メカ豪鬼
めかごうき
「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
『サイバーボッツ』に登場する零豪鬼の原案は、『ゲーメスト』誌の付録に用いられたネタ絵メカゴウキであり、その名称が継承されたのが本作のメカ豪鬼である。
前作『X-MEN VS. STREET FIGHTER』と同じく、本作でも「物語上の黒幕」はアポカリプス。
ただしどちらでも「ゲーム上のラスボス」はアポカリプスではなく、『XvS』では「アポカリプスを倒したキャラ」を操作して、「それまでタッグを組んでいたパートナーキャラ」相手の(ヴァリアブルシステムの要素を排した)一騎打ちが最終決戦となり、これに勝利すると「アポカリプスを倒したキャラ」のエンディングとなる。
『MvS』ではアポカリプス戦の後にラスボスとしてメカ豪鬼が(アポカリプス同様タッグを組まずに単独で)出現、これに勝利すると「パートナーキャラ」のセリフ、「メカ豪鬼を倒したキャラ」のセリフが表示された後、「メカ豪鬼を倒したキャラ」のエンディングとなる。
ノーマルな豪鬼でメカ豪鬼を倒した場合、豪鬼のエンディングに「アポカリプスに改造してもらったダン」が登場する(豪昇竜拳一発で吹き飛ばされている)ほか、ベガでメカ豪鬼を倒した際は、エンディングでベガ自ら「メカ豪鬼を生んだアポカリプスのテクノロジーを手に入れた」と歓喜している。彼等の発言から、メカ豪鬼は「アポカリプスによって改造された豪鬼である」と考えられる。
家庭用移植版では追加要素としてメカ豪鬼を操作可能。
ノーマルな豪鬼を大幅に強化したもので、デザインは豪鬼を基に機械のパーツが追加されたもの。背面には偉大な勇者のような翼をもち、足には一本歯の鉄下駄をはいている。
メイン画像の六本腕は勝利ポーズのもので、戦闘中の腕は二本だけ。
立ち強パンチが追尾性能のある飛び道具になっており、必殺技・ハイパーコンボも豪鬼のそれをベースに全てパワーアップしている。
また技名も
とロボットアニメのようなものに変化している。
豪鬼とは異なり、メカ豪鬼は言葉を発することができないのか、
「ガキンガキンガキン!」
「ブオォォォォン!」
「ズオォォォォォォォォォォォォオ」
といった具合に、勝利メッセージも金属音やモーター音を擬音化したものばかりである。
一方、海外版では
「There is no greater power than me...」(我に勝れる者はなし)
「Kill... Destroy... THat's all I know...」(殺戮、破壊、それが全てだ)
など普通に喋っている。