットとして登場。
公式最弱キャラとして有名な彼が、どのような能力を持っているのかと言うと・・・・・。

ここでも公式最弱キャラとして扱われていた。

まず基本パラメーターが、攻撃189・防御189と合計値がたったの400しかない
そして個性が「被ダメージ30%」と言うマイナススキルだったりと滅茶苦茶弱い
辛うじてスロットが3つあるのが救いな程度である。
果たしてスマブラでもこんなに弱い彼を使ってくれる人はいるのだろうか?

実用性を考慮すると、ルカリオにセットし(微々たるものではあるが)試合開始直後の波導補正に活かす、というのが無難だろうか。

関連タグ

Capcom ストリートファイター

ダン サガット 剛拳 リュウ ケン
サイキョー流
さくらがんばる! 春日野さくら ブランカ
SNK 龍虎の拳 リョウ・サカザキ ロバート・ガルシア ユリ・サカザキ

外部リンク

CAPCOMシャドルー格闘家研究所 キャラ図鑑072:火引弾

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