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格闘ゲーム『ストリートファイターⅢ』に登場するキャラクター。

タグはフルネームよりショーンで登録されている事が多い。ショーン・マツダは日系ブラジル人3世である。


担当声優 千葉一伸(Ⅲ1st、2nd)、岩田光央(Ⅲ3rd)、村瀬歩(Ⅴ)


概要編集

ストリートファイターⅢで初登場。

テレビで見た全米格闘王選手権に出場していたケンに憧れ、彼に押し掛け弟子入りした日系ブラジル人三世の青年。1980年8月15日生まれ。まだ未熟で格闘家としての実力はまずまずであるが、過去に武道家の祖父から松田流柔術の手ほどきを受けている(ただし、全てを習得しておらず、ストリートファイターⅢの時点ではまだ未熟)ため、弟子入りする前後からある程度は武術を心得ていた。ちなみに祖父から日本語を教えられているかは不明(ただし中平正彦『ストリートファイターRYU FINAL』でリュウと普通に話しているので日本語ができる可能性もあるかもしれない)。

非常に前向きな性格の好青年で、その立ち振る舞いはまさに体育会系。身体能力が高くスポーツ万能で、特に趣味でもあるストリートバスケが得意である。これを活かしてかゲーム中のパーソナルアクションではバスケットボールを使っており、他にはブロッキングのボーナスゲームにおいて、プレイヤーにボールを投げる役を受け持っている。


師弟関係編集

弟子入りした当初は、ケンから「リュウから一本取ってくるまで戻ってくるな」といった、特に指導らしい指導を受けていなかった。(ただ、相手が相手なので修行としては全くの無駄にはなっていないが)

元々ケンは弟子を取る気は毛頭無く、このように押し掛け弟子であるショーンを持て余していた。しかし、後にケンが自身の格闘家としての道を見出した事に加え、ショーンの努力と熱意が通じたようで、以降は彼の育成を真面目に取り組むようになった。


なお、彼がケンに弟子入りした時期は明確にはなっていないが、時系列がストⅢより前であるストⅣシリーズにおけるケンの勝利メッセージに「弟子入りはもう受け付けていない」とあるのではその時点で既にケンに師事していた…と思われていた。

ところが、ⅣとⅢの間の物語であるストⅤのゼネラルストーリーに登場した際シャドルーのF.A.N.Gに襲われたところをケンに助けられるも彼とは初対面であった様子。もしかするとこの時ケンに憧れ弟子入りを目指すようになったのかもしれない。


戦闘スタイル、及びキャラクター性能編集

暗殺拳と松田流柔術を組み合わせたまったく新しいスタイル編集

戦闘スタイルは、主に祖父から習った「松田流柔術」とケンから教わった技を合わせた“自身だけのオリジナルスタイル”の確立を目指しているショーンらしく、更にアレンジを加えており、実質的に独自のスタイルを築いている。(ちなみに実戦空手道とブーメランを組み合わせるとこうなる。→まったく新しいスタイル)

しかし、ストリートファイターⅢの時点では松田流柔術もケンの技もどちらとも中途半端で未熟である。


近年では師匠のケンがショーンの技、あるいは類似した技を使う事もある(例として下記の『ハドウバースト』、ストⅣシリーズのケンが使うウルトラコンボ『紅蓮旋風脚』の一部動作など)。つまりケンが新技開発途中の技をショーンが見て真似たのだろうか?

ショーンはいきなりそんな高度な応用技を真似るより、基本に忠実に練習して、技をきちんと修めた後でアレンジを加える方が強くなれそうなものである。


技の解説編集

必殺技編集

  • ドラゴンスマッシュ

昇龍拳に相当する『ドラゴンスマッシュ』は技後に撃ち下ろしのパンチ追撃を放ったりモーションが異なる(ストリートファイターⅢ2ndまで)などしている(詳細は昇龍拳を参照されたし)。ストリートファイターⅢ3rdでは、自分なりに改良を加えようとしているのか、両手で昇龍拳を放とうとしており、技自体が劣化してしまっている。

  • トルネード

竜巻旋風脚に相当する『トルネード』は動き方は竜巻旋風脚というよりは紅蓮旋風脚の様な動き方。ショーンなりのアレンジがマイナスに働いていない稀有な技で、無印ストⅢのショーンの強さの7割はこれ。強が全段ヒットすると尋常じゃないほどスタン値が溜まる。

  • ショーンタックル

ガードされたら隙だらけのタックル。ヒットすれば相手の足を捕まえて相手をひっくり返し馬乗りになりパンチを何回か出す技。

  • リュウビキャク

いわゆる胴回し回転蹴りである。師匠であるケンも『龍尾脚』を使うほか、『龍閃脚』という浴びせ蹴りのような技もある。『ケンが開発した龍尾脚をショーンが模倣した』のか、『龍閃脚をベースにリュウビキャクが生まれ、それをケンが龍尾脚として取り入れた』のかは不明。


スーパーアーツ

  • ハドウバースト

波動拳に相当する『ハドウバースト』は、必殺技でなくスーパーアーツで使用。気弾の見た目は春麗の『気功拳』に近い。気の練り上げが未熟なためかスーパーアーツとしてはダメージが低く、ゲージを使うため気軽に出せない。その代わりストック数は3と多く、決め撃ちがしやすい。また、ショーンが気の練り上げ方にアレンジを加えたのか、『弾速が速い』という長所を持つ。バースト(Burst)には『勢いよく出る』という意味もあるので、名前通りの技である。

ちなみに、ケンもこの技をカプコンクロスオーバーで放っている。

ケンなら日本語名の必殺技をちゃんと名付けそうなものだが、ショーン命名の『ハドウバースト』という技名をそのまま使っているあたり、『弾速が速い』という長所を持つこの技に一定以上の評価を持ち、ショーンの努力や研究熱心さを認めているのかもしれない。


  • ショウリュウキャノン

『ショウリュウキャノン』はほぼ2回昇龍拳を出す、昇龍裂破と同じモーションの技である。

P連打で二回目の昇龍拳が多段ヒットするようになるという、神龍拳のような特性もある。


  • ハイパートルネード

『ハイパートルネード』は、全体的に動きが激しいのが特徴。始動がショルダータックルで、ヒット後に『トルネード』から浴びせ蹴りでフィニッシュと、ケンの『疾風迅雷脚』並みの豪快さ。

初段のタックルを対処されると膨大な隙を晒すので、キャンセルから繋ぐのが無難。


ゲーム内での性能編集

総合的なキャラクター性能として「1st」及び「2nd」では、各種必殺技の攻撃・無敵判定が強く初心者にも扱いやすい性能であったが、大幅に性能調整が入った「3rd」では各種必殺技の隙が増大するなど、プレイヤーの技量が問われる上級者向けの性能へとガラリと変わってしまっている。


人間関係編集

家族編集

  • 松田金治郎(まつだ きんじろう)

祖父。ブラジルに移民をした日本人である。日系ブラジル人1世。ショーンと姉のララなどに「松田流柔術」を教えた人物。


  • 松田雄一郎(まつだ ゆういちろう)

日系ブラジル人2世。父親。金治郎の息子。


  • ブレンダ・マツダ(ブレンダ・松田)

母親。たぶん生粋のブラジル人?


  • ファビオ・マツダ(ファビオ・松田)

日系ブラジル人3世。7歳年上の兄。『III』の設定では存在のみ明らかになっており、名前は『ストリートファイターV』公式サイトのキャラ図鑑で判明。


センシティブな作品

日系ブラジル人3世。6歳年上の姉。『III』の設定では存在のみ明らかになっていたが、後に2016年春に発売の『ストリートファイターV』にプレイヤーキャラクターとして参戦。マツダ流柔術の達人である。ララはマツダ流柔術にさらに独自のアレンジを加えている。


家族以外の主な人物編集

ケン…師匠。当初はまともな指導をされなかったが、現在はケンから直々に本格的な指導を受けている。

リュウ…当初はケンからの課題として度々拳を交えていた格闘家。ショーンは真剣であったが、とばっちりのリュウの方はやや迷惑がっていた様子。

春麗…ケンから話を聞いた女性格闘家。直接の面識は無かった。

ダン…こちらも直接の面識は無いが、その評判などもケンから聞いているため、他者から同一視された時は不快感を露にする事も(※海外版より)。

若葉ひなた委員長(ジャスティス学園):兄弟弟子にあたるがショーンは本流を習っているため、ある意味彼女達の兄弟子と言える。


春日野さくら…ある意味(特に来歴及び性能的な意味で)彼にとっての最大の天敵。例えば前述のケンの薫陶を受けてようやくごく断片的に波動の力を使えるようになったというのに、素人女子高生=一般人である彼女は別にリュウに師事していない時点でごく当たり前に波動の力を使いこなしている他等々別に公式が意図しているわけでもないのに全力全開で彼の存在を全否定するかのような立ち位置になっている


関連イラスト編集

SFⅢ押忍!! よろしくお願いします!


関連タグ編集

ストリートファイターⅢケン・マスターズショーン(※表記揺れ)

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